大阪経済大学研究叢書第96冊/自律創造型コントロールの理論と実践

浅田 拓史

定価(紙 版):4,620円(税込)

発行日:2023/12/26
A5判 / 272頁
ISBN:978-4-502-48211-3

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本の紹介
従業員が自ら考え、動く組織をどう構築するか。先行研究を詳細に分析し、コマツやLIXIL、マルト水谷といった企業のケースから、新時代の管理会計を解明する。

著者紹介

浅田 拓史(あさだ ひろふみ)

担当編集者コメント
著者が本書で提唱する「自律創造型コントロール」とは、従業員の行動を指示強制するのではなく、彼らを自律的に動機づけながら、それぞれが創造的な役割を果たすことで、共通の目的を達成することを可能にするコントロールです。

第1章~第4章が収録された第Ⅰ部では、自律創造型コントロールの理論的な基礎について先行研究をもとに整理しています。
続く第5章~第7章の第Ⅱ部では、マルト水谷、コマツ、LIXILといった企業における自律創造型コントロールの具体的な実践例を検討しています。
最後の第8章では、自律創造型コントロールとしての管理会計の構築に向けて、第Ⅰ部・第Ⅱ部から得られた洞察を整理しています。


<主な目次>
第Ⅰ部 自律創造型コントロールの理論的基礎
 第1章 マネジメント・コントロール
 第2章 コントロール・システムの機能性を決定づけるコントロール要素間の関係性
 第3章 自律的動機づけと創造性とコントロール・システム
 第4章 自律創造型コントロールとは何か

第Ⅱ部 自律創造型コントロールの実践
 第5章 マルト水谷におっけるアメーバ経営
 第6章 コマツにおけるSVM管理と管理会計改革
 第7章 LIXILにおける管理会計の変革
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 第8章 自律創造型コントロールへと進化する管理会計