『日商簿記3級をゆっくりていねいに学ぶ本〈第2版〉』(2021年4月特集)

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『日商簿記3級をゆっくりていねいに学ぶ本〈第2版〉』(2021年4月特集)

4月、それは始まりの季節。新しく社会に出る方や、そうした新社会人を指導する立場になる方が多い時季です。そこで、本特集では、新社会人とその指導者の皆様に読んでいただきたい当社書籍をご紹介します。
新たな部署に配属となり、一から知識をつけたい方も、これらの書籍を生かせるはず。
担当編集者に本の魅力や編集の秘話を語ってもらいましたので、ぜひご覧ください。

Q1 本書の内容を教えてください。

就職や転職でも人気の高い資格、「日商簿記検定」。新社会人の皆さんも、3級くらいは取ろうかなと思ったり、実際に受験したりした方がいるのではないでしょうか。
本書は、そんなはじめて簿記を学ぶ人や久しぶりに簿記を学ぶ人などに向けて、簿記の仕組みをゼロから"ゆっくりていねいに"説明したものです。「あ、簿記ってこういうことだったのか!」と、その面白さに気づいてもらえるように工夫しています。


本書裏表紙より


Q2 本書を企画したきっかけや背景を教えてください。

「絶対に途中でつまずかない、挫折しない、世界一やさしい簿記の本を作りたい。」これがこの企画を考えたきっかけです。
そこで、著者の並木先生に企画のご相談をしました。並木先生とは、月刊誌「会計人コース」(現在は休刊)の誌面づくりでも一緒にお仕事をさせていただいたことがあり、とてもわかりやすい文章を書かれるのでピッタリだと思ったからです。
また、並木先生ご自身も簿記のわかりやすい本を読者に届けたいと思われていたこともあり、あとはそれをどう実現するかということで、何度も打ち合わせを重ねて形になりました。


Q3 本書の内容は、どのような場面で活かすことができますか。

新社会人の皆さんは給料日には会社から給料をもらいますね(初任給の使い道も考えると楽しいですよね!)。
また、たとえば営業職の場合、商品を売ったらお客様から代金を受け取りますよね。
さて、これらのお金を会社はどのように記録しているのでしょうか。
そこで出てくるのが、「簿記」です。簿記は「帳簿記入」の略語ともいわれ、ざっくり言えば、会社のお金を記録することです。
これから社会で働く皆さんであれば、自分のお金はもちろん、会社のお金のことも気になるはず。そんなときに、はじめて読む簿記の本として本書を選んでいただけると嬉しいです。


Q4 本書のこだわりポイントを教えてください。

本書の原稿段階から、私自身が難しく感じたところはトコトン著者に質問しました。並木先生もそれにやさしくていねいに答え、適宜、内容に反映してくださいました。また、図解は手書きにして、できるだけ親しみをもってもらえるように見た目もこだわりました。


本書p.37より


Q5 読者の方へのメッセージをお願いします。

もし今、何か仕事に役立つ知識を身につけたいと思っているのであれば、その一つの候補として本書で簿記を学んでみませんか。