受賞
弊社発刊書籍が出版賞を受賞しました。

林 正義 著『税制と経済学―その言説に根拠はあるのか』が日本応用経済学会 著作賞を受賞しました。
[担当編集者コメント]
林正義先生、日本応用経済学会著作賞の受賞、おめでとうございます! また、この栄えある賞にご推薦いただいた先生方や審査に関わっておられた先生方にも御礼申し上げます。
本書は、弊社発行の月刊誌『税務弘報』で2年間にわたって連載いただいた「その税制に根拠はあるのか」をもとに、大幅に加筆いただき単行本化されました。雑誌連載当時からSNSでの反響が大きく、書籍化を望む声が寄せられるなど、読者の皆様の声が強い後押しとなりました。
出版後は多くのメディアやSNSで取り上げていただいたほか、2024年秋の総選挙やその後の政策論争の中で「103万円の壁」が争点の1つになったことで、本書の第1章「『年収の壁』と配偶者控除」が注目されたこともあり、増刷を重ねて多くの方に読んでいただくことができました。そして今回の学会賞受賞により、あらためて本書の意義を評価していただくことができ、とてもうれしく思います。
個人的な話になりますが、私は「アカデミックな知の社会還元」をキャッチフレーズに日々企画開発をしています。「税」をめぐって流布される一見もっともらしい言説について、内外の学術研究をレビューしながら検証する本書が多くの読者を得たことは、まさに「アカデミックな知の社会還元」そのものでした。
本書が複雑な税制や税がもたらす影響についての理解に役立ったり、学術研究やその基盤となるデータの整備と利活用のしくみなどに関心をもっていただくことにつながったとすれば、とてもうれしく思います。
書籍化にあたり内容等についてコメントをくださった方々、SNSやさまざまな媒体で本書に関心をもっていただいたり、ご紹介いただいた方々、代々の連載担当のみなさんにもこの場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。
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