企業価値に連動する人的資本経営戦略

保田 隆明 編著
佐々木 聡 編著

定価(紙 版):3,080円(税込)

発行日:2024/07/19
A5判 / 232頁
ISBN:978-4-502-50881-3

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本の紹介
お題目だけではない、ステークホルダー全体から評価される生きた人的資本経営を行うために何が必要なのか。実務家や機関投資家の視点を交え、経営・財務戦略の両面から解説。

目次

第Ⅰ部 戦略的視点
第1章 人的資本経営と財務戦略

第2章 コー ポレートバリューにより,未来の組織を1つにする

第3章 経営戦略と人材戦略の連動

第4章  人的資本経営とパーパスの位置づけ:人的資本経営の対外発信とコーポレートブランディング

第Ⅱ部 財務的視点および株式市場からの評価
第5章 人的資本経営と企業業績および株価との関係性

第6章  ダイバーシティ&インクルージョン(D&I):企業開示における機関投資家視点

第7章 株式市場から評価される人的資本情報開示

第8章 人的資本情報開示の定性評価と人工知能技術の活用

第9章 企業の変革を通じた企業価値向上のケーススタディ

第Ⅲ部 具体的な取り組み
第10章 エンゲージメントとウェルビーイング

第11章 新しい働き方(ハイブリッドワーク)と人的資本経営

著者紹介

保田 隆明(ほうだ たかあき)
[プロフィール]
神戸大学大学院経営学研究科教授
同研究科事業創造&地方創生センター長
大手外資系投資銀行を経て起業。同事業売却後,ベンチャーキャピタルファンド,金融庁金融研究センター,小樽商科大学准教授等を経て,2015年9月から神戸大学大学院経営学研究科准教授,2021年4月から現職。
2019年8月より2021年3月までスタンフォード大学客員研究員として米国シリコンバレーに在住し,SDGs/ESGに向けた社会変革,企業変革について主にソーシャルファイナンスを中心に研究した。一橋大学経済学研究科客員研究員も兼任し,数社の社外取締役や監査役を兼務。博士(商学)早稲田大学。

[主な著作]
『ふるさと納税の理論と実践』"Crowdfunding : Lessons from Japan's Approach" 『コーポレートファイナンス戦略と実践』,論文「購入型クラウドファンディングの役割に関する地域金融機関の認識と実施体制」「電子地域通貨の利用者と加盟店の利活用に関する研究」「ふるさと納税の地域アントレプレナーシップへの示唆」など多数。

佐々木 聡(ささき さとし)
[プロフィール]
パーソル総合研究所 上席主任研究員,立教大学大学院 客員教授リクルートにて組織変革や人的資本経営に関する事業に携わった後,ヘイ コンサルティング(現:コーン・フェリー)において人材開発領域ビジネスの事業責任者を経て,パーソル総合研究所 執行役員 コンサルティング事業本部長に就任。慶應義塾大学大学院修了

[主な著作]
『日本の人的資本経営が危ない 強みを活かした変革の戦略』(日経BP 日本経済新聞出版)
『日本的ジョブ型雇用』(湯元健治との共著・日本経済新聞出版)