プラクティカル管理会計

園田 智昭

定価(紙 版):2,530円(税込)

発行日:2017/06/23
B5判 / 160頁
ISBN:978-4-502-23481-1

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本の紹介
初学者向けのテキスト。理論だけでなく実務に役立てられるように本文の内容を工夫している。また、章末問題も実務にヒントを得て作成した実践的なものとなっている。

著者紹介

園田 智昭(そのだ ともあき)
[プロフィール]
慶應義塾大学商学部教授 博士(商学)[慶應義塾大学] 公認会計士
1986年 慶應義塾大学経済学部卒業
1989年 公認会計士第三次試験合格
1991年 慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程営学·会計学專攻単位取得
2006年 慶應義塾大学商学部教授、現在に至る
公認会計士試験試験委員(2006~2010年まで)、総務省契約監視会委員(2009年~現在)、財務省第3入札等監視委員会委員(2019年~現在)

[主な著作]
『シェアードサービスの管理会計』中央経済社、2006年
『イノベーションと事業再構築』共著、慶應義塾大学出版会、2006年
『原価・管理会計入門』共著、中央経済社、2010年
『プラクティカル管理会計』中央経済社、2017年
『企業グループの管理会計』編著、中央経済社、2017年
『Q&A 管理会計最先端―より深く学ぶためのアプローチ』日本公認会計士協会出版局、2019年
『Q&A管理会計の最先端2―最先端を超えた超先端—』日本公認会計士協会出版局,2020年

担当編集者コメント
慶応大学商学部・園田智昭先生が執筆されたテキストです。
本書の特徴は、次のとおり。

➊本書は、管理会計の入門的な教科書であり、読者としては、初めて学習する学生と社会人の両者を対象として考えています。管理会計の理論を理解している実務家は、意外と少ないため、本書では、理論を説明するだけではなく、学習した理論を実務に役立てられるように、両者の橋渡しを意識した補足的な説明を行い、また実務にヒントを得た問題を作成しました。
❷本書の主要な読者は、授業でこのテキストを使っている大学生になりますが、単に理論や計算を学習することで満足するのではなく、卒業後の仕事での利用を意識しつつ本書を学習していただきたいとの思いから解説しています。
❸書籍の大きさをB5判にし、本文を140ページ程度に抑えました。また、講義を聴きながら書き込みができるように、余白を設けています。
❹One Point、Key Word、コラム(Focus)を多数設けて、ポイントを明確にして、さらに読者が興味を持って読めるように工夫しています。
❺章末の練習問題について、主に穴埋め→計算問題→説明問題→レポート用問題の構成により知識の定着をさせるとともに、思考力を養えるように工夫しています。また、解答欄も設けて解答しやすいようにしました。
❻本書は初学者を対象とした入門書ですが、実務でも利用可能な説明を含んでいますし、公認会計士の試験勉強のために使うこともできるなど、レベルが高めの内容も盛り込まれています。

ちなみに、本書の目次は以下のとおり。
◆Contents
第1章 管理会計とは
第2章 企業の組織形態と業績評価指標
第3章 原価の分類
第4章 CVP分析
第5章 差額原価収益分析
第6章 設備投資の意思決定
第7章 予算管理
第8章 BSCと非財務的指標
第9章 セグメント会計
第10章 製造原価の管理会計
第11章 販売費及び一般管理費の管理会計
第12章 貸借対照表項目の管理会計

私としては、構成とともに章末の練習問題がとてもよく工夫されているのではないかと思っています。
学部の講義・ゼミ等に最適の教材。
ぜひぜひご覧・ご活用ください!