日本原価計算研究学会 学会賞(著作賞) 受賞『直接原価計算論―学説の変遷とわが国での展開』

受賞

弊社発刊書籍が出版賞を受賞しました。

直接原価計算論―学説の変遷とわが国での展開


高橋 賢 著『直接原価計算論―学説の変遷とわが国での展開』が日本原価計算研究学会 学会賞(著作賞)を受賞しました。 高橋先生おめでとうございます。


[担当編集者コメント]


高橋賢先生、このたびは2025年度日本原価計算研究学会・学会賞(著作賞)の受賞、誠におめでとうございます。
また、審査いただいた諸先生にも厚く御礼申し上げます。

高橋先生は、研究のスタート時より直接原価計算の研究に取り組み、2008年に『直接原価計算論発達史:米国における史的展開と現代的意義』を刊行し、博士(商学、一橋大学)を取得されました。
大学の先生の仕事は、研究のほか、教育、学内業務、さらに学外の公的なお仕事などもあり、中堅以降の年代になるとこれらが積み重なって研究がなかなか進まないという方が大半だと思います。
しかし、高橋先生は最初のご研究書を刊行された後も、コツコツと論文を執筆され、2019年に『管理会計の再構築:本質的機能とメゾ管理会計への展開』、そして2024年に本書『直接原価計算論―学説の変遷とわが国での展開』を刊行されました。
本書が受賞されたのは、高橋先生のたゆまぬ努力の賜物だと思います。
また、後進の研究者の方々にも1つのロールモデルを示せたという点でも、大きな意義があると考えています。

本書は、研究書ではありますが、高橋先生の「研究者にとどまらず、もう少し広く読んでもらいたい」という想いから、第Ⅰ部で全体像を概観しつつ、第Ⅱ部では人に焦点をあてた学説研究を、第Ⅲ部では日本の議論の歴史を整理するなどの工夫がなされています。
これにより実務に従事されている皆さんも、興味のあるところをピックアップして読むことができると思います。

本書により、研究者・実務家ともに直接原価計算への理解を深め、さらに議論を展開していただければ幸いです。
また、高橋先生には、さらなるご研究の成果を見せていただけることを楽しみにしております。


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