場所のブランド論―プレイス・ブランディングのプロセスと実践手法

若林 宏保
徳山 美津恵
長尾 雅信
宮崎 暢
佐藤 真木

定価(紙 版):3,080円(税込)

発行日:2023/04/14
A5判 / 208頁
ISBN:978-4-502-45621-3

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本の紹介
地区、都市、沿線、島など、様々な単位の場所を“ブランド”にしていく4つのステージに沿って、豊富な事例と有効な手法を組み合わせながら解説していく実践のための入門書。

目次

第1章 場所とは何か
 Episode:あるビジネスパーソンの気づき
 1 場所とは何か
 2 場所の性質
 3 Case Study:場所としての下北沢
 4 まとめ

第2章 プレイス・ブランディングの定義とプロセス
 Episode:ある開発プランナーの危機感
 1 ブレイス・ブランディングとは何か
 2 プレイス・ブランディングのプロセス
 3 まとめ

第3章 場所の意味を探索する
 Episode:ある開発プランナーの危機感
 1 センス・オブ・プレイス発見のための探索手法
 2 センス・オブ・プレイスの分類図
 3 Case Study:真鶴町におけるパターン・ランゲージの活用
 4 Case Study:テキストマイニングを活用した探索
 5 Case Study:AI を活用した SNS 画像分析による探索
 6 Case Study:「みなとみらい」のセンス・オブ・プレイス
 7 まとめ

第4章 場所の意味をつくる
 Episode:あるまちづくりプランナーの葛藤
 1 プレイス・ディレクションとは
 2 Case Study:東急池上線沿線におけるプレイス・ディレクション
 3 Case Study:宮崎市におけるプレイス・ディレクション
 4 まとめ

第5章 協働する
 Episode:あるシェフの展望
 1 協働とは
 2 Case Study:燕三条ブランディング
 3 Co-working の見立て:CVCA
 4 Case Study:嬉野を巡るリアルとバーチャルの融合
 5 Case Study:矢巾町のフューチャー・デザイン
 6 まとめ

第6章 共創する
 Episode:ある新米ママの日常
 1 プレイス・ブランディングにおける共創とは
 2 Case Study:小豆島カメラが映し出す島の常景
 3 Case Study:糸魚川市民から全国に広がる「石のかお」
 4 まとめ

第7章 共有価値を生み出す
 Episode:ある会社員の意識の変化
 1 企業はなぜ,プレイス・ブランディングに関わるのか
 2 Case Study:パソナグループの淡路島での挑戦
 3 Case Study:京王電鉄による事業戦略の転換モデル
 4 まとめ

第8章 場所の意味を共有する
 Episode:ある広報担当職員の悩み
 1 プレイス・ブランディングにおけるコミュニケーションとは
 2 PR 活動によるコミュニケーションの実践手法
 3 Case Study:宮崎市のアクター参加を促すコミュニケーション
 4 Case Study:東急池上線沿線の PR 効果を最大化するコミュニケーション
 5 まとめ

第9章 メタバース時代のプレイスとは
 Episode:ある女子高生にとっての渋谷
 1 Case Study:パラリアルワールドプロジェクト
 2 Case Study:メタバースにおける企業と場所:ビームス メタバース店
 3 メタバース時代のセンス・オブ・プレイスとは
 4 まとめ

著者紹介

若林 宏保(わかばやし ひろやす)

徳山 美津恵(とくやま みつえ)

長尾 雅信(ながお まさのぶ)

宮崎 暢(みやざき のぶ)

佐藤 真木(さとう まき)