顧問先にきかれたらこう答える!税理士・会計事務所のための与信管理ガイド

  • 書籍品切れ中

牧野 和彦

定価(紙 版):2,640円(税込)

発行日:2011/06/21
A5判 / 200頁
ISBN:978-4-502-68760-0

ただいま品切れ中です

入荷をお待ちの方は、
お気に入りリストへご登録ください

  • ただいま品切れ中です

    入荷をお待ちの方は、
    お気に入りリストへご登録ください

本の紹介
不況と大震災の影響で先行きが見えないなかで、与信管理の重要性が増している。中小企業の顧問税理士や会計事務所に向け、顧問先に助言する与信管理・債権回収のしくみ、ノウハウを平明に説明。

目次


顧問先にきかれたらこう答える!
税理士・会計事務所のための与信管理ガイド

目次

 はじめに

第1章 なぜ与信管理が必要なのか?
 Ⅰ 企業倒産の現実
  1 1時間に2社倒産する時代
  2 百年に一度の経済危機
  3 上場企業のほうが倒産しやすい?
  4 企業規模ではなく,信用リスクで判断する
  5 与信管理を軽視した企業の顛末
 Ⅱ 与信管理とは
  1 信用を与える
  2 与信管理を必要とする業種
  3 与信マインドの大切さ
 Ⅲ 与信管理の目的
  1 与信管理の目的
  2 与信は入口,回収は出口
 Ⅳ 重点管理
  1 パレートの法則
  2 取引規模と信用リスク
 Ⅴ 与信管理規定の策定
  1 与信管理規定とは
  2 与信管理規定の項目
  3 策定のプロセス
 Ⅵ 与信管理規定の決定要因
  1 代表的な決定要因
  2 競合環境と自社規模も重要な要因
 Ⅶ 組織における与信機能
  1 中央集約型
  2 分散型
  3 部門間の連携
 Ⅷ 与信管理のプロセス
  1 与信管理のプロセス
  2 一般的な与信管理プロセス

第2章 与信管理の基本
 Ⅰ 取引先の情報収集
  1 情報収集の手段~外部情報と内部情報~
  2 商業登記簿を見るポイント
  3 不動産登記簿を見るポイント
  4 インターネットの活用
  5 取引銀行や同業者からの情報
  6 信用調査会社の活用法
 Ⅱ 取引先の分析
  1 2つの分析手法
  2 企業の評価項目
  3 製品とサービスの評価項目
  4 資金繰りの評価項目
  5 組織の評価項目
  6 定量分析
  7 効率性と収益性の分析
  8 成長性と生産性の分析
  9 定量分析の限界
 Ⅲ 与信限度額の設定
  1 社内格付けの付与
  2 与信限度額の必要性
  3 与信限度額の決定要因
  4 与信限度額の設定方法
  5 与信限度額の検証
  6 決算書が入手できない取引先の与信限度額
 Ⅳ 取引先の危険な兆候
  1 重要なのは意思決定
  2 撤退の準備は早めに
  3 資金面にみられる危険な兆候
  4 事業面にみられる危険な兆候
  5 経営者や組織にみられる危険な兆候
 Ⅴ 緊急時の対応と債権保全策
  1 取引先の危険な兆候をつかんだら
  2 担保と保証
  3 契約書による債権保全
  4 手形ジャンプの依頼への対応
  5 債権譲渡による回収
  6 代理受領と相殺による回収
  7 取引先が倒産したら
  8 倒産とその種類

第3章 Q&A(実践・応用編)
 Ⅰ 情報収集について
  Q-1 営業担当者に情報を収集させる工夫ってありますか?
  Q-2 取引先の登記簿はどうやって入手できますか?
  Q-3 不動産登記簿から危ない会社ってわかるのですか?
  Q-4 不動産登記簿の「元本確定」の意味は?
  Q-5 信用調査会社はどこを勧めればいいのですか?
  Q-6 信用調査レポートの点数は何点以上だったら大丈夫ですか?
  Q-7 信用調査会社にデータがない企業は信用できないのですか?
  Q-8 海外の取引先はどうやって調べますか?
  Q-9 輸出する場合はどんな決済条件がありますか?
  Q-10 L/C以外の決済条件は?
 Ⅱ 取引先の分析関係
  Q-1 取引先のB/Sはどう見るのか?
  Q-2 取引先のキャッシュフロー計算書はどう見るのか?
  Q-3 財務比率の見方は?
  Q-4 債務超過の取引先への対応は?
  Q-5 決算書が非公開の取引先はどう判断する?
 Ⅲ 債権保全関係
  Q-1 取引先に対する債権保全の手段
  Q-2 取引先からの担保取得
  Q-3 連帯保証の効力は?
  Q-4 融通手形とは?
  Q-5 手形の割り止めとは?
  Q-6 取引先から手形のジャンプを依頼されたら?
  Q-7 取引先の倒産に備えた保険とは?
  Q-8 売掛金が回収できない場合
 Ⅳ 与信管理関係
  Q-1 信用調査会社への対応
  Q-2 信用調査会社の評価を上げるには?
  Q-3 大手企業は取引先のどこを見ていますか?
  Q-4 与信限度額を超えて注文があった場合の対処法
  Q-5 既存の取引先に対する定期調査の頻度
  Q-6 支払条件の変更依頼を受けたら?
  Q-7 与信管理規定はどう作る?
  Q-8 与信管理の担当者は必要?
  Q-9 与信マインドをどうやって身につけさせるか
 Ⅴ 債権回収関係
  Q-1 売掛管理を効率的に行う方法は?
  Q-2 債権回収の交渉はどのようにすればよいか?
  Q-3 内容証明郵便について
  Q-4 簡易的な法的手続きはどのようなものがあるの?
  Q-5 売掛金を手形に変えるメリットは何ですか?
  Q-6 顧問先の債権の回収にサービサーの活用は可能?

 おわりに


著者プロフィール 牧野 和彦(まきの かずひこ)
ナレッジマネジメントジャパン株式会社 代表取締役 / 与信管理コンサルタント
早稲田大学卒。
ダンアンドブラッドストリートジャパンを経て,
2000年に現在の会社を設立。
与信管理のコンサルティングや講演,執筆業務を行う。
与信管理,債権回収,財務分析,海外取引などをテーマに過去500回以上の講演をこなし,受講者数は13,000名を超える。
日本人で初めてNational Collections & Credit Riskにおいて講演した経験もある。
日本経済新聞,早稲田大学,SMBCコンサルティング,東京商工会議所,JETRO,日本経営協会の講師としても活動中。

<著書・訳書>
『ダンの企業審査入門』(日本経済新聞社)
『eビジネスのリスクマネジメント』(エクスメディア)
『海外取引の与信管理と債権回収の実務』(日本実業出版社)
『これだけある!お金をかけずにマスターするビジネス英語』(中経出版)
『海外取引の与信管理と債権回収』(税務経理協会)






















著者紹介

牧野 和彦(まきの かずひこ)