ファミリーガバナンス―スムーズな事業承継を実現するために

階戸 照雄 編著
加藤 孝治 編著
三井住友信託銀行株式会社
デロイト トーマツ税理士法人

定価(紙 版):2,860円(税込)

発行日:2020/06/03
A5判 / 204頁
ISBN:978-4-502-34471-8

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本の紹介
ファミリービジネスを円滑に経営するためには、コーポレートガバナンスを踏まえた上で、「家族」との良好な関係を構築するガバナンスであるファミリーガバナンスが重要になる。

目次



ファミリーガバナンス
─スムーズな事業承継を実現するために
目次

はじめに 
序  章
●ファミリービジネスにおけるガバナンス
●ファミリービジネスが承継するもの
●ファミリービジネスの個別の特徴に着目
 Column 序-1 プライベートバンカー視点からのファミリービジネス⑴

第Ⅰ部理論と歴史に学ぶファミリーガバナンス
第1章 ファミリービジネス概説
 第1節 ファミリービジネスとは
 第2節 ファミリービジネスの特徴
 Column 1-1 ファミリービジネスの3つの重要な研究視点

第2章 ファミリーガバナンスとは何か
 第1節 コーポレートガバナンス
 第2節 コーポレートガバナンスの類型化
 第3節 ファミリーガバナンスとは何か
 Column2-1 ファミリーガバナンスにおける統治システム
 Column 2-2 プライベートバンカー視点からのファミリービジネス⑵
  
第3章 日本の歴史に学ぶファミリーガバナンス
 第1節 江戸明治時代の日本企業のファミリーガバナンス
 第2節 三井におけるファミリービジネス運営
 第3節 明治時代のファミリービジネスの課題と解決策
 Column3-1 変化に対応したファミリービジネスの生き残り戦略
 Column3-2 明治民法の制定
 Column3-3 日本における財閥経営とファミリービジネス

第Ⅱ部後継者育成事業承継に役立つ解決策
第4章 パラレルプランニングプロセスモデル
 第1節 パラレルプランニングプロセスモデルの概要
 第2節 価値観とビジョン
 第3節 戦略と投資
 第4節 ガバナンスからスチュワードシップへ
 第5節 ファミリービジネスの「5つの問題(5つのC)」

第5章 永続的な発展のためのファミリーオフィス
 第1節 ファミリーオフィスとは何か
 第2節 資産管理会社を活用した事業承継
  1.資産管理会社の活用で期待されるポイント
  2.資産管理会社の活用における留意点
 第3節 ファミリーオフィスの活用事例
  事例1  後継者への経営承継資金としての活用事例
  事例2  ファミリーオフィス新設によるガバナンス強化
  事例3  ファミリーオフィス活用によるウェルスマネジメント
  事例  クロスボーダーでの活用事例
 Column5-1 米国国籍者,米国居住者に関する米国税務上の論点14
 Column5-2 海外移住のトレンド

第6章 事業承継対策における信託の活用
 第1節 事業承継における信託活用の背景
  1.新信託法の成立
  2.「信託を活用した中小企業の事業承継円滑化に関する研究会」
  3.「民事信託」の浸透
 第2節 事業承継における信託活用スキーム
  1.遺言代用信託(自益信託型)
  2.株式の生前贈与信託(他益信託型)
  3.後継ぎ遺贈型受益者連続信託
 第3節 民事信託の活用について
  1.受託者としての資質能力
  2.信託スキームの継続性の担保
  3.専門家の活用
 Column6-1 自社株式の信託を活用した社会貢献
 Column6-2 事業承継税制の活用を検討する上での留意点

終  章
●PPPモデルに見るファミリービジネスのポイント
●日本社会の特徴である「イエ構造」に見る事業承継
●「三方よし」の精神を持ったファミリーガバナンス


著者プロフィール
<編著者紹介>
階戸照雄(しなと・てるお)
日本大学大学院総合社会情報研究科 教授。日本大学博士(国際関係)
1978年大阪外国語大学(現・大阪大学)卒業,富士銀行(現・みずほフィナンシャルグループ)入行。社費留学中,INSEAD MBA取得,2003年朝日大学経営学部教授,2006年日本大学大学院総合社会情報研究科教授,2012年同研究科長
専攻:経営戦略,ファミリービジネス,財務会計主著:『ファミリービジネス最良の法則』(翻訳)(2015,ファーストプレス),『日本のファミリービジネス 第1章(日本は世界一のファミリービジネス大国)・第7章(ファミリービジネスのガバナンス)』(2016,中央経済社),『これからの銀行論』(2019,中央経済社)など
連絡先:shinato.teruo@nihon-u.ac.jp

加藤孝治(かとう・こうじ)
日本大学大学院総合社会情報研究科 教授。日本大学博士(総合社会文化)
1988年京都大学経済学部卒業,日本興業銀行(現・みずほフィナンシャルグループ)入行。在籍中に日本大学大学院総合社会情報研究科博士後期課程修了。2015年目白大学経営学部教授,2019年日本大学大学院総合社会情報研究科教授
専攻:流通論,経営組織論,ファミリービジネス
主著:『Next Marketを見据えた食品企業のグローバル戦略』(2015,ぎょうせい),『ようこそ小売業の世界に─先人に学ぶ商いのこころ─』
(2015,商業界),『日本のファミリービジネス 第5章(ファミリーアントレプレナーの特性)』(2016,中央経済社)。『これからの銀行論』(2019,中央経済社)など
連絡先:kato.koji115@nihon-u.ac.jp


著者紹介

階戸 照雄(しなと てるお)
[プロフィール]
日本大学大学院総合社会情報研究科 教授。日本大学博士(国際関係)
1978年大阪外国語大学(現・大阪大学)卒業、富士銀行(現・みずほフィナンシャルグループ)入行。社費留学中、INSEAD MBA取得、2003年朝日大学経営学部教授、2006年日本大学大学院総合社会情報研究科教授、2012年同研究科長
専攻:経営戦略、ファミリービジネス、財務会計
連絡先:shinato.teruo@nihon-u.ac.jp

[主な著作]
『ファミリービジネス最良の法則』(翻訳)(2015、ファーストプレス)、『日本のファミリービジネス 第1章(日本は世界一のファミリービジネス大国)・第7章(ファミリービジネスのガバナンス)』(2016、中央経済社)、『これからの銀行論』(2019、中央経済社)など

加藤 孝治(かとう こうじ)
[プロフィール]
日本大学大学院総合社会情報研究科 教授。日本大学博士(総合社会文化)
1988年京都大学経済学部卒業、日本興業銀行(現・みずほフィナンシャルグループ)入行。在籍中に日本大学大学院総合社会情報研究科博士後期課程修了。2015年目白大学経営学部教授、2019年日本大学大学院総合社会情報研究科教授
専攻:流通論、経営組織論、ファミリービジネス
kato.koji115@nihon-u.ac.jp

[主な著作]
『Next Marketを見据えた食品企業のグローバル戦略』(2015、ぎょうせい)、『ようこそ小売業の世界に-先人に学ぶ商いのこころ-』(2015、商業界)、『日本のファミリービジネス 第5章(ファミリーアントレプレナーの特性)』(2016、中央経済社)。『これからの銀行論』(2019、中央経済社)など

三井住友信託銀行株式会社(ミツイスミトモシンタクギンコウカブシキカイシャ)
[プロフィール]
三井住友トラスト・グループの中核企業。個人取引部門では不動産を含めた資産運用や管理・承継に関する幅広いサービス、法人取引部門では銀行、信託、不動産などの各機能を融合させたサービスを提供する。プライベートバンキング業務では、長年蓄積された「信託銀行ならではの資産にかかわる豊富な知識と経験」と「社内外のスペシャリストが連携し資産を守る総合力」を結集し、質の高いサービスを展開。その一環として実務家の立場でファミリービジネスに資するコンサルティングにも積極的に取り組む。

デロイト トーマツ税理士法人(でろいと とーまつぜいりしほうじん)
[プロフィール]
日本最大級の監査法人グループ「デロイト トーマツ グループ」の一員であると同時に、世界四大会計事務所の一つ「デロイト トウシュ トーマツ リミテッド」のメンバーファームの一員でもある。国内外での豊富な実績を誇る税務サービスに加え、監査・コンサルティング・ファイナンシャルアドバイザリー・法務の領域でも総合的なサービスを提供する。ファミリーコンサルティングはグローバルネットワークを活かしオーナーファミリー及びファミリービジネスに寄り添う「番頭さん」機能をワンストップで揃え、世代を超えた家族と事業の成長と継承を支援する。
www.deloitte.com/jp/family-consulting-jp

担当編集者コメント
「ファミリービジネス学会賞(2021年) 著書の部」を受賞しました。(2021/9/30)