- 本の紹介
- 最近の人事のキーワードである「ジョブ型」はどのようなもので日本の雇用をどのように変えるのか、また課題は何か。「メンバーシップ型」との対比を軸に各界の論者が語る。
目次
はじめに
序章 本書の企画趣旨 (八代充史 )
第1章 ジョブ型雇用の経済分析(清家篤)
1 ジョブ型雇用で本当に大丈夫か
2 ジョブ型雇用と労働市場
3 ジョブ型雇用と人的資本投資
4 ジョブ型雇用と企業帰属意識
5 ジョブ型雇用と女性や高齢者の就労促進
6 仕事の未来世界委員会報告から見たジョブ型雇用
7 相対的に考える
第2章 ジョブ型vsメンバーシップ型と労働法(濱口桂一郎)
1 ジョブ型は古くさいぞ
2 就職と採用
3 解雇
4 ヒトの値段、ジョブの値段
5 定年と高齢者雇用
6 ジョブ型だった公務員制度
7 障害者という別枠
8 外国人材
9 ではどうなるの?
第3章 日本的ジョブ型雇用(中村天江)
―人材起点の日本企業が選んだカタチ―
1 日本企業の挑戦
2 ジョブ型とメンバーシップ型
3 日本的ジョブ型雇用
4 ジョブ型採用
5 ジョブ型雇用とタレントマネジメントの併用
6 ロール型雇用
7 人事制度改革の行方
第4章 国家公務員制度とジョブ型vsメンバーシップ型(植村隆生)
1 ジョブ型とメンバーシップ型
2 1947年国家公務員法制定時に予定されていた人事制度
3 職階制が実施されなかった主な理由
4 2007年国家公務員法改正前までの公務員制度と人事管理
5 2007年国家公務員法改正と職階制の廃止
6 2007年国家公務員法改正後の公務員人事管理
7 近年の公務員人事管理の傾向
8 新自由主義的な観点からの公務員制度改革
9 メンバーシップ型人事管理の持続可能性
10 デジタル庁の試み「公務員人事管理に関する報告」
11 人事院「公務員人事管理に関する報告」(2021年8月10日)
12 これからの公務員人事管理
第5章 コンサルタントが現場目線でみたジョブ型vsメンバーシップ型(山本紳也)
1 コンサルティングキャリアで見てきたジョブ型の実態
2 雇用と人材マネジメント
3 社員意識と組織風土の形成
4 これからの日本企業の模索
終章 本書のまとめ八代充史
補論 慶應義塾大学産業研究所とHRM研究会(八代充史)
おわりに