碩学叢書/ユーザー発案者効果―ユーザー創造製品のマーケティング・コミュニケーション戦略

岡田 庄生

定価(紙 版):3,960円(税込)

発行日:2024/02/28
A5判 / 208頁
ISBN:978-4-502-48681-4

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本の紹介
「ユーザーのアイデアから生まれた」という情報を消費者に伝えることにより購買意向を高める効果を「ユーザー発案者効果」と名付け、そのメカニズムと条件などを解明。(発行=碩学舎)

目次

序章 ユーザー発案者効果
1 ユーザー発案者効果の解明が求められる背景
2 研究方法
3 本書の内容

第1章 ユーザー発案者効果研究の意義とその定義
1 本章の概要
2 イノベーションの民主化
3 ユーザー参加型新製品開発の成果と課題
4 ユーザー発案者効果の概念化によって期待される効果
5 非参加消費者を取り込む重要性
6 ユーザー発案者効果の定義
7 まとめ

第2章 ユーザー発案者効果の先行研究レビュー
1 本章の概要
2 ユーザー参加型の新製品開発に関する研究とユーザー発案者効果
3 企業レベル
4 製品レベル
5 消費者レベル
6 まとめと研究課題

第3章 ユーザー発案者効果における革新性の媒介効果
1 本章の概要
2 先行研究のレビュー
3 仮説の構築
4 研究方法
5 研究結果
6 本章のまとめ

第4章 ユーザー発案者効果における制御焦点の媒介効果
1 本章の概要
2 先行研究のレビュー
3 仮説の構築
4 研究方法
5 研究結果
6 本章のまとめ

第5章 製品カテゴリーの違いとユーザー発案者効果の境界条件
1 本章の概要
2 先行研究のレビュー
3 仮説の構築
4 研究方法
5 研究結果
6 本章のまとめ

第6章 制御焦点の違いとユーザー発案者効果の境界条件
1 本章の概要
2 先行研究レビュー
3 仮説の構築
4 研究1:製品タイプの違いが与える影響
5 研究2:広告メッセージの違いが与える影響
6 本章のまとめ

第7章 結論と今後の課題
1 全体のまとめ
2 理論的貢献
3 実務的貢献
4 本研究の課題
5 今後の展望

著者紹介

岡田 庄生(おかだ しょうお)
[プロフィール]
法政大学イノベーション・マネジメント研究センター 客員研究員
博士(経営学)法政大学

1981年東京生まれ。2004年、国際基督教大学教養学部卒。大手広告会社にてクライアント企業のブランド戦略・マーケティング戦略の策定や新商品・新サービス開発などのコンサルティング業務に従事。2019年、法政大学大学院経営学研究科修士課程修了。2022年、同博士後期課程修了。武蔵野大学アントレプレナーシップ学部 客員教授。武蔵野大学アントレプレナーシップ研究所 客員研究員。日本マーケティング学会常任理事。

[主な著作]
『買わせる発想 相手の心を動かす3つの習慣』(講談社)
『お客様を買う気にさせる「価値」の見つけ方』(KADOKAWA)
『プロが教える アイデア練習帳』(日本経済新聞出版社)