【記述情報...いかに?】金融庁「記述情報の開示の好事例集2020」を追加・公表

企業会計

【金融庁】「記述情報の開示の好事例集2020」の追加・公表(2021/02/16)


 2021年2月16日、金融庁は、昨年11月に公表した「記述情報の開示の好事例集2020」について、追加・公表しました。これにより、
・新型コロナウイルス感染症
・ESG
・経営方針、経営環境及び対処すべき課題等
・事業等のリスク
・経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(MD&A)

の5つの項目で開示例が公表されることとなりました。
 この記事では「記述情報」について考える際にお役に立てる弊誌『企業会計』のバックナンバーをご紹介します(お肩書は発行時のものです。また、制度等は発行時から変更となっている場合がございます)。


2020年4月号 第2特集
先進企業に聞いた‼ 有報の記述情報充実に向けた取組み

 2019年の開示府令の改正により、企業は2020年3月期から、有価証券報告書の記述情報充実に対応することとなりました。しかし多くの企業はどう開示すべきか悩んでいるのではないでしょうか。そこで、有報で先進的な開示をしている企業に、法令等で定められていない頃から積極的に開示をしてきた理由、難しかった点、統合報告書と有報の関係を含め、お話を伺いました。

 

■<Interview>味の素 ――どこに向けても同じことを伝えたい
 稲田慎也(味の素㈱ 財務・経理部 連結会計グループ シニアマネージャー)
■<Interview>丸井グループ ――取組みと成果をわかりやすく伝えたい
 村井亮介(㈱丸井グループ 財務部長)・松本孝洋(㈱丸井グループ 総務部 広報室長)
■インタビューを終えて
 齋尾浩一郎(有限責任 あずさ監査法人 公認会計士)


 当号でお話を伺ったのは、好事例集にも登場する味の素㈱と㈱丸井グループのご担当者様です。トピックは「記述情報を充実させたきっかけ」「作成に関与する部署」「統合報告書や中期経営計画との関係」「マネジメント層の関与」「個別の開示項目」そして熱い想いを詰めた「メッセージ」。記述情報の内容だけでなく、組織全体の動き方や裏話まで、実際に作成されている方々にお話しいただいています。総括をご執筆いただいた齋尾氏にはインタビュアーもお務めいただきました。
 2019年12月、会社に伺う対面形式のインタビューでしたが、今となっては懐かしいです。


  • 『企業会計』2020年4月号
  • 『企業会計』2020年4月号
    定価:2,710円(税込)
    発売日:2020/03/04
    第1特集:2020年3月決算の会計ポイント
    第2特集:有報の記述情報充実に向けた取組み
    特別企画:連結納税制度からグループ通算制度へ

2020年3月号 特集
チェックリストで最終点検! 改正開示府令で変わる有報の作り方2020

 2019年1月31日に内閣府令第3号「企業内容等の開示に関する内閣府令の一部を改正する内閣府令」が公布。金融庁は原則や好事例集を公表し、記述情報充実の流れを後押ししています。投資家との対話に重点を置いた開示が義務づけ・推奨されることとなった今、改めてポイントをチェックしてみては?

 

■開示府令の改正の全体像
 山添清昭(有限責任監査法人トーマツ 公認会計士)
■会計上の見積りや見積りに用いた仮定
 吉田貴富(有限責任 あずさ監査法人 公認会計士)
■監査の状況
 髙橋康之(太陽有限責任監査法人 公認会計士)
■役員の報酬
 村田貴広(EY新日本有限責任監査法人 公認会計士)
■政策保有株式
 大澤美幸(PwCあらた有限責任監査法人 公認会計士)


 2020年3月期から本格化した有価証券報告書の記述情報充実。本特集ではタイトル通り「最終点検」をコンセプトに、開示例分析とチェックリストを使ってポイントを整理しています。



  • 『企業会計』2020年3月号
  • 『企業会計』2020年3月号
    定価:2,710円(税込)
    発売日:2020/02/04
    特集:改正開示府令で変わる有報の作り方2020
    特別企画:2019年会社法改正でどう変わる? 会計・開示の論点整理

2019年4月号 特集
改正開示府令で有報はこう書く!

 2019年1月31日に内閣府令第3号「企業内容等の開示に関する内閣府令の一部を改正する内閣府令」公布、そして2018年12月の好事例集(案)の公表。記述情報充実の潮流が生まれた時の当号特集では、新制度の趣旨・内容を踏まえ、さらには海外企業等の開示例などを参照しつつ、どのような開示を行えばよいか解説します。

 

■経営方針・経営戦略等
 吉井一洋(㈱大和総研 金融調査部 制度調査担当部長)
■事業等のリスク
 三井千絵(㈱野村総合研究所 上級研究員)
■会計上の見積りや見積りに用いた仮定
 髙平 圭(EY新日本有限責任監査法人 公認会計士)
■役員の報酬
 髙橋康之(太陽有限責任監査法人 公認会計士)
■政策保有株式
 吉田貴富(有限責任 あずさ監査法人 公認会計士)
■監査の状況
 大瀧晃栄(SMBC日興証券㈱ 株式調査部 公認会計士)


 2年前の記事ではありますが、もちろん今でもお役に立てるラインナップとなっております。え、2020年3月号特集と被る? いえいえ、取り上げられた事例も異なりますので、2号合わせて読むことで一層理解が深まるはずです。


  • 『企業会計』2019年4月号
  • 『企業会計』2019年4月号
    定価:2,710円(税込)
    発売日:2019/03/04
    特集:改正開示府令で有報はこう書く!
    特別企画:2019年3月決算対策

2021年2月号 特集
withコロナ時代の決算の課題 20年3月期との違いはこれだ!

 最新の開示動向はいかに? 本年3月期を見据えた企画ですが、コロナ禍で記述情報の重要性が叫ばれるなか、何がポイントなのかをまとめた本特集もまた、お役に立てるはずです。

 

■想定される3つのパターン 株主総会までのスケジュール
 濱口耕輔(長島・大野・常松法律事務所 弁護士)・小林輝一(長島・大野・常松法律事務所 弁護士・公認会計士)
■不正リスクへの対処 ――内部統制・情報セキュリティを点検する
 木村秀偉(赤坂有限責任監査法人 公認会計士)
■監査基準の適用がスタート! 会計上の見積り
 山田義隆(PwC京都監査法人 公認会計士)
■海外子会社対応 ――不正の防止・発見のための仕組みをつくる
 田邊るみ子(公認会計士)
■コロナ関連開示、こうすればわかりやすい! ――20年3月期の開示好事例に学ぶ
 引頭麻実(東京ガス㈱ 社外取締役)
■業績予想はどう開示すべきか? ――過去事例と研究成果からヒントを探る
 奈良沙織(明治大学准教授)


 コロナ禍2年目、経験の蓄積とともにわかってきたこともあり、それなら対応もできるのでは? というコンセプトの本特集。特に引頭氏の「コロナ関連開示、こうすればわかりやすい!」では2020年度版の好事例集をベースに分析を行っています。ぜひご覧ください。
 また、特別企画「『健康経営』で会社を元気にする」も、コロナ禍で気になっている方は多いのでは?



  • 『企業会計』2021年2月号
  • 『企業会計』2021年2月号
    定価:2,710円(税込)
    発売日:2021/01/04
    特集:withコロナ時代の決算の課題
    特別企画:「健康経営」で会社を元気にする

関連書籍
『本気で取り組むガバナンス・開示改革 ――経営者とアナリストによる価値共創』

 書籍も1点ご紹介。将来の不確実性が高い経済環境の中、企業価値向上や持続的成長に資するガバナンス・開示はどうあるべきか? 近年の改革を踏まえ、企業とアナリストのなすべきことを提示します。

 

■第1章 今、なぜガバナンス・企業開示改革が求められるのか?
■第2章 アナリストの視点の根幹となる「経営基盤」の評価とは? ――金融危機から学んだ教訓の普遍性
■第3章 アナリストの視点①:経営戦略の事業環境との整合性,ビジネスモデルの持続可能性
■第4章 アナリストの視点②:重要性の増すリスク管理を核とした経営管理(ERM)の実効性
■第5章 アナリストの視点③:形式要件の充足を超えたガバナンスの実効性とは?
■第6章 アナリストの視点④:ESGの財務への影響とは? ――気候変動に焦点を当てて
■第7章 アナリストの視点⑤:非財務情報の充実の費用対効果とは?
■補 章 監査報告書に求められる情報価値とは?






(参考)これまでの主な公表物
2018/6/28
 【金融庁】 金融審議会「ディスクロージャーワーキング・グループ」報告
2018/12/21
 【金融庁】 「記述情報の開示に関する原則(案)」
2019/01/31
 内閣府令第3号「企業内容等の開示に関する内閣府令の一部を改正する内閣府令」
 (【金融庁】「企業内容等の開示に関する内閣府令」の改正案に対するパブリックコメントの結果等について
2019/3/19
 【金融庁】 「記述情報の開示に関する原則」
 【金融庁】「記述情報の開⽰の好事例集」(2018年度版)
2019/12/20
 【金融庁】 「記述情報の開示の好事例集」(2019年度版)
2020/11/6
 【金融庁】 「記述情報の開示の好事例集2020」(新型コロナウイルス感染症、ESGに関する開示)
2021/02/16
 【金融庁】 「記述情報の開示の好事例集2020」追加・公表 ←NEW!


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 金融庁では今後、「記述情報の開示の好事例集2020」に、「監査の状況」、「役員の報酬等」等の項目を追加するとともに、2019年11月に公表した「政策保有株式:投資家が期待する好開示のポイント(例)」を更新、また必要に応じて「記述情報の開示に関する原則」に反映していくことにより、開示内容全体のレベルの向上を図ることも予定しているとのことです。