経営哲学と人間観―経営者の形而上学的論理に対する批判的考察

岸 泰正

定価(紙 版):3,520円(税込)

発行日:2025/12/23
A5判 / 292頁
ISBN:978-4-502-56221-1

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本の紹介
渋沢栄一、松下幸之助、稲盛和夫の人間の義務、目的、価値の規定に内在する人間尊重毀損の危険性を指摘。二宮尊徳の人間観の現在の人間観への適合性を指摘し再評価した労作。

目次

第1章 序論
1 研究目的と概念定義
2 本書の構成
3 研究目標と研究方法

第2章 経営者の形而上学的論理に関する研究
1 経営者の形而上学的論理について批判的な議論を行う先行研究
2 実際の経営者の形而上学的論理について分析する先行研究
3 視座を持たないその他の先行研究
4 先行研究の限界と問い

第3章 時代に内在する人間観の推定
1 時代背景と人間観の推定Ⅰ
2 時代背景と人間観の推定Ⅱ
3 時代背景と人間観の推定Ⅲ
4 小括

第4章 事蹟に内在する人間観の推定Ⅰ―江戸時代に活動した経営者・経営思想家―
1 鈴木正三の事蹟と人間観の推定
2 石田梅岩の事蹟と人間観の推定
3 二宮尊徳の事蹟と人間観の推定
4 小括

第5章 事蹟に内在する人間観の推定Ⅱ―明治期に活動した経営者・経営思想家―
1 渋沢栄一の事蹟と人間観の推定
2 波多野鶴吉の事蹟と人間観の推定
3 小括

第6章 事蹟に内在する人間観の推定Ⅲ―大正・昭和期に活動した経営者・経営思想家―
1 松下幸之助の事蹟と人間観の推定
2 稲盛和夫の事蹟と人間観の推定
3 小括

第7章 批判的議論のための形而上学的論理の抽出
1 経営哲学と構造の把握
2 経営哲学からの形而上学的論理の抽出
3 小括

第8章 形而上学的論理に対する批判的議論と人間観に関する考察
1 批判的議論のための形而上学的論理の定式化
2 形而上学的論理・人間観に対する批判的議論
3 時代,事蹟を考慮した人間観に関する考察

第9章 結論
1 本書の成果と意義
2 本書の限界と今後の研究課題

著者紹介

岸 泰正(きし やすまさ)
[プロフィール]
九州情報大学中小企業経営研究センター客員研究員。
KDDI社員。中小企業診断士。明星大学経済学部経済学科非常勤講師。
京都大学農学部農林経済学科卒業。法政大学大学院政策創造研究科修了(修士,政策学)。
法政大学大学院公共政策研究科博士後期課程単位取得退学。
1965年(昭和40年)岡山市生まれ。
1987年,通信自由化後の創業間もない第二電電(DDI)(現 KDDI)の事業立ち上げに参画。以来,技術開発,営業,役員秘書,経営企画,総務,人事等に携わり,2025年よりKDDI金融子会社の人事・人材マネジメント職務に従事。
専門は経営哲学,人材マネジメント。

[主な著作]
「経営者哲学に関する研究―思想の解明―」『経営哲学』(第20巻1号,16-32頁,2023年)
「経営者哲学に関する研究―史的変遷の解明―」『法政大学大学院紀要』(第92号,108-138頁,2024年)
「経営者哲学に関する研究―発達心理学の視点からの影響の解明―」『法政大学大学院公共政策志林』(第12号,61-76頁,2024年)