日本の人事部 HRアワード2025 入賞『問いから考える人材マネジメントQ&A』

受賞

弊社発刊書籍が書籍部門で入賞しました。

問いから考える人材マネジメントQ&A


八代 充史・梅崎 修・倉重 公太朗・吉川 克彦 編著『問いから考える人材マネジメントQ&A』が日本の人事部 HRアワード2025の書籍部門で入賞しました。

なお、優秀賞・最優秀賞を決める投票を日本の人事部HRアワードの公式ページで行っています。この機会にぜひ投票してみてください。(投票締め切り:8月4日(月)17:00まで)

[担当編集者コメント]


著者の皆様、入賞誠におめでとうございます。
また選考に関わっていただいた関係者の皆様や読者の方々に篤く御礼申し上げます。

人のマネジメントは、人事制度や法律などの制度面だけではなく、働いている一人ひとりの人生や感情、成長、人間関係、日々のやる気、職場の文化や居心地などに影響を与え、また影響を受けて姿を変えていく、有機的で複雑な、だからこそ興味が尽きない出版テーマです。そして働いている人の誰もが多かれ少なかれ関係するという意味で、読者対象が限りなく広く、とてもやりがいのあるテーマです。

これまでたくさんの人事や人材に関する本を手がけてきましたが、本書は他の本にはない、いくかのチャレンジをしています。

まずはQ&A方式によって解説していることです。
「なぜ配置転換が広く行われているのか?」
「なぜ賃金制度を変更するのは難しいのか?」
「なぜ年次別昇進昇格管理がなくならないのか?」
「なぜ日本企業では雇用調整が難しいのか?」
「在宅勤務は組織パフォーマンスを向上させるのか?」
「早期退職制度は必要な人材を流出させていないか?」
「人事部門は経営幹部の選抜にどのように関与しているのか?」
「AIやHRテクノロジーは人材マネジメントをどのように変えるのか?」
「ポスト・オフ後も中高年に活躍してもらうにはどうすればよいのか?」など(全部の問いを紹介したいところですが、このくらいで)、55個という多くのQ&Aを収録しています。きっといくつか気になるテーマが含まれていると思います。

次にQ&Aの解説の長さです。それぞれの「問い」はいずれもみなさんが日々直面していたり、理解しているつもりでも、いざ人に説明しようとするとなかなか難しいものばかりではないでしょうか。本の最初からではなく、気になったテーマから読めるよう、そして忙しい方々や、新しく人事部門に配属されて早く全体像をつかみたい方々が、要点や問題の本質を短時間でつかめるよう、2頁もしくは4頁ととても短いページ数で解説していることです。

最後のチャレンジは、絶対的な正解のない複雑な問いに対して、限られたページ数の中で一定の方向性を示していることです。

そしてQ&Aの後に収録された「経営学」「経済学」「労働法」の分野別解説も読みごたえがあります。前半のQ&Aと後半の分野別解説を行ったり来たりしながら、立体的に人のマネジメントへの理解を深めていただければと思います。

読者のみなさんのために、著者の方々がチャレンジにとりくんだ本書が、人事の専門家の方々に評価されたことは担当編集者としても大変うれしく、またこの受賞をきっかけに、ひとりでも多くの方に本書を手に取っていただけたらとてもうれしく思います。


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