今日作って明日から使う中小企業のためのカンタンすぎる人事評価制度

山本 昌幸

定価(紙 版):2,530円(税込)

発行日:2022/03/15
A5判 / 204頁
ISBN:978-4-502-42421-2

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本の紹介
著者が、中小企業の経営者が、たった1日で作って使えることを実現させた「カンタンすぎる人事評価制度」を丁寧に詳解する1冊。人事評価制度は1日で作って明日から使える!

目次

はじめに 

本文に入る前に 人事評価制度の被害者はだれなのか? 

序章 カンタンすぎる「人事評価制度」の目的は人材育成
 1  人材育成ができない人事評価制度は今すぐに捨てよう 
 2   ヒトは他人から評価されることが好きなのか? 嫌いなのか? 
 3 「 ウチの従業員は勉強しない・努力しない」という社長の嘆き 
 4  「要求力量のハードル」の設定方法 

第1 章 一般的な人事評価制度の問題点
 1  「長い」「高い」「面倒くさい× 2 」 
 2   小規模企業ではさらに「わからない」「使えない」「伸びない× 2 」 
 3  「三密」の人事評価制度 
 4   すでに導入・運用されている組織内の仕組みと連動していない 
 コ ラ ム  「 カンタンすぎる人事評価制度」と他の仕組み・ルールとの連動−建設業の事例 
 5  小規模企業が大企業のマネをしてはいけない8 ケ条 
   ⑴ 十把一からげの人事管理 
   ⑵ 大企業ではあいまいな評価制度をあえて実施している 
   ⑶ ワークライフバランスはやるべきことをやってから 
   ⑷ 没個性指導:エッジの効いた人材が小規模企業を救う 
   ⑸ 能書きを許すな! できない人材ほど言い訳が多い 
   ⑹ 優秀な人材が入社すると思うな(育成あるのみ) 
   ⑺ 人材が自ら勉強すると思うな:ハードルを設定しろ 
   ⑻ なんでもIT化は控えるべし 

第2 章 小規模企業の人事評価制度はこうする6 ケ条
 1  その1 :小規模企業の人事評価制度の目的を明確に認識する 
   ⑴ 目的1 :人材育成,後継者育成 
   ⑵ 目的2 :組織の課題を解決すること 
   ⑶ 目的3 :組織内のルール・仕組みづくり 
 2  その2 :人材への期待を伝える 
 3  その3 :「自分ごと」として理解させる 
 4  その4 : 合理的でない処遇差の払拭/根拠と共にフィードバック 
 5  その5 :作って,使って,成果を出す 
 6  その6 :「成果」だけではなく「プロセス」も評価する 

第3 章 「カンタンすぎる人事評価制度」とは?
 1 「 評価項目」も「評価基準」もフルオープン,「評価結果」もフルオープンで 
 2  1 日で3 種類の「人事評価制度」を完成させる 
 3  社長1 人で策定 
 4  さまざまな業種,職種で導入済み:業種,職種は問わない 
 5   導入費用は0 円から:一般の人事評価制度導入費用に比べて20分の1 から5 分の1  
 6  小学生でも評価可能な,経営者目線の人事評価制度 
 7  評価項目が無限 
 8  全員が最高評価を獲得できる絶対評価(相対評価ではない) 
 9  多面評価や360度評価は不要 
 10  人材(被評価者)が高評価を取りやすい→会社の業績アップが容易 
 11 Zoom活用でも可能 
 12 世界でたった1 つのあなたの会社専用の人事評価制度 
 13 人材ごとに「評価表」が策定できる 
 14  「0 → 1 :ゼロイチ人材」を育成できる 
 15 多様性を損なわない人事評価制度 
 16 法令に則った人事評価制度(社会保険労務士が監修) 

第4 章 「カンタンすぎる人事評価制度」の具体的作成方法
 1  本当に今日作って明日から使う 
 2 「 カンタンすぎる人事評価制度」における「評価表」策定のアプローチ 
 3  「評価基準」は必ず「評価項目」ごとに決定すること 
 4  「評価表」の策定時間及び策定枚数 
 5   究極の「人事評価制度」についても考えてみる 
 6  事例をもとに「評価表」を策定してみる 
 7  「自社の存在価値/自社の品質」から導く評価項目の策定 
 8  「3 年後に達成したい目的」から導く評価項目の策定 
 9 「 会社にとって必要な人材,社長が一緒に働きたい人材」から導く評価項目の策定 
 10 「 会社として人材に要求する業務姿勢」から導く評価項目の策定 
 11 「 会社にとって解決すべき課題から展開する個人目標」から導く評価項目の策定 
 12 全社的に「人事評価制度説明会」を開催する 

第5 章 「カンタンすぎる人事評価制度」を運用して人材育成を成し遂げ,業績向上を実現する
 1   小学生でも評価可能な「カンタンすぎる人事評価制度」が運用できない会社とは? 
 2  答えがわかっているテストでも高得点が取れない人材 
 3  人材に高評価を獲得させるのはカンタン 
 4  人材に高評価を獲得させるためのしかけとは? 
 5  90%の人材が高評価を獲得 
 6  教育訓練計画への展開 
 7  評価期間開始早々に高評価獲得が無理になった場合 

第6 章 「やりっぱなしの人事評価制度」にしないこと!
 1   人事評価制度の策定及び運用でさまざまなことが見えてきます 
 2   人事評価制度は,組織運営の仕組み・ルールの発見・修正・改善ツールです 
 3 「 カンタンすぎる人事評価制度」策定プロセスにおいて組織で必要なルール・仕組みが明確になる 
 4 「 カンタンすぎる人事評価制度」運用プロセスにおいて組織のルール・仕組みの修正点・改善点が明確になる 

第7 章 「人事評価表」以外にあると良いもの
 1  「カンタンすぎる人事評価表」だけでも十分ですが 
 2  職能資格等級 
 3  人材育成制度:すでに構築済み? 
 4  賃金制度(給与制度) 
 5  人事評価制度と連動した「就業規則」 

補章 「カンタンすぎる人事評価制度」への不安・疑問点
 1  よくいただく質問 
 2  まずやってみる:学んで・作って・使って・成果を出す 
 
おわりに たった1 日で作って,本当に明日から使えます! 

著者紹介

山本 昌幸(やまもと まさゆき)