会計制度の実証的検証

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ダン・ハーマン
井上 達男
ウェイン・トーマス

定価(紙 版):3,960円(税込)

発行日:2009/02/25
A5判 / 284頁
ISBN:978-4-502-29230-9

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本の紹介
Journal of Accounting Researchなどの査読雑誌に掲載された著者の9本の実証研究を①財務諸表の有用性、②経営者行動と利益調整、③子会社利益アノーマリーの3部構成で翻訳収録。

目次


会計制度の実証的検証
目次

 編者まえがき

第?部 財務諸表の有用性
 第1章 日本の財務諸表を米国GAAPに準拠して
       再表示するメリットはあるのか
  1 はじめに
  2 先行研究の結果
  3 仮説設定
   3.1 日本の財務諸表の再表示と情報の質
   3.2 日本の財務諸表の再表示と比較可能性
  4 研究デザイン
   4.1 モデルの特定
   4.2 データ
  5 実証結果
   5.1 1年後利益変動を説明する財務会計データの能力
   5.2 再表示された財務会計データの比較可能性
  6 結  論
  [参考文献]

 第2章 日米における利益構成要素の持続性と予測正確性
  要  約
  1 はじめに
  2 関連文献
  3 利益構成要素モデル
   3.1 税引前当期純利益モデル
   3.2 経常・特別モデル
   3.3 営業・非営業モデル ……ほか
   3.4 全区分モデル
  4 サンプル情報と記述統計量
  5 実証分析
   5.1 利益構成要素の持続係数
   5.2 利益構成要素の予測正確性
  6 結  論
  [参考文献]

第?部 経営者行動と利益調整
 第3章 日本における会計方針選択
  要  約
  1 はじめに
  2 仮説と日本の環境
   2.1 政治コスト
   2.2 債務契約条項
   2.3 ボーナス報酬制度 ……ほか
  3 データおよび研究デザイン
   3.1 日本のGAAP
   3.2 利益戦略モデル
  4 実証結果
   4.1 個別の会計方針
   4.2 利益戦略
   4.3 系列分析 ……ほか
  5 要約と結論
  [参考文献]

 第4章 日本における資産売却による利益調整
  要  約
  1 はじめに
  2 関連文献と仮説設定
  3 変数と記述統計量
   3.1 従属変数
   3.2 独立変数
   3.3 サンプル選択 ……ほか
  4 実証分析
   4.1 当期業績によるEISAの分割
   4.2 回帰分析
   4.3 感度分析
  5 結  論
  [参考文献]

 第5章 子会社取引を用いた利益調整
  要  約
  1 はじめに
  2 仮説設定
  3 サンプル選択
  4 実証結果
   4.1 損失回避の利益調整
   4.2 利益減少回避の利益調整
   4.3 負の予測誤差回避の利益調整 ……ほか
  5 結  論
  [参考文献]

第? 部 子会社利益アノーマリー
 第6章 日本における増分子会社利益と将来株式リターンの関係
  1 はじめに
  2 連結利益と親会社個別利益の基礎知識
  3 研究デザイン
  4 サンプル,変数測定値,記述統計量
  5 実証分析
  6 市場の価格付け誤りとリスク統制失敗との区別
   6.1 長期株式リターンとの関係
   6.2 ヘッジポートフォリオ
  7 結 論
 [参考文献]

 第7章 投資者情報知識および利益持続性が日本の子会社利益
       アノーマリーに及ぼす影響
  要  約
  1 はじめに
  2 仮説と研究デザイン
   2.1 投資者の情報知識
   2.2 子会社利益の持続性
  3 サンプルと変数測定
  4 実証結果
   4.1 投資者の情報知識
   4.2 利益の持続性
   4.3 親会社個別利益
  5 結  論
  [参考文献]

 第8章 日本における連結利益予測:子会社利益の増分有用性
  要  約
  1 はじめに
  2 関連文献および仮説
  3 サンプルと研究デザイン
  4 実証結果
   4.1 連結利益予測
   4.2 親会社利益予測
   4.3 連結利益の予測正確性の改善を説明する要因
  5 要約と結論
  [参考文献]

 第9章 日本の連結方針変更がアナリスト予測誤差に及ぼす影響
  要  約
  1 はじめに
  2 先行研究と仮説設定
  3 研究デザイン
   3.1 モデルの特定
   3.2 記述統計量
  4 実際の持続性と持続性に関するアナリストの認識
   4.1 企業規模に関する結果
   4.2 親会社予測数と連結予測数
   4.3 産業に関する結果 ……ほか
  5 要約と結論
  [参考文献]

 索  引

著者プロフィール <編者紹介>
ダン・ハーマン

井上達男

ウェイン・トーマス


























著者紹介

ダン・ハーマン(はーまん だん)

井上 達男(いのうえ たつお)
[プロフィール]
1983年3月 関西学院大学商学部卒業
1988年3月 関西学院大学大学院商学研究科博士課程後期課程単位取得満期退学
1998年4月 関西学院大学商学部教授、現在に至る。
2000年3月 博士(商学)関西学院大学
2014年 公認会計士試験委員(~2016年)

[主な著作]
『財務諸表概論(改訂版)』(共著)同文舘出版、1996年
『アメリカ外貨換算会計論(増補改訂版)』同文舘出版、1998年
『会計制度の実証的検証』(共編)中央経済社、2009年

ウェイン・トーマス(とーます うぇいん)