アグリ・ベンチャー―新たな農業をプロデュースする

  • 書籍品切れ中

境 新一 編著
齋藤 保男
加藤 寛昭
臼井 真美
丸 幸弘

定価(紙 版):2,860円(税込)

発行日:2013/11/26
A5判 / 232頁
ISBN:978-4-502-08190-3

ただいま品切れ中です

入荷をお待ちの方は、
お気に入りリストへご登録ください

  • ただいま品切れ中です

    入荷をお待ちの方は、
    お気に入りリストへご登録ください

本の紹介
日本の農業技術は高いものがあるが十分に活かされていない。本書は、農業を中核とした新たな総合産業を創出する事の必要性を先端的な事例とともに平易に解説する。

目次


アグリ・ベンチャー
新たな農業をプロデュースする
目次

 はじめに

 序 章 いま,なぜ農業か─本書のねらいと構成

第I部 アグリ・ベンチャーの基礎(理論編)
 第1章 農業とプロデュース
  1 新たな農業の必要性
   1-1 日本社会の現状
   1-2 いま,なぜ農業か ……ほか
  2 農業とアグリ・ベンチャー
   2-1 農 業
   2-2 ベンチャー・ビジネス ……ほか

 第2章 感動創造,コミュニティとアート・プロデュース
  1 ダマシオの見解および平野秀典の見解
  2 感動創造にかかわる価値と価格
  3 顧客価値とサイゼリヤの教訓
  4 コミュニティと文化・芸術
  5 着地型観光
  6 知的財産・地域ブランドの意義
   6-1 知的財産としての地域ブランド
   6-2 地域ブランドの形成とその目的
  7 アート・プロデュースの意義とその枠組み
   7-1 アート・マネジメントの起源とその位置づけ
   7-2 アート・プロデュースの意義 ……ほか

 第3章 農商工連携とアグリ・ベンチャー・プロデュース
  1 農商工連携の定義と概要
  2 計画の申請
   2-1 「農林漁業者」の場合
   2-2 「中小企業者」の場合
  3 国の認定基準と申請方法など
   3-1 国の認定基準
   3-2 申請先と申請書類
  4 農商工連携と6次産業化およびその相違点
  5 農商工連携の位置づけと目標─厚木市の場合─
   5-1 厚木市における事業の位置づけ
   5-2 目標と期待される成果
  6プロデュースとマネジメントへの期待

 第4章 連携を推進するしくみづくり
       ─新たな価値創造に向けたフレームワーク─
  1 はじめに
  2 組織間における連携活動の推進のフレームワーク
   2-1 組織間連携が生み出す新たな価値とは
   2-2 知識創造理論に見る連携活動のフレームワーク ……ほか
  3 公設試の組織特性と連携活動における役割
   3-1 中小企業のイノベーションを支えてきた公設試
   3-2 公設試の種類と組織特性 ……ほか
  4 大学の組織特性と連携活動における期待と課題
   4-1 大学とはどのような組織なのか
   4-2 近年の政策における大学への期待と役割 ……ほか
  5 連携活動を推進するためのキーワード
   5-1 4つのサイクルはアグリ・ベンチャーにも適用されるか
   5-2 目的のギャップの解消をどう図るべきか ……ほか

第II部 アグリ・ベンチャーの実際(事例編)
 第5章 国際競争に勝てる農業のビジネスモデルの構築
     ─生産者が組織する農業フランチャイズビジネス化への挑戦─
  1 はじめに
  2 農業を取り巻く環境
   2-1 農業の食品産業化の現状
   2-2 農商工連携と6次産業化 ……ほか
  3 フランチャイズビジネスとは
   3-1 フランチャイズビジネスの本質
   3-2 フランチャイズビジネスのしくみ ……ほか
  4  農業フランチャイズビジネス
   4-1 農業フランチャイズビジネスのしくみ
   4-2 ベンチャービジネスとしての農業FCにおける加盟者の
        メリット,デメリット ……ほか
  5 自立する農業の実現─新しい農業ビジネスモデルの展開事例
   5-1 自立する農家の事例─茨城白菜栽培組合
   5-2 自分たちが栽培した農産物は自分たちで値段をつけて販売
        する ……ほか
  6 農業FC ビジネスの成功要因と可能性
   6-1 本事例における成功の要因
   6-2 ベンチャービジネスとしての農業FCビジネスの可能性
  7 おわりに─強い農業ビジネスの確立に向けて

 第6章 農業者間・異業種・地域とのコミュニケーションとブランド発信
       ─日本農業は,大きな変化のときを迎えている─
  1 はじめに
  2 生産者側から見た日本農業の現状
   2-1 日本農業と農地改革(解放)
   2-2 閉鎖的なシステムの中の農業者側から見た本質的な問題
    ……ほか
  3 マーケティングの観点から見た日本の農業
   3-1 マーケティングの概念から見た日本の農業の課題
   3-2 消費者から見る日本の農業と農産物 ……ほか
  4 変化を志向する新しい農業ビジネスの事例
   4-1 株式会社サラダコスモ(岐阜県中津川市)
   4-2 ふじさん牧場(山梨県富士吉田市) ……ほか
  5 事例から見る新しい農業ビジネスの可能性
   5-1 各事例の特徴
   5-2 各事例の特徴におけるマーケティング要素 ……ほか
  6 おわりに

 第7章 アグリ・ベンチャー・プロデュースに向けて
       ─ ベンチャー4社と厚木農商工コラボレーション研究会の
       取り組み事例を通して─
  1 はじめに
  2 アグリ・ベンチャー・プロデュースの事例
   2-1 発信型アンテナショップ:はらじゅく畑
   2-2 LED 植物工場『farmbox』 ……ほか
  3 近郊都市の農商工連携─厚木農商工コラボレーション研究会の
    事例
   3-1 神奈川県産農林水産物のブランド化
   3-2 厚木産品のブランド ……ほか

 第8章 最先端技術と人づくりが地域の活力を生む
       ─ リバネスの挑戦─
  1 はじめに
   1-1 農学との出会い
   1-2 農学研究の課題 ……ほか
  2 技術を取り入れる
   2-1 植物工場技術
   2-2 養豚飼料技術 ……ほか
  3 高まる地域人材育成の必要性と「連携」の意義
   3-1 地域におけるプロデューサー型人材の育成
   3-2 連携の意義 ……ほか
  4 食に関する教育を創り,次世代に食の大切さを伝える
   4-1 宇宙教育プロジェクトによる次世代育成
   4-2 五所川原農林高校の毛豆大豆プロジェクト ……ほか
  5 おわりに

 索  引


著者プロフィール 【編著者紹介】
境 新一(さかい しんいち)
成城大学経済学部/ 大学院経済学研究科教授
1960年生まれ。
慶應義塾大学経済学部卒業,筑波大学大学院ならびに横浜国立大学大学院修了,博士(学術)。
専門は経営学(経営管理論,芸術経営論ほか),法学(会社法ほか)。
㈱日本長期信用銀行・調査役等(1984~1999),東京家政学院大学/ 大学院助教授(1999~2007)を経て現職。
生活協同組合パルシステム千葉理事(有職者,2006〜2009),厚木農商工連携推進会議委員長ほか公的職務,桐朋学園大学,筑波大学大学院,法政大学,中央大学大学院,フェリス女学院大学の各兼任講師(歴任を含む)。
日本公益学会・理事(歴任),国際戦略経営研究学会・理事。

主著
『現代企業論』(2000),
『企業紐帯と業績の研究』(2003),
『法と経営学序説』(2005,以上,文眞堂),
『アート・プロデュースの現場』(論創社,2010)ほか。






















著者紹介

境 新一(さかい しんいち)

齋藤 保男(さいとう やすお)

加藤 寛昭(かとう ひろあき)

臼井 真美(うすい まみ)

丸 幸弘(まる ゆきひろ)