課税所得計算の形成と展開

金子 友裕 編著
定価:6,600円(税込)

発行日:2022/02/18
A5判 / 300頁
ISBN:978-4-502-41241-7

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本の紹介
本書は、法人税の基礎概念である課税所得計算に関する歴史的な経緯や先行研究の在り方を整理し、さらに現在から将来に影響すると思われる論点について詳細な検討した研究書。

目次

第Ⅰ部 課税所得計算の歴史的変遷
第1章 わが国法人所得課税の法制度史
第2章 会計と税法の関係及び公正処理基準にかかる裁判例の変遷
第3章 課税所得計算の研究史
第4章 税務会計教育の回顧と展望

第Ⅱ部 課税所得計算に関する学説の研究
第5章 忠佐市の課税所得計算
第6章 渡邊進の課税所得計算
第7章 富岡幸雄の課税所得計算
第8章 新井益太郎の課税所得計算
第9章 武田隆二の課税所得計算
第10章 武田昌輔の課税所得計算

第Ⅲ部 課税所得計算の現代的論点
第11章 課税所得計算の研究手法と展開
第12章 商法・会社法における会計包括規定論の展開
―法人税法との関連性を踏まえて
第13章 公正処理基準の判断における企業会計法的視点の必要性と租税法律主義
第14章 所得税法における会計の三重構造採用に必要な視座
―個人と法人の確定申告・計算書類関連規定の異同に着目して
第15章 海外における企業会計と課税所得計算
第16章 デジタル経済における課税所得計算
(資料) 課税所得計算に関する年表

著者紹介

金子 友裕(かねこ ともひろ)
[プロフィール]
明治大学大学院経営学研究科博士後期課程修了 博士(経営学)
明治大学助手、岩手県立大学講師・准教授、東洋大学准教授を経て、東洋大学教授(現職)。

[主な著作]
『法人税法入門講義』中央経済社、第1版:2016年、第6版:2022年
『課税所得計算の形成と展開』編著、中央経済社、2022年
「「時価の算定に関する会計基準」における「時価」の検討」『産業経理』81(1)、2021年
「消費税法における仕入税額控除の考案」『税法学』(585)、2021年
「インセンティブ報酬の会計と税務」『税務会計研究』(32)、2021年 他多数

担当編集者コメント
法人税の基礎概念について歴史的な経緯や先行研究を詳細に整理し、現代・将来的論点を究明した研究書

〇本書のねらい
本書は、課税所得計算に関するこれまでの歴史的な経緯や先行研究の在り方を整理し、今後に影響する論点の検討を行っています。本書の特徴は、課税所得計算における現在までの研究等を詳細に吟味した上で、現在から将来に影響すると思われる課税所得計算に関する論点を検討している点にあります。
本書は三部構成となっており、第Ⅰ部は課税所得計算の歴史、第Ⅱ部は課税所得計算に関する学説の研究、第Ⅲ部は課税所得計算の現代的論点、について検討を行っています。
なお、歴史的な変遷の整理については、巻末に関連事項も含めて年表の形式で示しており、課税所得計算に関する変遷につき一覧性のある資料を添付しています。これら本書の課税所得計算に関する通時的な検討は、現在における課税所得計算研究の位置づけや課税所得計算の将来にわたる課題に対する方向性を示すだけでなく、今後の研究の基礎ともなりうるものです。

税理士の方、会計事務所にお勤めの方は、日々の業務の本質をあらためて考えるうえで非常に有益ですし、特に大学院で税法を学んでいる方にはぜひ読んでいただきたい内容です!

●会計人コースWEBに掲載されている下記の金子先生へのインタビュー記事は、本書の内容がよくわかるものとなっています。
ぜひご覧ください!

『課税所得計算の形成と展開』の編著者・金子友裕先生にきく 本書の読みどころと税法・税務会計研究のヒント
https://kaikeijin-course.jp/2022/03/09/49211/