新版 財務会計の理論と実証

ウィリアム・R・スコット
パトリシア・C・オブライエン
太田 康広
椎葉 淳
西谷 順平

定価(紙 版):6,930円(税込)

発行日:2022/04/27
A5判 / 632頁
ISBN:978-4-502-42761-9

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本の紹介
本書は、カナダ公認一般会計士協会の財務会計理論コースで定評のあるテキストである。最近の学術的な会計研究のレビューが追加され、会計理論の世界標準が身につく。

著者紹介

ウィリアム・R・スコット(うぃりあむあーるすこっと)

パトリシア・C・オブライエン(ぱとりしあしーおぶらいえん)

太田 康広(おおた やすひろ)
[プロフィール]
1968年生まれ
1992年 慶應義塾大学経済学部卒業
1994年 東京大学より修士(経済学)取得
1997年 東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学
2002年 ニューヨーク州立大学バッファロー校スクール・オブ・マネジメント博士課程修了
2003年 ニューヨーク州立大学よりPh.D.(Management) 取得
現 在 慶應義塾大学大学院経営管理研究科教授

[主な著作]
『財務会計の理論と実証』翻訳、中央経済社、2008年(新版、2022年)
『分析的会計研究―企業会計のモデル分析』編著、中央経済社、2010年
『ビジネス・アカウンティング(第3版)』共著、中央経済社、2016年
『ビジネススクールで教える経営分析 (日経文庫)』日本経済新聞出版社、2018年
『人事評価の会計学―キャリア・コンサーンと相対的業績評価』中央経済社、2021年

椎葉 淳(しいば あつし)

西谷 順平(にしたに じゅんぺい)

担当編集者コメント
本書は世界中で読まれている財務会計のテキスト『Financial Accounting Theory』の第8版の翻訳書です。
旧版の『財務会計の理論と実証』(原著は第4版)は2008年の刊行だったので、14年ぶりに翻訳して出版されました。

原著は第4版から第8版まで版を重ねているので、内容にも大きな変化がありました。「訳者あとがき」から引用します。
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第4版の訳から変わった点は多数ある。カナダ会計基準がIFRSに置き換わり、アメリカのSFASがASCに置き換わり、金融危機(リーマン・ショック)の説明が加わるなど、財務会計を取り巻く環境変化を反映して記述が大幅に変わっている。もちろん、主に2010年代の会計研究の成果が反映されている。追加された記述も多く、かなりのページ数増である。
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原著の執筆者にもオブライエン教授が加わり、現行価値会計を重視する現代的な論調に書き換えられています。

帯にも記した通り、本書は「グローバル・スタンダードな財務会計のテキスト」です。
世界の会計学者が共有する知識を、一緒に学んでみませんか?

【主な目次】
第1章 はじめに
第2章 理想的状況の会計
第3章 財務会計に対する意思決定有用性アプローチ
第4章 効率的証券市場
第5章 会計情報の価値関連性
第6章 意思決定有用性に対する価値評価アプローチ
第7章 効率的契約理論と会計
第8章 コンフリクトの分析
第9章 経営者報酬
第10章 利益マネジメント
第11章 基準設定の経済学
第12章 基準設定の政治学