BtoB事業のための成分ブランディング―製品開発と組織購買への応用

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余田 拓郎

定価(紙 版):3,080円(税込)

発行日:2016/06/30
A5判 / 220頁
ISBN:978-4-502-19081-0

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本の紹介
素材や部品、技術を対象とするブランドを成分ブランドという。「ヘルシーリセッタ」「LG21」「ハイドロテクト」などの事例やデータ分析によりその効果を明らかにする。

目次


日本企業のための
シンガポール進出戦略ガイドQ&A

目次

 序

第1章 技術とブランド
 1 ブランド活用の2つの視点
 2 本書の構成

第2章 成分ブランドの実際
 1 成分ブランドの具体例
 2 成分ブランドの認知状況と消費者行動
 3 成分ブランドに関する研究

第3章 製品開発プロセスにおける成分ブランドの関わり  
 1 製品開発プロセス
 2 製品開発の機能統合問題

第4章 成分ブランドと製品開発—イオン発生技術からの考察  
 1 空気清浄機と成分ブランド
  1.1 知名率
  1.2 広告接触経験
 2 空気清浄機市場
  2.1 業務用空気清浄機の登場
  2.2 家庭用空気清浄機市場の誕生
  2.3 家庭のウイルス対策
  2.4 家庭用空気清浄機における主要な技術
  2.5 技術効果を可視化するプロモーション
 3 パナソニック「nanoe(ナノイー)」
  3.1 「nanoe(ナノイー)」の概要
  3.2 ナノイーの変遷と使用例
  3.3 ナノイーの開発背景 
 4 三洋電機「ウイルスウォッシャー」
  4.1 「ウイルスウォッシャー」の概要
  4.2 「ウイルスウォッシャー」の歴史
  4.3 「ウイルスウォッシャー」開発の背景
 5 事例からの発見物
  5.1 トップダウンによるブランド推進
  5.2 部門間の相互作用
  5.3 経営資源の獲得
  5.4 市場志向と技術志向

第5章 成分ブランドと市場志向
 1 市場志向の重要性
  1.1 市場志向とは
  1.2 市場志向をもたらすもの
  1.3 市場志向の成果
 2 市場情報の利用と組織内コミュニケーション
  2.1 市場志向の浸透:市場情報の利用
  2.2 異部門間のコミュニケーション
 3 技術への市場情報の組み込み
  3.1 成分ブランドとは
  3.2 成分ブランドが製品開発プロセスにもたらす効果
  3.3 成分ブランド認知度による効果の違い
  3.4 仮説の提示

第6章 成分ブランドによる製品開発の促進—その効果の検証
 1 調査の概要
  1.1 調査実施概要
  1.2 質問票の設計
 2 分析結果
  2.1 収集されたデータの概要
  2.2 仮説に関する分析結果
  2.3 いくつかの興味深い発見
  2.4 まとめ
 3 成分ブランドのコミュニケーション展開と考察
  3.1 認知度に関する考察
  3.2 コミュニケーション上の示唆
 4 成分ブランドがもたらす製品開発効果

第7章 BtoB購買におけるブランド研究
 1 組織購買行動に関する研究
  1.1 バイグリッド・モデル
  1.2 Webster= Windモデル
  1.3 Shethモデル
 2 BtoB取引における情報探索
 3 組織購買行動と企業イメージ
 4 BtoB領域におけるブランド・エクイティ論
 5 BtoB領域におけるブランド研究からの示唆

第8章 組織購買における成分ブランドの効果
 1 BtoB購買と成分ブランド
  1.1 成分ブランドのコミュニケーション事例
  1.2 IGZOのコミュニケーション
 2 成分ブランドからみた組織購買行動の次元
  2.1 購買への関与者
  2.2 BtoBの購買プロセスと成分ブランド
  2.3 BtoB購買とコミュニケーション 
 3 成分ブランドと購買行動に関する仮説
  3.1  成分ブランドによるコミュニケーション効果
  3.2  組織購買特性によるコミュニケーション効果

第9章 成分ブランドとBtoBコミュニケーション
 1 質問票調査の概要と概念の操作化
 2 仮説の検証
  2.1 仮説1 成分ブランドの3つの効果の検証
  2.2 仮説2 組織購買特性による影響の検証
  2.3 分析結果のまとめと考察

第10章 技術の成分ブランド化に向けて
 1 成分ブランドの2つの効果
  1.1 理論的貢献
  1.2 実務的インプリケーション
 2 さらなる成分ブランド研究に向けて

 ■ 参考文献

 ■ あとがき

 ■ 索  引




著者プロフィール




















著者紹介

余田 拓郎(よだ たくろう)