

内部監査実務ハンドブック〈第4版〉
- 本の紹介
- 内部監査を体系的・包括的に解説する実践ガイド。グローバル内部監査基準をフォローするとともに、サイバーセキュリティ、AI、サステナビリティ等のトピックスも取り上げる。
目次
第Ⅰ部 内部監査モデル
第1章 内部監査体制
1 内部監査人の役割
2 独立性と客観性
3 内部監査人に求められる能力
4 監査チームの構成
5 レポートライン 報告経路
第2章 監査計画55
1 内部監査業務における監査計画
2 監査計画の意義・要件
3 監査計画の記載項目
4 監査対象の決定方法
5 リスクベースの監査計画立案方法
6 往査モデル
第3章 内部監査の実施
1 内部監査の目的
2 監査証拠
3 監査手続,監査証拠の収集
4 監査サンプリング
第4章 監査調書
1 監査調書総論
2 監査の局面と監査調書
3 監査調書の様式化
4 チェックリスト化した監査手続の活用
5 監査調書の管理
6 監査調書へのアクセス
7 監査調書の効果
8 監査調書の記載項目
9 個別の調書への記載
10 事実と評価基準と判断
11 監査管理ツール
12 作成上の留意事項
13 監査調書例示
14 監査調書の重要性
第5章 内部監査報告
1 内部監査報告の種類
2 講評会の開催
3 内部監査報告書の目的と種類
4 個別内部監査報告書の内容
5 内部監査報告書作成時の要件
6 内部監査報告書の監査対象部門との認識合わせ
7 年次内部監査報告書の内容
第6章 フォローアップ監査
1 アクションプラン(改善計画)の作成と決定項目
2 リスク・アクセプタンスと管理
3 フォローアップ監査
第7章 内部監査業務の管理
1 内部監査における業務の管理
2 内部監査業務の管理の実施主体
3 内部監査業務の管理のポイント
4 内部監査業務の管理の対象
第Ⅱ部 環境変化に伴う監査テーマ
第1章 不正に関する監査
1 不正と内部監査
2 不正とは
3 不正のリスク要因
4 不正防止の視点
5 不正に強い組織となるための内部監査
6 不正を発見した場合の内部監査人の対応
7 コンプライアンスと内部監査
第2章 リスクマネジメント・プロセスに関する監査
1 リスクマネジメント・プロセスにおける内部監査の役割
2 リスクマネジメント・プロセスと内部監査
第3章 ガバナンス・プロセスに関する監査
1 ガバナンスと内部監査
2 ガバナンス・プロセス監査
第4章 ロイヤルティに関する監査
1 ロイヤルティ監査を実施する背景と動向
2 ロイヤルティ監査の一般的な手順
3 ロイヤルティ監査の手法
4 ロイヤルティが誤って報告される原因
5 ロイヤルティ監査のメリット
第5章 サードパーティリスク管理に関する監査
1 拡大する企業とそのエコシステムおよびリスク
2 TPRMに関する法規制・ガイドライン
3 TPRMの内部監査における観点
4 TPRMの一般的なプロセスと内部監査のポイント
第6章 サイバーセキュリティに関する監査
1 サイバーセキュリティに関する監査の背景・必要性
2 利用されるフレームワーク
3 実務的な進め方
4 発見事項と改善提案の例
第7章 個人情報保護に関する監査
1 背景・監査の必要性
2 前提となる規制
3 個人情報保護に関する監査の実務的な進め方
4 発見事項と改善提案の例
第8章 AIに関する内部監査
1 AIリスクの理解
2 監査対象の選定
3 監査手続の検討
第9章 サステナビリティに関する監査
1 サステナビリティに対する関心の高まり
2 サステナビリティ情報開示の進展
3 サステナビリティ情報と監査
第Ⅲ部 内部監査トピックス
第1章 内部監査の新しい潮流
1 内部監査への期待の高まりと内部監査のブランディング
2 内部監査業務に関する要請事項
3 「IA4.0」とは
第2章 コントロール・セルフアセスメント(CSA)
1 自己評価の意義
2 CSAのステップ
3 CSAにおける独立性
4 ファシリテーターとレコーダーの能力
5 CSAの導入例
6 システムを活用したCSAの実現
第3章 海外拠点の監査
1 海外拠点監査の必要性と困難性
2 海外拠点の状況と監査体制
3 海外拠点監査実施上の留意点
第4章 内部監査の品質評価
1 内部監査の品質評価とは
2 内部監査の品質評価の基準
3 品質評価の実施ステップ
4 発見された問題点と改善提案の実例
5 成熟度評価
第5章 内部監査のデジタルトランスフォーメーション(DX)
1 デジタル内部監査の背景
2 従来の監査技法の限界
3 内部監査に採り入れるべき新たなテクノロジー
4 デジタルツールの導入と監査手続
5 AIエージェント時代の内部監査