モノづくり企業の技術経営―事業システムのイノベーション能力

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山田 基成
定価:3,740円(税込)

発行日:2010/06/15
A5判 / 308頁
ISBN:978-4-502-67750-2

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本の紹介
技術力・生産ラインや従業員の勤勉さは好調時と変わらないものの、低迷するモノづくり企業を回復させる方策が、技術力を活かす事業システムのイノベーション能力にあることを実証的に示唆。

目次


モノづくり企業の技術経営
―事業システムのイノベーション能力

目次

 序 章 日本のモノづくり企業が置かれた現状
  1 日本のモノづくりの現状
   (1)モノづくりの主力産業の推移
   (2)電機産業と自動車産業の動向
  2 日本企業のモノづくりのマネジメント

第Ⅰ部 技術と事業競争力に関する基礎的考察
 第1章 モノづくりビジネスの困難性
  1 モノづくりを困難にする3つの要因
  2 経営スピードを競う時代
   (1)時間を重要視するに至った背景
   (2)経営のスピードが求められる場面
   (3)投資と市場のタイムスパンのアンバランス ……ほか
  3 技術と価格との相関関係の希薄化
   (1)利益獲得の源泉の多様化
   (2)携帯電話ビジネスと端末機メーカー
   (3)サービスの収益化
  4 技術力の向上がもたらすパラドックス
   (1)低価格品を造れない日本企業
   (2)携帯端末や白物家電にみる現状
   (3)低価格品を造ることの困難さ
  5 小括

 第2章 技術イノベーションと製品ライフサイクル
  1 イノベーションの基礎理論
   (1)イノベーション・プロセス
   (2)技術イノベーションの分類
   (3)技術イノベーションの発生パターン
  2 技術イノベーションと製品ライフサイクルとの関係
   (1)製品のライフサイクル
   (2)パソコンのドミナント・デザインの確立
   (3)ドミナント・デザインの形成プロセス
  3 断続的イノベーションがもたらすインパクト
   (1)断続的イノベーションの登場
   (2)断続的イノベーションの担い手
   (3)既存事業者にとっての困難性
  4 アーキテクチャ・イノベーション
   (1)市場の成熟期における新たなイノベーション
   (2)組立型製品と素材型製品のイノベーションの相違
  5 小括

 第3章 製品のアーキテクチャとモジュール化
  1 アーキテクチャとモジュールの概念
   (1)日本のモノづくりの強さの源泉
   (2)モジュール化とは何か
   (3)アーキテクチャの概念
  2 モジュール型のモノづくり
   (1)モジュール化の利点
   (2)モジュール化の進展に伴う収益源の移行
   (3)完成品と部品からアーキテクチャとモジュールの設計へ
  3 デジタル技術への転換とモジュール化の促進
   (1)日本の中小工場の衰退
   (2)中小企業でも造れるデジタル製品の隆盛
  4 小括

 第4章 経済性と事業システム
  1 企業における経済性の実現
   (1)競争優位性と経済性
   (2)規模の経済性
   (3)範囲の経済性 ……ほか
  2 家庭用テレビゲーム産業と経済性
   (1)テレビゲーム事業の勃興
   (2)事業成長の原動力としての外部経済性
   (3)互換性の確保が事業に及ぼす影響 ……ほか
  3 米国企業における経済性の発揮
   (1)日米企業の経営行動の相違
   (2)IBMの変身
   (3)ビッグ3の凋落 ……ほか
  4 小括

第Ⅱ部 新たなモノづくり時代の技術経営
 第5章 経営スピードの実現
  1 戦略的焦点の明確化
  2 業界時計とスピードのコントロール
   (1)業界時計をコントロールする要因
   (2)コンピュータ業界における時計の針
   (3)デルの競争力の源泉 ……ほか
  3 経営スピードの焦点化
   (1)キョウデンのプリント基板事業
   (2)イビデンのプリント基板事業
   (3)ユー・エス・エス(USS)の中古車オークション事業
  4 事例を通じた考察
   (1)スピードを求める場所の焦点化
   (2)組織の凝集性を活用した事業の仕組みづくり
  5 小括153

 第6章 スキルと競争優位性
  1 素材・機械・人間の融合
  2 中小企業のケース分析
   (1)樹研工業
   (2)三プレシジョン
   (3)2社のケースの比較
  3 競争力の源泉としてのスキル
   (1)スキルの意義と役割
   (2)スキルの概念
  4 スキルの多様性と変容
   (1)スキルの多様性
   (2)組立作業におけるスキルの変容
  5 金属熱処理工場におけるスキル
   (1)金属熱処理工場における競争優位性
   (2)熱処理作業の流れと生産管理システム
   (3)QCDの確保とスキル ……ほか
  6 小括

 第7章 市場のグローバル化とニッチ企業
  1 グローバル化の変容
   (1)地球規模市場への拡大
   (2)日本企業の成長と現在の置かれた状況
  2 トヨタ自動車のグローバル化行動
   (1)自動車の海外生産と現地化プロセス
   (2)トヨタ自動車における現地化行動
   (3)世界市場における新製品の同時立上げ
  3 ニッチ企業の探求
   (1)グローバルニッチ企業の成長
   (2)中小企業にとってのグローバルニッチ市場の拡大
  4 グローバルニッチ企業へ向けた3つのマッチング
   (1)市場ニーズと技術シーズのマッチング
   (2)戦略的焦点とコア能力のマッチング
   (3)内部資源と外部資源のマッチング
  5 小括

 第8章 企業間連携による新事業の創出
  1 新事業への取組みと課題
   (1)新事業創出に向けた課題
   (2)新連携施策の概要
  2 新事業開発に潜む困難性
   (1)製品開発と新事業の異同
   (2)新事業開発の困難性
   (3)新連携支援案件の進捗状況の評価 ……ほか
  3 企業間の連携を利用した新事業創出のマネジメント
   (1)企業間連携を促進するための5つの要因
   (2)コア企業による事業戦略の明確化
   (3)強者の強みを持ち寄った連携体の構築 ……ほか
  4 小括

 終章 日本のモノづくり企業の行方
  1 議論の要約と3つの課題への対応
   (1)ここまでの議論の流れ
   (2)3つの課題への対処
  2 今後の日本のモノづくりに向けて
   (1)モノづくりにおける戦略的焦点
   (2)高価格・高機能品市場の開拓
   (3)新興国市場の開拓 ……ほか
  3 日本企業に求められるイノベーション行動
   (1)求められる産業構造の組換え
   (2)アーキテクチャ・イノベーションへの取組み
  4 結びに代えて

 参考文献

 索  引



著者プロフィール 山田基成(やまだ もとなり)
1954年岐阜県生まれ。
1982年名古屋大学大学院経済学研究科博士後期課程満期退学。
名古屋大学経済学部助手,専任講師を経て,
現在,名古屋大学大学院経済学研究科准教授。

主要著作
・「21世紀の工場づくりへの挑戦」日本中小企業学会編『中小企業21世紀への展望』同友館,1999年.
・林明夫と共編著『中小企業IT 活用』ぎょうせい,2002年.
・「モノづくりのマネジメント再考―グローバルニッチの探求と事業モデルの再構築―」日本経営学会編『グローバリゼーションと現代企業経営』千倉書房,2004年.























著者紹介

山田 基成(やまだ もとなり)