人口減少・少子高齢化社会の政策課題

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清家 篤 編著
西脇 修 編著

定価(紙 版):3,080円(税込)

発行日:2023/03/27
A5判 / 212頁
ISBN:978-4-502-45311-3

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本の紹介
“量から質への方向転換”のために何が必要か。人口減少・少子高齢化を前提に、日本の経済・社会を持続可能なものとするための制度・政策・慣行について総合的な戦略を示す。

目次

はじめに

第1章 議論の背景と問題提起(清家篤・西脇修・山田久・大倉紀彰)
 1 議論の背景 
 2 問題提起 
 3 人口減少・少子高齢化社会を迎える日本と国際経済 
 4 人口減少・少子高齢化社会と労働生産性 

第2章 デジタルの与えるインパクト(高部陽平・丹羽恵久・中川正洋)
 1 なぜ,今,デジタルか 
 2 デジタルトランスフォーメーションとは 
 3 デジタル変革の成功の鍵とは 
 4 DXは日本では進んでいないのか 
 5 新型コロナでDXは加速するのか 
 6 DXを成功に導く経営の在り方とは 
 7 行政のデジタル化 
 8 日本におけるデジタル化の格差を縮小するために 

第3章 デジタル・セーフティネットの構築と給付付き税額控除(森信茂樹)
 1 マイナンバー制度とデジタル・ガバメント 
 2 フリーランス,ギグ・ワーカーのセーフティネット 
 3 デジタル・セーフティネットの構築 
 4 給付付き税額控除 
 5 口座付番の必要性 

第4章 人的資本への投資と活用(安井健悟)
 1 人的資本投資としての教育の重要性と女性の人的資本の活用
 2 高等教育の現状 
 3 大学院教育と賃金の関係について 
 4 非認知スキルの果たす役割 
 5 人的資本の活用 
 6 人的資本への投資と活用を促進するために取り組むべきこと

第5章 医療・介護の持続と健康(伊藤由希子)
 1 減らすことによる効率化,という発想 
 2 COVID-19が問う日本の医療提供体制
   ―機能分化の必要性― 
 3 健康を実現するために医療介護以外の資源を用いる 
 4 医療・介護の持続と健康 

第6章 社会保障と財源論(権丈善一・有利浩一郎・山下護)
 1 社会保障の意義 
 2 資産の配分状況の考慮の必要性 
 3 社会保障と財源構成 
 4 財政・社会保障の持続可能性の確保 
 5 債務残高対GDP比とプライマリーバランス 
 6 将来の社会保障費の規模 
 7 高齢化率,社会保障給付規模及び租税・社会保険料負担 
 8 勤労者世帯と無職世帯(大半が高齢者世帯)の収入階級別の金融資産保有状況 
 9 債務残高対GDP比の推移とコロナ禍における短期債の増発 
 10 団塊の世代の後期高齢者入りと社会保障財政への影響 

第7章 国土・インフラ
―地域経済を産業集積政策の変遷から見る―(大久保敏弘・武藤祥郎)
 1 集積の利益(プレミアム)と外部不経済 
 2 我が国における産業集積の形成 
 3 市町村レベルの政策現場の実態 
 4 デジタル化の進展と地域経済の変貌
   :テレワーク化の進展と「オフィスの未来」 
 5 今後の「国土」に係る議論において意識されるべきこと 

第8章 地域社会と環境保全(大倉紀彰)
 1 人口と環境(概観) 
 2 人口減少社会における環境政策の基本的方向性 
 3 人口減少時代における環境政策の視点からの国土・土地利用のあり方 
 4 人口減少社会と経済政策としての環境政策(環境経済政策)

第9章 人口減少・少子高齢化社会と観光産業(星野佳路)
 1 観光立国とは 
 2 観光立国を考える上での5つのポイント 
 3 その他 

第10章 人口減少社会での食料・農業・農村のあり方(島村知亨)
 1 人口減少・少子高齢社会の食料・農業・農村への影響 
 2 我が国の食料・農業・農村の状況 
 3 食料・農業・農村の観点からの考察 
 4 海外市場への展望について 

第11章 人口減としての「2040年問題」と地方自治体のあり方(牧原 出)
 1 「2040年問題」の浮上 
 2 「2040年問題」の検討過程 
 3 人口減のための地方自治の再構築 
 4 新型コロナウイルス感染症の時代の地方自治 
 5 「人口減型社会」とは? 

著者紹介

清家 篤(せいけ あつし)

西脇 修(にしわき おさむ)