新版 会計学入門〈第8版〉―会計・監査の基礎を学ぶ

千代田 邦夫

定価(紙 版):3,300円(税込)

発行日:2024/02/16
A5判 / 316頁
ISBN:978-4-502-48731-6

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本の紹介
会計学の全体像を日立とパナソニックの実例をもとに解説するロングセラーの入門書。第8版では、最新の財務諸表に差し替えるとともに制度改正をフォローしてさらに充実。

目次

第1章 会社の実態とは?―K君の疑問
第2章 複式簿記とは?
第3章 損益計算書とは?
第4章 貸借対照表とは?
第5章 キャッシュ・フロー計算書とは?
第6章 一般に公正妥当と認められる企業会計の基準とは?
第7章 原価の計算とは?
第8章 公認会計士監査とは?
第9章 K君と教授との対話

著者紹介

千代田 邦夫(ちよだ くにお)
[プロフィール]
1966年 早稲田大学第一商学部卒業
1968年 早稲田大学大学院商学研究科修士課程修了
1968年 鹿児島経済大学助手,講師,助教授(~1976年)
1976年 立命館大学経営学部助教授(~1984年)
1984年 立命館大学経営学部教授(~2006年)
2006年 立命館大学大学院経営管理研究科教授(~2009年)
2009年 熊本学園大学大学院会計専門職研究科教授(~2012年)
2012年 早稲田大学大学院会計研究科教授(~2014年)
2013年 公認会計士・監査審査会会長(~2016年)
現 在 立命館大学大学院経営管理研究科客員教授
    立命館アジア太平洋大学(APU)客員教授
    MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社監査役
    寺崎電気産業株式会社取締役監査等委員
    星和電機株式会社取締役監査等委員
    経営学博士・公認会計士

[主な著作]
単著
『新版会計学入門―会計・監査の基礎を学ぶ』(第8版),中央経済社,2024年
『経営者はどこに行ってしまったのか―東芝 今に続く混迷』中央経済社,2022年
『現場力がUPする課長の会計強化書』中央経済社,2019年
『財務ディスクロージャーと会計士監査の進化』中央経済社,2018年
『闘う公認会計士―アメリカにおける150年の軌跡』中央経済社,2014年
『監査役に何ができるか?』(第2版),中央経済社,2013年
『現代会計監査論』(全面改訂版),税務経理協会,2009年
『会計学入門―会計・税務・監査の基礎を学ぶ』(第9版),中央経済社,2008年
『貸借対照表監査研究』中央経済社,2008年
『日本会计』李敏校閲・李文忠訳,上海財経大学出版社,2006年
『課長の会計道』中央経済社,2004年
『監査論の基礎』税務経理協会,1998年
『アメリカ監査論―マルチディメンショナル・アプローチとリスク・アプローチ』中央経済社,1994年(日経・経済図書文化賞,日本会計研究学会太田賞,日本内部監査協会青木賞)
『公認会計士―あるプロフェッショナル100年の闘い』文理閣,1987年
『アメリカ監査制度発達史』中央経済社,1984年(日本公認会計士協会学術賞)
共編著
『体系現代会計学第7巻 会計監査と企業統治』中央経済社,2011年
共訳
『ウォーレスの監査論―自由市場と規制市場における監査の経済的役割』同文舘出版,1991年

担当編集者コメント
会計学全般(簿記、財務会計、原価計算、監査)を解説した定番書籍の最新版。

各分野を単純に解説するのではなく、冒頭に日立・パナソニックの決算書をもとに、それを読み込んでいくかたちに工夫されていますので、会計の意義をよりリアルに実感できると思います。

また、近年大学の会計学入門といった導入科目では、以前のような全体を広く薄く講義するかたちから、「決算書を読む」をコンセプトにした講義が増えていますが、本書は約30年前に出版されており、その先駆けともいえる内容です。

さらに財務会計の内容は、他の薄めのテキストより詳しく解説されており、財務会計のテキストとしてもよいですね。

監査の章は、千代田先生のご専門だけに、熱い想いが感じられます。

もう1点、本書の特徴として資料「日経経済図書文化賞」「日本会計研究学会太田・黒澤賞」「日本会計学会賞」の一覧表があります。
これにより、会計研究の大きな流れが読み取れますね。

長年読み継がれているロングセラーテキスト、大学生やビジネスパーソンの皆様、ぜひぜひご活用ください!