ビジネスモデル創造企業

伊藤 嘉浩
定価:5,940円(税込)

発行日:2021/09/22
A5判 / 408頁
ISBN:978-4-502-39501-7

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本の紹介
優れたビジネスモデルの多角的分析と競争分析、そしてビジネスモデル・イノベーションの創造プロセスについて、独自の創発的ビジネスモデルの視点から調査し、理論を構築。

目次

序 章 本書の目的と構成

第Ⅰ部 優れたビジネスモデル戦略の分析

第1章 パートワークマガジンの事例
第2章 消耗品ビジネスモデルの分析
第3章 映画料金を中心とするシネコンの事例

第Ⅱ部 ビジネスモデルの進化と競争の分析

第4章 ビジネスモデルのローカライゼーション:
ネスカフェバリスタの事例
第5章 企業間でのビジネスモデルの進化と相互作用:
インクジェットプリンターの事例
第6章 プラットフォーム・エンベロープメント戦略の
実行プロセス:マイクロソフトとクライテリオンの事例
第7章 マルチサイド・プラットフォームにおける
ニューレイヤー参入・競争戦略

第Ⅲ部 ビジネスモデル・イノベーションの調査分析

第8章 創発的ビジネスモデルのイノベーション(1):
巣鴨信用金庫の事例
第9章 創発的ビジネスモデルのイノベーション(2):
マルコメの業務用味噌汁サーバーの事例
第10章 創発的ビジネスモデルのイノベーション(3):
アスクルの事例
第11章 創発的ビジネスモデルのイノベーション(4):
ベンチャー企業12社の事例
第12章 組織間共創を通じた創発的ビジネスモデルの
イノベーション:
ポケモンGOを用いた被災地観光復興の事例
第13章 創発的ビジネスモデルのマクロ・イノベーション:
ふるさと納税の事例
第14章 ビジネスモデル・イノベーションの事例の比較分析
結 章  本書の内容の総括

著者紹介

伊藤 嘉浩(いとう よしひろ)
[プロフィール]
長岡技術科学大学大学院工学研究科情報・経営システム工学専攻教授。

1964年東京に生まれる。1988年早稲田大学理工学部卒業、
1990年同大学院理工学研究科修士課程修了、
1998年法政大学大学院社会科学研究科経営学専攻修士課程修了。
2005年東北大学大学院経済学研究科博士後期課程修了、博士(経営学)。
キヤノン株式会社研究員、山形大学人文学部法経政策学科准教授、
長岡技術科学大学大学院工学研究科情報・経営システム工学専攻准教授を経て、現職。
専門分野は、経営戦略論、ビジネスモデル論、マーケティング、
イノベーション・マネジメント。

研究成果としてIndustrial Marketing Managementと
『一橋ビジネスレビュー』をはじめ国内外の有力学術雑誌に
論文を54編発表。日本情報経営学会2017年度学会賞「論文賞」受賞。

[主な著作]
<主要研究業績>
伊藤嘉浩(2019)『イノベーションと革新的マーケティングの戦略』文眞堂。
伊藤嘉浩(2013)『新規事業開発のマネジメント:社外からの著名効果の分析』白桃書房。
Takeda, A. and Ito, Y. (2021) “A Review of Fintech Research,"
International Journal of Technology Management, in press.
Ito, Y. (2018) “Interorganizational Business Development Utilizing Legitimacy
for Resource Mobilization in Large Firms: Successful and Unsuccessful Cases," Industrial Marketing Management,
75: 80-89.(同ジャーナルのTarget Article(目標論文)に選定された。)
伊藤嘉浩(2016)「創発的ビジネスモデルのイノベーション:巣鴨信用金庫の事例」
『一橋ビジネスレビュー』64(1): 156-169.
伊藤嘉浩(2016)「プラットフォーム・エンベロープメント戦略の
攻撃と防衛の実行プロセス:マイクロソフトとクライテリオンの事例」
『日本情報経営学会誌』36(3): 71-85.(日本情報経営学会2017年度学会賞「論文賞」受賞。)

著者から
本書では,企業,組織,地域が優れたビジネスモデルを創造するための理論とマネジメントを事例研究を主に用いて記述・分析した。優れたビジネスモデルの多角的分析に続き,ビジネスモデルの競争分析について,ビジネスモデルのローカライゼーションと,二面市場プラットフォームでのニューレイヤー戦略という新しい理論を展開した。さらに,ビジネスモデル・イノベーションについて,事前に意図した計画だけでなく,事後に現場から創造される創発的ビジネスモデルという独自概念を提示して,有用な理論構築を行った。
とげぬき地蔵に関するビジネスからふるさと納税まで,膨大なフィールドワークに基づく多様な事例の調査分析に加え,筆者の希有な実務経験による参与観察事例も加えた。有力学術雑誌の査読論文13編の内容を大幅に加筆して再編集した本編とともに,興味深い話題を解説するコラムを豊富に加えた。
研究者や学生だけでなく,広く様々な業界や地域の企業と組織の実務家に是非読んでほしい。コロナ渦での企業のビジネスモデルの変革のためにも必読の書である。