会計不全―デジタライゼーションは会計をどう変えるか

アル・ビマニ
奥村 雅史

定価(紙 版):3,080円(税込)

発行日:2022/12/05
A5判 / 192頁
ISBN:978-4-502-43991-9

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本の紹介
ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの教授Al BhimaniのAccounting Disruptedの翻訳。更なるDX時代に向けて、会計はどのように変わるのか、変わらなくてはならないか。

目次

第1章 会計の破壊
デジタル経済を作り直すグローバルな力/ビジネスは何を求めているか/強力なデータパワーには大きな責任が伴う/なぜデータは増えるのか/もし財務が立ち止まったら

第2章 解き放たれたデジタライゼーション
なぜ財務は変化しているのか/デジタルの台頭/ブロックチェーン技術/ロボティック・プロセス・オートメーション/人工知能/ビッグデータ・アナリティクス/意思決定と情報:警告!

第3章 財務の悩み
ビジネスはもはや直線的ではない/戦略にまつわる伝承/“?”の重要性/売上高が多いと利益も多いのか/新しいテクノロジーは会計をどのように混乱させるか/今後の展開

第4章 コスト管理が重要であるかのように
会計の支柱/リターンのないリスク/ボリュームはストーリーの半分/企業が利益を生み出す仕組み/利益だけではない/範囲による成長

第5章 学習がすべて
速く学んでコスト削減をスピードアップ/インテリジェント学習/ペダルを踏む

第6章 パフォーマンスの変化
パフォーマンス管理の新しい目標/そもそも誰のパフォーマンスなのか/オペレーションが戦略に近づく/デジタライゼーションへのインセンティブ/データがもたらすもの/デジタライゼーションがすべての企業を異なるものにする/データ中心かつ直感的であることについて/予測的パフォーマンス管理/デジタライゼーションの追跡方法

第7章 デジタライゼーションと監査
ビッグデータ:監査における大きな疑問/RPA,AI,監査/ブロックチェーンはここにある

第8章 マインドをうまく変えよう
一体化と克服:新しいデータマントラ/どんなスキルが必要か/デジタルのリスク/データの裏側に注意!/「ニューノーマル」とは何か

著者紹介

アル・ビマニ(ある びまに)

奥村 雅史(おくむら まさし)
[プロフィール]
早稲田大学教授 博士(商学) (早稲田大学)
全国経理教育協会簿記能力検定試験上級審査会委員
早稲田大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得。早稲田大学助手、福島大学助教授、名古屋市立大学助教授等を経て現職。主要著書に『利益情報の訂正と株式市場』(中央経済社)、『デジタル技術の進展と会計情報』(編著、中央経済社)、『全経簿記上級 原価計算・管理会計テキスト(第4版)』(共編著、中央経済社)などがある。