ChatGPTの法律

中央経済社
田中 浩之
河瀬 季
古川 直裕
大井 哲也
辛川 力太
佐藤 健太郎
柴崎 拓
橋詰 卓司
仮屋崎 崇
唐津 真美
清水 音輝
松尾 剛行

定価(紙 版):1,980円(税込)

発行日:2023/06/22
A5判 / 168頁
ISBN:978-4-502-47021-9

送料について
本の紹介
ChatGPTの基本と技術から、法的枠組みの中での使用上のポイントを解説。AI倫理、個人情報保護法、著作権法などの論点も深掘り。ChatGPT利用の勘所がわかる。

目次

はしがき 

第1章 ChatGPT の概要
 1 ChatGPT とは?/ChatGPT 登場の背景
 2 ChatGPT の仕組みと限界
 3 ChatGPT の利用態様
 4 ChatGPT の特徴を踏まえた,利用にあたっての論点

第2章 ChatGPT でできること【活用例】
 1 ChatGPT の「活用」の意義
 2 ChatGPT の概要
 3 活用のための視点
 4 ChatGPT の活用例
 5 規約上の留意点

第3章 ChatGPT と AI 倫理
 1 はじめに
 2 ChatGPT の倫理総論
 3 プライバシー
 4 セキュリティ
 5 公平性・バイアス
 6 仕事の未来
 7 誤情報
 8 有害発言
 9 悪用・誤用
 10 人間の操作
 11 その他の課題
 12 まとめ

第4章 ChatGPT と個人情報保護法上の課題
 1 ChatGPT サービスと GDPR 違反の問題
 2 他の個人データ保護機関の動き
 3 生成 AI をめぐる各国の規制の動き
 4 ChatGPT をめぐる日本の規制の動き
 5 イタリアの GPDP による ChatGPT に対する GDPR 上の問題点の指摘
 6 過去の法執行(エンフォースメント)事例
 7 LLM を利用したサービスにおける日本の個人情報保護法上の問題点
 8 今後の ChatGPT サービスの展望と課題

第5章 ChatGPT を個人・ビジネスで利用する際の留意点
Ⅰ ChatGPT の利用上留意すべき関係法律の整理と簡単な概要
 1 本稿の目的
 2 留意すべき関係法律の整理
 3 関係法律の概要
Ⅱ ChatGPT を個人(フリーランス)で利用する際に注意すべきこと
 1 ChatGPT の利用に際して留意すべき法令,契約等
 2 フリーランスが ChatGPT を利用する場面ごとにおける注意点
Ⅲ ChatGPT 利活用企業に発生するリスクとは
 1 リスクの全体像と捉え方
 2 各利用シーンで発生し得る法的リスクの具体例
Ⅳ 社内ガイドラインへの落とし込みと守らせ方
 1 活用すべきサービスの選定
 2 入力情報の整理
 3 ガイドラインのサンプル
 4 運用開始後に注意すべき点
Ⅴ ChatGPT を学校で利用する際に注意するべきこと
 1 教育現場における ChatGPT の利用をめぐる議論の概要
 2 学校と ChatGPT―著作権法の観点から
 3 ChatGPT と学校教育―その他の問題点
 4 ChatGPT と学校教育が共存する未来
Ⅵ その他法律・技術にまつわる,困ったとき・ふとした
  ギモン Q&A-秘密保持義務を中心に-
Q1 ChatGPT を業務で利用することが秘密保持義務に違反しないか
Q2 どのような情報が ChatGPT に入力できない秘密情報に当たるか
Q3 ChatGPT を使用する際に秘密保持義務との関係で気を
  つけるべき業務の類型と対応策について教えてほしい

第6章 ChatGPT の未来
 1 はじめに―技術的制約から未来を見据える
 2 将来期待されるさらなる高度化の展望
 3 ビジネスにおける活用の展望
 4 将来の ChatGPT に対する規制のあり方
  ―革新的テクノロジーの社会受容のために
 5 ビジネスパーソンや専門職にとってのキャリアデザインの方向性

著者紹介

中央経済社(ちゅうおうけいざいしゃ)

田中 浩之(たなか ひろゆき)

河瀬 季(かわせ とき)

古川 直裕(ふるかわ なおひろ)

大井 哲也(おおい てつや)

辛川 力太(からかわ りきた)

佐藤 健太郎(さとう けんたろう)

柴崎 拓(しばざき たく)

橋詰 卓司(はしづめ たくじ)

仮屋崎 崇(かりやざき たかし)

唐津 真美(からつ まみ)

清水 音輝(しみず おとき)

松尾 剛行(まつお たかゆき)

担当編集者コメント
書評はこちら