商品開発・管理の新展開

商品開発・管理学会

定価(紙 版):3,740円(税込)

発行日:2022/03/29
A5判 / 260頁
ISBN:978-4-502-39431-7

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本の紹介
まぐれ当たりではなく、“ヒットするべくしてヒットする”商品や、“高くても売れる”商品を生み出し、適切に管理するための理論を多岐にわたる分野から考察する。

目次

まえがき ―商品開発・管理学会について―

第1章 商品開発・管理研究の意義
 1 現代における商品開発の意義   
 2 製品イノベーション研究の6つの視角   
 3 本書の構成   
 【コラム】産学連携の商品開発

第2章 機能,価格を最適化するコンジョイント分析
 1 はじめに   
 2 コンジョイント分析の概観   
 3 コンジョイント分析での効用の測定   
 4 コンジョイント分析の手順と解析方法   
 5 コンジョイント分析ソフトと事例紹介   
 6 コンジョイント分析による価格分析   
 7 まとめ   

第3章 地球環境の持続可能性をめざす商品開発・管理
 1 はじめに   
 2 商品づくりの持続可能性   
 3 商品を使用する際の持続可能性   
 4 再生エネルギーの持続可能性   
 5 まとめ   

第4章 基礎技術・シーズから出発するBtoB商品開発・管理
 1 はじめに   
 2 基礎技術・シーズから出発する商品開発の導入場面と課題   
 3 商品開発プロセス   
 4 基礎技術・シーズの実用化   
 5 基礎技術・シーズを基点とするBtoB商品開発事例
   ―光技術を基点に新規事業を展開するツジコー株式会社
 6 まとめ   

第5章 BtoB企業の消費者ニーズ駆動型商品開発・管理
 1 はじめに   
 2 製品開発における市場情報   
 3 分析のフレームワーク   
 4 事例研究   
 5 むすびにかえて   
 【コラム】リサーチ業界における商品開発
   ―「聞く力」を備えたDOさんのネットワーク開発

第6章 社会の再帰性と商品開発
――クール・ジャパンからプラットフォームへ
 1 はじめに   
 2 再帰性の変化と市場   
 3 市場の再帰性と商品開発   
 4 日本の再帰性とクール・ジャパンの可能性   
 5 プラットフォームと商品開発   
 6 結び   

第7章 化粧品デザインにおける経験価値とラグジュアリー戦略
 1 ラグジュアリーブランディング   
 2 化粧品デザインにおけるラグジュアリー戦略   
 3 化粧品デザインの位置づけ   
 4 先行研究   
 5 代表的なラグジュアリーブランドによる事例分析   
 6 おわりに   
 【コラム】食農観光資源活用による経験価値提供と地域観光振興

第8章 商品開発・管理におけるイタリアンデザインの挑戦
 1 はじめに   
 2 主要な研究レビュー,研究の到達点の整理   
 3 有用な技術・技法等の紹介   
 4 ミニ事例 ――ガルデーザ(Gardesa)社の事例   
 5 おわりに――将来のデザイン   

第9章 メディア・リレーションズと新カテゴリー創造のための新商品開発
 1 はじめに   
 2 どのような時に新カテゴリーが創られるのか   
 3 新カテゴリー創造に関わるアクター   
 4 新カテゴリー創造の類型化   
 5 旗揚げ型:和風あん餃子夏目家   
 6 同時多発型:豊橋カレーうどん   
 7 再編集型:食べるラー油   
 8 串刺し型:にいがた朝ごはんプロジェクト   
 9 新カテゴリー創造プロセスとメディア・リレーションズ   

第10章 ゲーミフィケーションを取り込む商品開発・管理
 1 はじめに   
 2 マーケティングにおけるゲーミフィケーション   
 3 マーケティングにおけるゲーミフィケーション実証研究の現在の例   
 4 これからのゲーミフィケーション   

第11章 市場志向を取り入れた組織における商品開発
 1 はじめに   
 2 市場志向概念について   
 3 市場志向と商品開発   
 4 様々な志向性が商品開発におよぼす影響   
 5 おわりに   

第12章 商品開発・管理における研究者・技術者の使命と課題
 1 はじめに   
 2 個人の創造性は如何にして発揮されるか   
 3 独創的な商品開発を行った研究者・技術者   
 4 学生によるプロジェクトの創生   
 5 おわりに   

あとがき

著者紹介

商品開発・管理学会(しょうひんかいはつかんりがっかい)
[プロフィール]
当学会は,2000年5月に準備委員会が設立され,2001年5月に第1回全国大会が名古屋市立大学にて開催された。これまで生産管理,組織管理,マーケティング,消費者行動などをバックグラウンドとする使命感と意欲に溢れた研究者と実務家が集まり,商品開発や商品管理に関する研究成果の発表や情報交換が,学際的に進められてきている。

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