Ｍ＆Ａ Booklet／“Ｍ＆Ａ大国”中国のリアル

本の紹介

中国でのＭ＆Ａを成功させるには、中国インテリジェンスの活用が不可欠。中国企業の経営者やチャイナエリートがどのように中国を分析し、戦略立案を行っているかを紹介する。

第1章　中国インテリジェンスの基本
1　中国理解のための情報の多様性
2　中国市場の因数分解
3　中国企業の因数分解
4　中国の日本に対する見方の変化

第2章　最新の中国データと政策動向
1　中国経済の現状をデータで読む
2　中国はインドをどう見ているか
3　中国の政策動向とM&A
4　中国M&Aの重点分野
5　重点分野のM&Aとトップレベルの特許件数

第3章　中国企業のM&Aと市場動向
1　中国M&Aの推移
2　中国M&Aの参謀
3　中国のAI投資動向
4　中国企業による海外M&Aの動向
5　日本企業とのM&A
6　その他のM&Aに関する留意事項と動向

第4章　現在の中国を知る―M&Aへの視点
1　出島となった「新香港」
2　中国の人材動向と政策

第5章　今後の中国M&A展開のために
1　中国との協業戦略「With CHINA」の潮流
2　新たな中国M&Aの局面に向けて

福谷 拓弥（ふくや たくや）
［プロフィール］
株式会社KOBO　Partner/Co-Founder
上海財経大学注冊会計系を飛び級で卒業後、香港の監査法人や中国・日本のコンサルティングファームにて、中国市場を中心としたファイナンシャル・アドバイザリー（FA）および戦略コンサルティング業務に従事。
2018年に日中間のクロスボーダー投資および事業提携支援を目的にKOBO CAPITALを設立。上場・未上場を問わず、日中企業に対して自己勘定投資、共同投資、FA業務を提供している。
これまでに、コージンバイオ株式会社（東証グロース177A）取締役、JETRO北京アドバイザーなどを歴任。現在は、医療AIベンチャーであるメディカルブリッジ株式会社の代表取締役を務めるほか、複数の投資先企業で社外取締役として企業価値向上に関与している。

［主な著作］
『海外M&Aの実務－中国・香港』（中央経済社，2024年）