体系現代会計学第11巻戦略管理会計

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淺田 孝幸 責任編集
伊藤 嘉博 責任編集

定価(紙 版):3,520円(税込)
価格(電子版):3,520円(税込)

発行日:2011/07/15
A5判 / 344頁
ISBN:978-4-502-43920-9

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本の紹介
現代会計の最高の研究成果を集大成したシリーズ第11巻。事業活動の経済的・社会的価値を評価し、意思決定を支援する多様な管理会計手法を詳説して新しい論点を究明。

目次

第1章 戦略管理会計の考察
第1節 はじめに
第2節 経営戦略論と管理会計との交渉
第3節 管理会計と戦略的課題との相互作用とその分析のフレームワーク
第4節 戦略的パースペクティブと組織間管理会計の展開
第5節 戦略管理会計と環境経営
第6節 知識経営の管理会計への新たなインパクト
第7節 戦略管理会計の将来性
第8節 まとめ

第2章 組織間管理会計
第1節 企業間関係の戦略的重要性
第2節 企業間関係のマネジメントと管理会計
第3節 組織間管理会計の内容
第4節 組織間管理会計の課題

第3章 戦略実行のための組織変革―脱予算経営の導入
第1節 戦略遂行のための管理会計の発展
第2節 戦略遂行のための思考方法としての脱予算経営
第3節 ストレッチな目標の設定
第4節 計画をコントロールする―ローリング予測の活用
第5節 適切な資源配分の方法
第6節 リーダーシップによる促進と組織
第7節 脱予算経営の今後

第4章 戦略的原価・収益性分析
第1節 レレバンス・ロストと戦略的原価分析
第2節 戦略的ポジショニング分析
第3節 価値連鎖分析
第4節 コスト・ドライバー分析
第5節 戦略的収益性分析
第6節 他の戦略的原価分析・戦略的コスト・マネジメントの研究
第7節 他の戦略論に基づいた分析

第5章 活動基準原価計算
第1節 戦略管理会計システムとしてのABC
第2節 ABCの登場とその発展経緯
第3節 ABCの現状と課題
第4節 TDABCの意義とABC革新の可能性
第5節 ABCの将来展望

第6章 活動基準管理
第1節 ABMの特徴と適用範囲
第2節 ABMを用いた業務プロセスの分析枠組み
第3節 ABMを用いた未利用資源の測定
第4節 ABM適用分野と管理会計技法の展開
第5節 ABM実施上の注意点
第6節 サービス業のABM
第7節 利益志向の原価管理と財務・非財務指標による管理の必要性

第7章 品質コスト
第1節 品質コストの基礎知識
第2節 日本的品質管理と品質コスト
第3節 戦略的コストマネジメントとしての品質コストマネジメント

第8章 環境管理会計
第1節 環境管理会計の意義
第2節 環境管理会計をめぐる海外および日本の動向
第3節 環境管理会計が対象とすべき環境コスト
第4節 USEPAとIFACにおける環境コストの範囲
第5節 環境管理会計の体系
第6節 マテリアルフローコスト会計
第7節 ライフサイクルコスティング
第8節 環境配慮型設備投資決定
第9節 環境配慮型原価企画
第10節 環境予算マトリックス
第11節 環境配慮型業績評価
第12節 環境管理会計の展開可能性

第9章 設備投資の収益性分析
第1節 投資分析の枠組み
第2節 IRR法とNPV法の分析
第3節 キャッシュ・フローの見積り
第4節 NPVとIRRのさらなる検討
第5節 資本コストと管理会計
第6節 資本配分と投資案評価

第10章 バランスト・スコアカード
第1節 グローバル経営の羅針盤
第2節 BSCの意義とその固有性
第3節 多元的業績評価から戦略マネジメントへ
第4節 わが国のBSC経営の現状と課題
第5節 BSC研究の将来展望

第11章 戦略マップ
第1節 戦略マップの意義
第2節 ビジネスモデルと戦略マップ
第3節 戦略マップの適用問題

著者紹介

淺田 孝幸(あさだ たかゆき)

伊藤 嘉博(いとう よしひろ)
[プロフィール]
1953年生まれ
早稲田大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得退学
早稲田大学商学学術院教授
博士(商学)

[主な著作]
「インタンジブルズとしてのCSR―その『見える化』の意義と可能性」『早稲田商學』418/419合併号(2009年)
「CSR活動の経済性評価―マテリアルフローコスト会計革新の可能性」『管理会計学』第18巻2号(2010年)他
『品質コストマネジメントシステムの構築と戦略的運用』(日科技連出版,2005年)
『スタンダード管理会計』(共著,東洋経済新報社,2009年)
『戦略管理会計』(共編著,中央経済社,2011年)他

担当編集者コメント
 研究者だけでなく、実務家にも読んでいただきたい一冊です。
著者から
 本書は、伝統的な業積管理・意思決定の管理会計の枠組みから、戦略管理会計という新たな視角を意識して、そのなかで管理会計の論点を述べたものである。そして、我々のある意味では、試行の産物でもあることをここに陳述したことになる。
 しかし、経営者から見ても、管理会計は戦略課題の解決に資するべきツールであると言えるだろう。リスクとリターンを具体的にかつオペレーショナルなものとして測定してその尺度で事業・プロジェクトや製品・サービスを評価し、意思決定に信頼できる情報を提供する唯一の公式的システムを我々は研究対象にしている。
 この書が多くの方々に戦略管理会計とは何か、あるいは、戦略管理会計は何をその意義とするか、課題は提示していると思っている。