ケースで学ぶ実践への法学入門〈第2版〉―考え方を身につける

富永 晃一
丸橋 昌太郎
大江 裕幸
島村 暁代
山代 忠邦
定価:2,200円(税込)

発行日:2022/04/19
A5判 / 204頁
ISBN:978-4-502-42931-6

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本の紹介
これから法学を学び、法的素養を身に着けたいと考える方のための実践的入門書。法学を使いこなすための考え方と、その基盤となる基本的な知識を、具体例に沿って解説する。

目次

第2版 はしがき
はしがき

イントロダクション
 Ⅰ  法の機能 
   1.法を知らない場合/法を利用しない場合 
   2.法を知っている場合/法を利用する場合 
 Ⅱ  本書で法学をどう学ぶか 
   1.インプット編 
   2.アウトプット編 

第1部 インプット編
第1章 法とは何か

 Ⅰ  法とは何か? 
   1.「規範」って何? 
   2.「国家による…実現」とは? 
   3.「強制を通じて」とは? 
 Ⅱ  「法」と「法律」 
   1.制定法の意味での「法律」 
   2.国会が議決する法という意味での「法律」 
 Ⅲ  「法」はどこに書いてあるのか…「法源」 
 Ⅳ  三権分立と裁判所 
   1.三権分立 
   2.立法(国会) 
   3.行政(内閣) 
   4.司法(裁判所) 
 Ⅴ  「法学」とは? 

第2章 法の構造
 Ⅰ  条文の各部分の呼称(条・項・号,前段・後段,1文・2文,枝番号) 
   1.条・項・号 
   2.1文/2文,本文/ただし書 
   3.条文の「枝番号(枝番)」 
 Ⅱ  条文から「ルール」を読み取る 
   1.民事法の場合:「〜であれば,〜できる」 
   2.民事法以外の場合:基本的には同じ 
   3.目的規定,定義規定など 
 Ⅲ  松本ケースの再検討 
 Ⅳ  法律の構造 

第3章 法の適用(1) 法的三段論法
 Ⅰ  法的判断のプロセス 
   1.事例の分析 
   2.法の適用 
 Ⅱ  実践してみよう 
   1.規範の定立 
   2.あてはめ 
   3.結 論 
 Ⅲ  まとめ 

第4章 法の適用(2) 解釈
 Ⅰ  解釈の必要性 
   1.法律用語の難しさ 
   2.法律用語の不明確さ…「解釈」とは 
 Ⅱ  解釈の手法 
   1.解釈の方針…目的論的解釈,文理解釈,論理的解釈 
   2.解釈の呼び方…拡張解釈,縮小解釈 
   3.解釈の論理…類推解釈・反対解釈 

第5章 判例,学説,行政解釈
 Ⅰ  解釈の種類 
   1.裁判所の解釈 
   2.行政解釈 
   3.法学者の解釈(学説) 
   4.判例と学説の違い 
 Ⅱ  民事事件の判例の読み方 
   1.判決はどういう構成になっているか 
   2.「理由」の一般論(規範の定立)・事実認定と適用・結論を捉える 
   3.審級関係と最高裁判決の読み方 

第6章 法分野の概観
 Ⅰ  法分野の概観 
 Ⅱ  それぞれの法分野の特色と活用場面 
   1.公 法 
   2.民事法 
   3.刑事法 
   4.その他 
 Ⅲ  注意事項 
 Ⅳ  松本ケース 
   1.労働法の視点 
   2.行政法の視点 
   3.刑事法の視点 
   4.民事法の視点 

第2部 アウトプット編
第7章 調査と発表

 Ⅰ  発表資料の作り方 
   1.必要性 
   2.形 式 
   3.構 成 
   4.引用方法 
 Ⅱ  調査資料の入手 
   1.法 令 
   2.判 例 
   3.行政解釈 
   4.学 説 
 Ⅲ  調査の進め方 
 Ⅳ  発表,議論の進め方 
   1.発表の方法 
   2.議論の進め方について 

第8章 判例の読み方,調べ方
 Ⅰ  まずは裁判書(判決文,決定文)を読もう 
 Ⅱ  判例評釈を読もう 
 Ⅲ  自分で事例問題を作ってみよう 

第9章 判例の射程って何だろう
 Ⅰ  判例の基本情報 
   1.判例・条文を探す
   2.事実関係を理解する 
   3.法律の条文を理解する 
 Ⅱ  判例の理論的分析 
   1.争点を理解する 
   2.結論と理由付けを整理する 
   3.多数意見と個別意見(理由付けの違いの意義) 
 Ⅲ  判決の射程を考える 

第10章 解釈の限界はどこまでか考えてみよう
 Ⅰ  当罰性の検討 
 Ⅱ  構成要件該当性の検討1 
 Ⅲ  構成要件該当性の検討2 
 Ⅳ  立法と罪刑法定主義 

第11章 論述問題を解いてみる
 Ⅰ  単に事実をあてはめる問題 
   1.Caseと答案例 
   2.解 説 
 Ⅱ  解釈が必要な問題 
   1.Caseと答案例 
   2.解 説 

第12章 総合問題を解いてみる
 Ⅰ  Case 
 Ⅱ  解 説 
   1.刑事法の視点 
   2.行政法の視点 
   3.民事法の視点 
   4.労働法の視点 
   5.残された検討課題 

著者紹介

富永 晃一(とみなが こういち)

丸橋 昌太郎(まるはし しょうたろう)

大江 裕幸(おおえ ひろゆき)

島村 暁代(しまむら あきよ)

山代 忠邦(やましろ ただくに)