新しいビジネスをつくる―会社を生みだし成長させる経営学

加護野 忠男 編著
吉村 典久 編著

定価(紙 版):2,640円(税込)

発行日:2021/10/19
A5判 / 244頁
ISBN:978-4-502-39471-3

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本の紹介
会社の誕生から始まり、成長の段階で会社や経営者が直面する課題と解決について、経営学の理論を用いて解説する入門書。(発行=碩学舎)

目次



新しいビジネスをつくる
―会社を生みだし成長させる経営学
目次

はじめに 
第1 章 「会社」と「社会」
1 はじめに
2  事例:akippa(1):「社会」に「“なくてはならぬ”をつくる」「会社」
3 「会社」の「社会」に対して果たすべき役割
4 「会社」と「社会」なる言葉のそもそも
5 おわりに

第 2 章 「 会社」を立ち上げるのに必要な「志」
1 はじめに
2 事例:Dari K(ダリケー)
3 企業家と企業家の役割
4 企業家の志:社会企業家
5 おわりに

第 3 章 「 会社」を立ち上げるのに必要な「手段」
1 はじめに
2 事例:akippa(2):合同会社ギャラクシーエージェンシーから
  akippa株式会社へ
3 個人企業から会社企業へ
4 合同会社から株式会社へ
5 おわりに

第 4 章 「 会社」を動かし始めるのに必要な
「表側」の事業戦略

1 はじめに
2 事例:akippa(3):「“なくてはならぬ”をつくる」をビジネスに
3 事業(ビジネス)コンセプトを考える
4 競争に勝つための戦略
5 おわりに

第 5 章 「 会社」を動かし続けるのに必要な
「裏側」の事業戦略

1 はじめに
2 事例:セブン-イレブン・ジャパン
3 「事業システム」として考える
4 おわりに

第 6 章 「 会社」を動かし始める、続けるのに
必要な「カネ」

1 はじめに
2 事例:akippa(4):『資金繰りが苦しい時に読む』本にまで手を出し
3 会社運営・成長に必要な「カネ」の種類
4 会社運営・成長に必要な「カネ」の工面
5 おわりに

第 7章 「 会社」を動かし始める、続けるのに
必要な「カネ」の難しさ

1 はじめに
2 事例:「お好み焼き」でいかに「儲けるか!」
  (損益分岐点)
3 財務諸表
4 株式の公開
5 おわりに

第 8章 「 会社」を動かし始める、続けるのに
必要な「ヒト」の工面

1 はじめに
2 事例:akippa(5):「 自分たちより優秀な人探し」を通じての成長
3 人をどのように探し、選んで採用するのか?
4 雇用関係のあり方(雇用形態)にはどのようなものがあるか?
5 おわりに

第 9 章 「 会社」を動かし始める、続けるのに
必要な「ヒト」の難しさ

1 はじめに
2 事例:ネットフリックス
3 やる気を理解して人を動かす(モティベーション)
4 リーダーになって人を動かす(リーダーシップ)
5 おわりに

第 10 章 「 会社」をさらに動かし続けるのに
必要な企業戦略

1 はじめに
2 事例:akippa(6):他社との提携を通じての成長
3 経営戦略を構成するもの
4 多角化戦略
5 おわりに

第 11章 「 会社」をさらに動かし続けるのに
必要な国際化の戦略

1 はじめに
2 事例:エースコックベトナム
3 国際化とは
4 国際分業の戦略
5 おわりに

第 12章 「 会社」をさらに動かし続けるのに
必要な「ヒト」と「ヒト」の関係

1 はじめに
2 事例:Google
3 チームとはどのようなものか
4 おわりに

第13 章 再度、「会社」と「社会」:
地域と連携することで地域と会社の双方が
発展する経営について

1 はじめに
2 会社と地域の関係:これまで学んできてきたことを振り返りながら
3 事例:北海道テレビ放送
4 地域企業の成長戦略
5 おわりに

第14 章 会社を生みだし成長させる者たち:
経営者・補佐役の果たすべき役割

1 はじめに
2 経営者の果たすべき役割
3 補佐役の果たすべき役割
4 全体のおわりに



著者プロフィール
〈編著者〉
加護野忠男・吉村典久


著者紹介

加護野 忠男(かごの ただお)
[プロフィール]
甲南大学特別客員教授,神戸大学名誉教授,経営学博士。
1947年生まれ、神戸大学経営学部卒業、1975年神戸大学大学院経営学研究科博士課程修了。1988年神戸大学経営学部教授、1999年神戸大学大学院経営学研究科教授、2011年より現職。

[主な著作]
『経営はだれのものか:協働する株主による企業統治再生』(日本経済新聞出版社、2014年)、『経営の精神:我々が捨ててしまったものは何か』(生産性出版、2010年)、『「競争優位」のシステム:事業戦略の静かな革命』(PHP新書、1999年)、『組織認識論:企業における創造と革新の研究』(千倉書房、1988年)、『企業のパラダイム変革』(講談社新書、1988年)、『経営組織の環境適応』(白桃書房、1980年)、『ゼミナール経営学入門』(共著、日本経済新聞社、1993年)、『日米企業の経営比較』(共著、日本経済新聞社、1983年;組織学会賞)、『日本企業の多角化戦略』(共著、日本経済新聞社、1981年;日経図書文化賞)。

吉村 典久(よしむら のりひさ)