顧客経験価値を創造する商品開発入門

高橋 透

定価(紙 版):3,630円(税込)

発行日:2023/06/29
A5判 / 264頁
ISBN:978-4-502-46211-5

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本の紹介
AI、DX時代の経済社会を前提に、顧客の価値変化に寄り添う商品開発の考え方と手法を詳細に解説。徹底した現場重視の目線による基礎から実践までのノウハウが詰まった1冊。

著者紹介

高橋 透(たかはし とおる)
[プロフィール]
ハイテク産業からコンシューマービジネス,官公庁までをコンサルティングする戦略コンサルタント。株式会社ニューチャーネットワークス代表。
主に,大企業や組織のリーダーを対象に,未来を構想し創造するための“成長戦略”の企画構想とその実行支援を行っている。

役員や経営幹部だけを対象にするのではなく,グローバルリーダーシップ研修や現場起点の経営改革手法「ブレークスループロジェクト」など,従来の経営コンサルタントにはない発想で挑戦し続ける。

1996年に経営コンサルティング会社“ニューチャーネットワークス”を設立し,代表取締役を務める。2010年より上智大学非常勤講師(経済学部:コンセプトメイク,全学共通:グローバルベンチャー,理工学部:ものづくり講座)。2016年より「ヘルスケアAIoTコンソーシアム」理事。

[主な著作]
『顧客経験価値を創造する商品開発入門』(中央経済社,2023年),『デジタル異業種連携戦略』(中央経済社,2019年), 『技術マーケティング戦略』(中央経済社,2016年),『勝ち抜く戦略実践のための競合分析手法』(中央経済社,2015年),『90日で絶対目標達成するリーダーになる方法』(SBクリエイティブ,2014年),『GE式ワークアウト』(デーブ・ウルリヒ他著,共訳,日経BP,2003年),『ネットワークアライアンス戦略』(共著,日経BP,2011年),『事業戦略計画のつくりかた』(PHP研究所,2006年 ),『図解でわかる・技術マーケティング』(共著,‎日本能率協会マネジメントセンター,2005年),『研究開発テーマの評価と中止/撤退判断の仕方』(共著,技術情報協会編,2021年),『共同研究開発の進め方,契約のポイント』(共著,技術情報協会編,2020年)などがある。日本能率協会「JMA MANAGEMENT Vol.8 No.5」に『「デジタル異業種連携」を成功させるために』寄稿。技術情報協会『月刊 研究開発リーダー』など寄稿多数。

日経BP社プレミアムサイトに5年間、日経産業新聞WEB「企業マネジメント最新トレンド」へコラム執筆。
ニューチャーネットワークスのコラムサイト「グローバル・エイジ」にて執筆多数。​
https://nuture.co.jp/category/globalage

担当編集者コメント
「モノづくり」から「コトづくり」へ
時代にあわせたヒット商品を生み出し続けるための
組織と開発プロセスの構築方法を7つのコンセプトから詳解する実践書


● 顧客経験価値とは
企業と顧客が長期の信頼関係を構築し、企業が商品・サービスを提供し顧客がその対価を支払うだけではなく、有益な情報を交換したり、企業が顧客の問題解決を支援したり、顧客が企業の商品・サービスを支援したりすることなどを通じて、感覚、感情、思考、行動、共感などの顧客にとって価値のある経験を創発するもの

● 顧客経験価値創造のための7つのコンセプト
①商品の開発ではなく意味の開発を目指す
②新しい意味を創り出せそうな異業種でプロジェクトを組む
③調査分析からではなく、個人の主観からスタートさせる
④世の中の変化の本質をつかむ
⑤計画を立てるよりも身近なことで実証を繰り返す
⑥一商品で終わらせずにコンテクスト化する
⑦ストーリーとしての面白さを妥協しない