DX時代のスポーツビジネス・ロー入門

  • 電子版あり

平尾 覚 監修
佐藤 弥生 監修
稲垣 弘則 編著
西村あさひ法律事務所スポーツプラクティスグループ

定価(紙 版):4,180円(税込)
価格(電子版):4,180円(税込)

発行日:2021/12/27
A5判 / 392頁
ISBN:978-4-502-40691-1

送料について
【bookend版は、特に断り書きのない限り、固定レイアウト型です。】本書を読むためには、専用の電子書籍リーダー「bookend」アプリを入手する必要があります。下記サイトよりご利用の環境に合わせて各OS 対応のbookend をダウンロードしてください。
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本の紹介
スポーツビジネスの最前線に携わっている著者らが、スポンサーシップ、ファンエンゲージメントなどDXを活用したスポーツビジネスを考察! 有識者19名のインタビューも必見!

目次

序章 スポーツの収益源
1 日本のスポーツ産業の現状
2 DXを活用した新たな収益源の創出

第1章 データの利用と取引
1 はじめに~資金循環の出発点としてのデータビジネス
2 スポーツにおけるデータ分析
3 選手の年俸査定におけるデータの利用可能性
4 米国におけるデータの法的整理
5 日本におけるデータの法的整理~データの権利性
6 ウェアラブル端末に関する法規制
7 データビジネスの商流

第2章 テクノロジーを活用した新しいファンエンゲージメント
1 はじめに~新しい収益源としてのファンエンゲージメントの可能性
2 ギフティング(投げ銭)
3 スポーツトークン
4 NFT(ノンファンジブルトークン)
5 クラウドファンディング
6 ファンタジースポーツ
7 スポーツベッティング
8 選手の肖像利用にあたっての留意点

第3章 テクノロジーと放映権
1 はじめに~拡大し続ける放映権ビジネス
2 米国の放映権の仕組み
3 日本のプロスポーツの放映権の仕組み
4 放映権と著作権
5 テクノロジーによる新たな視聴体験の提供
6 日本のプロスポーツ団体の放映権の海外販売
7 近年の独占禁止法の動向と放映権

第4章 テクノロジーとスポンサーシップ
1 はじめに~戦略的パートナーシップとしてのスポンサーシップへ
2 米国におけるスポンサーシップ
3 多様化するスポンサーシップ
4 スポンサーシップにおける今後の課題

第5章 二次流通からの収益化
1 はじめに~二次流通市場からスポーツ団体への還元
2 スポーツビジネスにおける二次流通市場の捉え方
3 チケット二次流通
4 トレーディングカード
5 トークンの二次流通

第6章 スポーツビジネスの未来
1 はじめに~DX時代におけるスポーツ市場規模拡大への指針
2 データビジネスの新しい商流とデータ利用対策
3 権利の価値を高め,新規ビジネスを促進する「攻め」の法制度の構築
4 DXを活用したファンエンゲージメントによる新たな経済圏とファン層の拡大
5 選手に対する資金循環の視点
6 最後に~「攻め」のガバナンスとスポーツ団体内部の専門家の必要性

著者紹介

平尾 覚(ひらお かく)
[プロフィール]
西村あさひ法律事務所パートナー 弁護士
1996年東京大学法学部卒業、1998年検事任官。2001年イリノイ大学ロースクール卒業(LL.M.)、法務省刑事局、福岡地検久留米支部長、東京地検特捜部等を経て、2011年3月退官。同年弁護士登録。
公正取引委員会、証券取引等監視委員会をはじめとする国内当局対応、行政機関との紛争対応、企業不祥事対応、訴訟対応のほか、国際カルテルやFCPA事案等への対応その他海外当局による捜査/調査対応等を手掛ける。
2014年より独立行政法人日本スポーツ振興センター「スポーツ指導における暴力行為等に関する第三者相談・調査委員会」特別委員を務め、スポーツビジネスに関連する企業へのアドバイスも多数手掛けている。

佐藤 弥生(さとう やよい)
[プロフィール]
スポーツビジネスコンサルタント
1996年慶應義塾大学文学部卒業。アートパブリッシャーで国内外の新進アーティストのPRやプロモーション企画等を手がけた後、半年間のアメリカ単独旅行を経て、2000年4月から2001年8月まで東京ディズニーシー建設プロジェクトで通訳として勤務。
2002年ロサンゼルスに移住。2003年1月、ロサンゼルス・ドジャースに1度目の入社。シーズン後退職し、同年11月より香港ディズニーランド建設プロジェクトにコーディネーターとして参加。2005年に帰米後、3カ月間のイタリア語学留学を経て、アメリカのオンラインゲームタイトルを日本語ローカライズする会社の立ち上げに関わる。2008年1月、ドジャース復帰。2019年11月に退職後、日米でスポーツビジネス関連のコンサルタントとして活動を開始し、パシフィックリーグマーケティング株式会社の海外事業開発ディレクターに就任。
2020年開校した開志専門職大学(新潟県)の特別講師も務めている。

稲垣 弘則(いながき ひろのり)
[プロフィール]
西村あさひ法律事務所 弁護士
2007年同志社大学法学部卒業、2009年京都大学法科大学院修了、2010年弁護士登録。2017年南カリフォルニア大学ロースクール卒業(LL. M.)、2017年~2018年ロサンゼルスのSheppard, Mullin, Richter & Hampton LLP勤務。2018年~2020年パシフィックリーグマーケティング株式会社出向、2019年~SPORTS TECH TOKYOメンター、2020年~INNOVATION LEAGUE ACCELERATIONメンター、2021年~経済産業省・スポーツ庁「スポーツコンテンツ・データビジネスの拡大に向けた権利の在り方研究会」委員。
スポーツビジネスにおける実務経験を活かしつつ、日本企業やスタートアップを含めたあらゆるステークホルダーに対してスポーツビジネス関連のアドバイスを提供している。

西村あさひ法律事務所スポーツプラクティスグループ(にしむらあさひほうりつじむしょすぽーつぷらくてぃすぐるーぷ)