IFRS財務諸表の表示・開示実務

有限責任監査法人トーマツ

定価(紙 版):3,850円(税込)

発行日:2025/01/30
A5判 / 280頁
ISBN:978-4-502-52621-3

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本の紹介
純損益計算書を大きく変えるIFRS第18号を中心に、B/SやCF計算書など財務諸表の全般的な表示・開示にかかる要求事項を網羅的に解説。業種別のP/L表示例も収録。

目次

第1章 IFRS第18号の開発の経緯および主要な改訂ポイント
(1)はじめに
(2)IFRS第18号の開発の経緯
(3)主要な改訂ポイント
(4)IFRS第18号の発効日および経過措置
(5)まとめ

第2章 基礎となる概念および一般的要求事項
(1)財務諸表の目的
(2)IFRS第18号の範囲
(3)完全な1組の財務諸表
(4)重要性
(5)基本財務諸表および注記の役割
(6)集約および分解
(7)表示,開示および分類の継続性ならびに比較情報
(8)表示および開示に関するその他の一般的要求事項
(9)注記の構成
(10)まとめ

第3章 純損益計算書(P/L)
(1)P/Lの基本的な構造
(2)主要な事業活動
(3)特定の主要な事業活動を行っていない企業のP/L
(4)主要な事業活動として資産に投資している企業のP/L
(5)主要な事業活動として顧客にファイナンスを提供している企業のP/L
(6)日本基準に基づくP/L表示との比較
(7)P/Lで独立表示すべき科目
(8)営業費用の表示および開示
(9)まとめ

第3章【付録】 具体的な業種におけるP/Lの表示例
【実務例A】保険会社
【実務例B】銀行
【実務例C】顧客にファイナンスを提供している製造業者
【実務例D】投資不動産会社

第4章 包括利益計算書(C/I)
(1)C/Iの基本的な構造
(2)その他の包括利益(OCI)
(3)まとめ

第5章 財政状態計算書(B/S)
(1)資産
(2)負債
(3)B/Sに表示または注記に開示すべき情報
(4)株式資本および剰余金
(5)まとめ

第6章 持分変動計算書(S/S)
(1)S/Sの基本的な構造
(2)配当
(3)資本拠出およびみなし分配
(4)まとめ

第7章 キャッシュ・フロー計算書(C/S)
(1)C/Sの概要
(2)現金および現金同等物
(3)C/Sの構成
(4)C/Sに関連する注記
(5)まとめ

第8章 経営者が定義した業績指標(MPM)
(1)MPM導入の背景
(2)MPMの定義
(3)MPMの開示
(4)MPMの識別フローチャート
(5)一般的に使用されている指標の分析
(6)まとめ

第9章 IFRS第18号の他のIFRS会計基準への影響
(1)IAS第8号「財務諸表の作成基礎」
(2)IAS第33号「1株当たり利益」
(3)IAS第34号「期中財務報告」
(4)その他のIFRS会計基準への影響
(5)まとめ

著者紹介

有限責任監査法人トーマツ(ゆうげんせきにんかんさほうじんとーまつ)
[プロフィール]
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デロイト トーマツ グループは,日本におけるデロイト アジア パシフィック リミテッドおよぴデロイトネットワークのメンバーであるデロイト トーマツ合同会社ならびにそのグループ法人(有限責任監査法人トーマツ,デロイト トーマツ リスクアドバイザリー合同会社,デロイト トーマツ コンサルティング合同会社,デロイト トーマツファイナンシャルアドバイザリー合同会社,デロイト トーマツ税理士法人,DT弁護士法人およびデロイト トーマツグループ合同会社を含む)の総称です。デロイト トーマツグループは, 日本で最大級のプロフェッショナルグループのひとつであり,各法人がそれぞれの適用法令に従い,監査・保証業務,リスクアドバイザリー,コンサルティング,ファイナンシャルアドバイザリー,税務,法務等を提供しています。また,国内約30都市に約2万人の専門家を擁し,多国籍企業や主要な日本企業をクライアントとしています。詳細はデロイト トーマツ グループWebサイト(www.deloitte.com/ip)をご覧ください。
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