碩学舎ビジネス双書MBAが考えるヘルスケア経営―その戦略と組織

加護野 忠男 編著

定価(紙 版):2,750円(税込)

発行日:2021/01/21
四六判 / 328頁
ISBN:978-4-502-36411-2

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本の紹介
目先の転職のためでも仕事を休んで就学するのでもない、今の職場で働きながら学ぶからこそ得られる価値とは。業界の最前線に身を置きながら経営学を学んだ成果と経験を語る。(発行=碩学舎)

目次



碩学舎ビジネス双書
MBAが考えるヘルスケア経営その戦略と組織
目次

第1部激動期のヘルスケア事業にMBAが果たす役割
第1章 神戸方式MBAのコンセプト
 はじめに
 事業コンセプトをめぐる3つの問い
 誰 に
 何 を
 井の中の蛙、天の深きを知る
 い か に
 実践を通じた学習の深化
 B J L
 3つの工夫
 講義体系

第2部MBAで学んだヘルスケアの経営学
第2章 MBA体験からのヘルスケア産業への提言
 本書の成り立ち
 第2部への解題
第3章 MRチームの組織学習をうながす
 1 なぜMBAを目指したのか
 2 なぜ神戸大学MBAを選んだか
 3 神戸大学MBAでの学び
 4 おわりに
 Column  リーダーシップの理論
第4章 ユーザー起点の医療機器開発
 1 医師、MBAに学ぶ!
 2 魂をゆさぶられる経験
 3 急速輸液装置開発で起業!
 4 医療機器開発の新しい形〜ユーザー起点での医療機器開発
 5 おわりに
 Column  情報の粘着性仮説7
第5章 大手製薬会社と創薬ベンチャーの協業
 1 なぜMBAを目指したか
 2 なぜ神戸大学MBAを選んだのか?
 3 神戸大学MBAで得たもの、MBAへの思い
 プロジェクト研究での企業への訪問調査
 5 受験を考えている皆様へ
 6 アーリーステージの創薬型バイオベンチャーの資金調達
 7 おわりに
 Column  創薬におけるベンチャー企業の台頭
第6章  バイオクラスターにおける創薬イノベーションの形成要因
 1 なぜMBAを目指したか
 2 磨きがかかったタイムマネジメント能力
 3 神戸大学MBAでの学び1
 4 バイオクラスターとしての神戸医療産業都市
 6 おわりに
 Column  クラスター
第7章 創薬におけるアカデミアの役割と課題
 1 なぜMBAを目指したか
 2 医師であるのにMBA?
 3 産学連携における創薬アカデミアと企業のギャップ 
 4 おわりに
 Column  医薬品の開発プロセス
第8章 新薬の販売段階における提携の形成要因
 1 なぜMBAを目指したか
 2 神戸大学MBAの受験を決める
 3 体力と気力の勝負
 4 製薬企業間の新薬の販売段階における提携
 5 おわりに
 Column  M&Aと提携
第9章  医薬品の探索研究段階におけるプロジェクトマネジメント
 1 なぜMBAを目指したか
 2 直面していた仕事の壁
 3 神戸大学MBAでの学び
 4 探索研究段階のプロジェクトマネジャー
 5 おわりに
 Column  プロジェクト組織
第10章 医療用医薬品の市販後における価値拡大
 1 なぜ、MBAを目指したか
 2 試行錯誤の日々
 3 神戸大学MBAに感じた魅力
 4 想像を超える環境変化
 5 市販後の医療用医薬品の価値拡大
 6 おわりに
 Column  顧客価値
第11章 研究者をマネジャーに育てるために何が必要なのか
 1 なぜMBAを目指したか
 2 なぜ神戸大学MBAを選んだか
 3 神戸大学MBAでの学び
 4 製薬企業における研究職から管理職への移行
 5 おわりに
 Column  キャリア開発
第12章 次世代リーダー育成
 1 なぜMBAを目指したのか
 2 新たな視点や考え方に触れたい
 3 神戸大学MBAでの学び
 4 シックスシグマアサインメント
 5 本研究のインプリケーション 
 おわりに
 Column  シックスシグマ
第13章 医薬品企業のコーポレートガバナンス
 1 なぜMBAを目指したか
 2 MBAで経験したこと
 3  医薬品企業社の定量分析と役員名のインタビューから
   見えてきたもの
 4おわりに
 Column  コーポレートガバナンス
あとがき
執筆者紹介



著者プロフィール
■編著者紹介
加護野忠男(かごの ただお)
編集、第1章、第2章、column
1947年、大阪に生まれる。1970年、神戸大学経営学部卒業。1975年、
同大学院博士課程修了。同講師、助教授を経て、1988年同教授。経
営学博士。2011年甲南大学特別客員教授。2019年より神戸大学社会
システムイノベーションセンター特命教授。専攻は、経営戦略、経
営組織。企業統治。
 近著『経営の精神』生産性出版、2010年、『コーポレート・ガバナ
ンスの経営学』(共著)有斐閣、2010年、『日本のファミリービジネス:
その永続性を探る』(奥村昭博他と共編著)中央経済社、2011年、『経
営はだれのものか』日本経済新聞出版社2014年、『松下幸之助に学ぶ
経営学』日本経済新聞出版社、2016年、『松下幸之助:理念を語り続
けた戦略的経営者』(編著)PHP研究所、2016年、『日本のビジネス
システム:その原理と革新』(山田幸三と共編著)有斐閣、2016年。



著者紹介

加護野 忠男(かごの ただお)
[プロフィール]
甲南大学特別客員教授,神戸大学名誉教授,経営学博士。
1947年生まれ、神戸大学経営学部卒業、1975年神戸大学大学院経営学研究科博士課程修了。1988年神戸大学経営学部教授、1999年神戸大学大学院経営学研究科教授、2011年より現職。

[主な著作]
『経営はだれのものか:協働する株主による企業統治再生』(日本経済新聞出版社、2014年)、『経営の精神:我々が捨ててしまったものは何か』(生産性出版、2010年)、『「競争優位」のシステム:事業戦略の静かな革命』(PHP新書、1999年)、『組織認識論:企業における創造と革新の研究』(千倉書房、1988年)、『企業のパラダイム変革』(講談社新書、1988年)、『経営組織の環境適応』(白桃書房、1980年)、『ゼミナール経営学入門』(共著、日本経済新聞社、1993年)、『日米企業の経営比較』(共著、日本経済新聞社、1983年;組織学会賞)、『日本企業の多角化戦略』(共著、日本経済新聞社、1981年;日経図書文化賞)。