日本企業のバイアウトプロフェッショナル経営者とバイアウト

日本バイアウト研究所

定価(紙 版):3,960円(税込)

発行日:2012/08/24
A5判 / 328頁
ISBN:978-4-502-45850-7

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本の紹介
CEO、CFOとしてバイアウト・ファンドの投資先企業に外部から経営者が入る際の留意点、現場での経営改革の取り組みなどを明らかにする。経営者、経営幹部必読の書。

目次


〈日本企業のバイアウト〉
プロフェッショナル経営者とバイアウト

目次

 序文

第Ⅰ部 日本のプロフェッショナル経営者の現状
 1 「オーナー」と「プロ経営者」と「サラリーマン」
   〜全く異なる社長の2類型〜
  はじめに
  1 オーナー社長
  2 サラリーマン社長
  3 雇われ経営者(=プロフェッショナル経営者)
  おわりに

 2 日本のMBO/MBI 経営者市場発展におけるバイアウト・ファンドの
   役割
  はじめに
  1 バイアウト案件における経営リーダーシップの意義
  2 日本のバイアウトにおける経営者人材市場の発展
  3 バイアウト・ファンドが経営者に求める資質
  4 参考事例
  おわりに

 3 日本のバイアウト市場におけるプロフェッショナル経営者の活躍
  はじめに
  1 日本のバイアウト案件における社長の登用方法
  2 業種別の傾向と社長の年齢
  3 社長退任後の去就
  おわりに

第Ⅱ部 経験豊富なプロフェッショナルに聞く
 1 プロフェッショナル経営者
  現場力を重視した企業再建の実践
   〜長崎屋とGABAでの経営を中心として〜
  CSK で確立した事業再生手法の実践
   〜丸善と明光商会での戦略立案と実行〜
  企業変革を推進するプロフェッショナル経営者に求められる資質
   〜結果にこだわるプロ意識と組織への影響力〜
  オーナー企業からの脱却を目指す企業組織の近代化
   〜運輸業界での経験を活かしたANZEN Groupの経営改革〜
  成長志向企業における外部経営人材投入の可能性
   〜21世紀型家電メーカーのグローバルブランド創出に向けた
     取り組み〜
  日本オイルポンプのQCDと新製品開発の推進
   〜産業材分野におけるコンサルティングと事業経験を活かした
     取り組み〜
  美容業界での経験を活かした健康医療機器業界でのチャレンジ
   〜コスモヘルスの販売力強化と会員の組織化〜
  シカタの次なる企業発展フェーズに向けた取り組み
   〜ブランディング・プロデューサーの立場での経営参画〜
  ビジネス哲学を築いた原体験を活かした経営
   〜スピード重視の経営とローコスト・オペレーションの徹底〜
 2 プロフェッショナルCFO
  再生ファンド傘下の企業におけるCFOの役割
   〜情報の整理とファンド担当者との徹底的なコミュニケーション〜
  オーナー企業からの脱却を目指す企業のCFOの役割
   〜フォーナインズの経営管理体制の整備〜
  株式公開を目指す企業でCFOとして経営参画してきた体験談
   〜事業を後方から支える戦略参謀CFO〜
  株式公開の失敗と成功,企業再生を経験して
   〜真のCFOとは〜
  グローバル企業で求められるCFOの役割
   〜ビジネス・パートナーとしての経営意思決定への関与〜
  プロフェッショナルCFOへの道筋
   〜CFOを目指している若い人たちへのアドバイス〜
 3 人材エージェント
  プロフェッショナルCFOとバイアウト
   〜バイアウト・ファンドが求めるCFOの要件〜
  バイアウト・ファンドの投資先経営人材に求められるスキル
   〜現場で「人を動かせるか」が鍵〜
  バイアウト・ファンドの投資先企業はマネジメント人材への登竜門
   〜リターンとリスク認識の重要性〜
  バイアウト・ファンドの投資先企業でトップ・マネジメントの外部招聘
   〜期待値の設定と共有化の重要性〜
 4 経営人材内製化型ファーム
  アント・キャピタル・パートナーズのハンズオン投資
   〜ヴァージン・シネマズ・ジャパン,アントステラ,バリオセキュア・
    ネットワークスの事例〜
  キャス・キャピタルのインテグレーションチーム
   〜フェニックスアソシエイツとマークテックの事例〜
  インテグラルの企業価値向上支援チーム「i-Engine」
   〜ビー・ピー・エス,ヨウジヤマモト,シカタの事例〜
  リバーサイドのオペレーティング・パートナーによる支援
   〜新総企,マオス,ナカアンドカンパニーの事例〜
  フロンティア・マネジメントによる構造改革支援
   〜アルピコホールディングスの事例〜
 5 経営人材ネットワーク
  日本みらいキャピタルのVEP(付加価値創造パートナー)
   〜レスキューネットワークの事例〜

第Ⅲ部 事例紹介
 1 KKR キャップストーンの紹介とインテリジェンスにおける企業価値
   向上への取り組み
  はじめに
  1 KKRキャップストーンの概要
  2 インテリジェンスにおける企業価値向上の紹介
  3 メディア部門における生産性改善に向けた試み
  4 KKRの投資アプローチとキャップストーンの役割
  おわりに
 2 経営者インタビュー
  KKRキャップストーンの支援を活用した事業展開

第Ⅳ部 座談会
 座談会 日本のバイアウト市場におけるプロフェッショナル経営者の
  現状と将来展望
  日本のプロフェッショナル経営者市場の現状について
  ファンド傘下の企業の経営者に求められる資質
  経営者のネットワークと招聘方法
  プロフェッショナル経営者とバイアウト・ファンドの望ましい
   関係とは?
  日本のバイアウト市場におけるプロフェッショナル経営者の将来展望

 あとがき


著者プロフィール ■編者紹介
株式会社日本バイアウト研究所(代表者:代表取締役杉浦慶一)
日本におけるバイアウトを中心とする投資ファンド専門の研究機関。
学術的な視点も兼ね備えた完全独立系のシンクタンクとして,中立的な立場から日本のバイアウト市場の調査・分析を行い,バイアウトに関する出版物の刊行・販売,セミナー・カンファレンスの企画・開催,同分野に関する調査・コンサルティングの受託を行っている。
具体的には,日本のバイアウト市場の統計データを定期的に公表し,専門誌『日本バイアウト市場年鑑』の刊行,Japan Buy-out Deal Conference などのカンファレンスの開催,官公庁からの委託調査の受託,各種の講演・セミナーなどを手掛けている。





















著者紹介

日本バイアウト研究所(にほんばいあうとけんきゅうじょ)