戦略財務マネジメント

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鳥邊 晋司
川上 昌直
赤石 篤紀
定価:3,080円(税込)

発行日:2008/04/25
A5判 / 288頁
ISBN:978-4-502-39960-2

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本の紹介
長期的企業価値の最大化を想定したうえで、財務論の基礎的な部分を割愛し、企業の財務意思決定のより本質的な問題に焦点をあてて解説。ガバナンスや戦略リスク評価も論じる。

目次


戦略財務マネジメント
目次

 まえがき

第1章 企業の財務目的と財務をめぐる諸問題
 1 企業の財務目的
 2 現実の資本市場と財務問題
 3 エージェンシー問題と情報の非対称性
  (1)エージェンシー問題
  (2)情報の非対称性の問題
 4 財務目的の再考
  (1)資本市場の効率性
  (2)市場のプレイヤーの行動様式
  (3)長期的企業価値の最大化 ……ほか
 5 本書の構成

第2章 財務マネジメントにおけるガバナンス問題
 1 経営財務論における制度的議論の位置づけ
  (1)不完全市場の問題と情報開示の限界
  (2)不完全市場におけるガバナンス問題
 2 株主による規律付け
  (1)退出による規律付け:敵対的買収による規律付け
  (2)発言による規律付け:株主行動主義
 3 効果的な取締役会の運営
  (1)取締役会の役割と現実:取締役会の独立性の問題
  (2)取締役会における諸問題
 4 経営者報酬
  (1)経営者の報酬体系
  (2)基本給と短期ボーナスの設定
  (3)ストック・オプション
 5 米国型ガバナンスに対する日本企業の反応
  (1)日本における株主による規律付け
  (2)日本企業の取締役会改革
  (3)日本企業の経営者の報酬体系
 6 ガバナンス問題の論点整理

第3章 債券と株式の価格評価
 1 投資意思決定の基本
  (1)貨幣の時間価値(time value of money)
  (2)多期間にわたるキャッシュ・フローと資産価値
  (3)複利概念
 2 債券価格と利回りの評価
  (1)債券の評価
  (2)利回りの評価
  (3)フォワード・レート
 3 債券価格と金利の関係
  (1)金利変化に伴う債券価格の変化
  (2)デュレーションと修正デュレーション
  (3)価格変化率を補正するコンベクシティ
 4 株式の評価
  (1)配当割引モデル(dividend discount model : DDM)
  (2)一定成長率配当割引モデル
  (3)サスティナブル成長率

第4章 資本市場における価値評価モデル
 1 ポートフォリオ選択理論
  (1)ポートフォリオ選択理論の基礎となる前提条件
  (2)ポートフォリオのリターンとリスク
  (3)最適ポートフォリオの選択
 2 市場モデル
  (1)最適ポートフォリオの導出における問題と市場モデル
  (2)市場モデルの解釈
  (3)市場モデルにみる分散投資の効果
 3 資本資産評価モデル(CAPM)
  (1)ポートフォリオ選択理論から資本資産評価モデルへの展開
  (2)資本市場線(CML)
  (3)証券市場線(SML)
 4 オプションの基本構造
  (1)オプションの基本構造
  (2)プット−コール・パリティ
  (3)複製アプローチによるオプションの評価
 5 オプション価格モデル(OPM)
  (1)二項過程モデル
  (2)ブラック=ショールズ・モデル(BSOPM)
  (3)オプション価値に影響を与える要因
 補論 最適ポートフォリオにおける各証券の投資比率の導出
  (1)最適ポートフォリオ中の各証券の投資比率の導出プロセス
  (2)最適ポートフォリオ中の各証券の投資比率の導出例

第5章 投資案の価値評価手法と企業の資本配分問題
 1 正味現在価値法の意義
  (1)正味現在価値法とは
  (2)増分キャッシュ・フロー
  (3)割引率=機会費用=資本コスト
 2 経営の柔軟性を考慮した投資案の評価〜BSOPMの適用〜
  (1)投資案に内在する経営の柔軟性
  (2)拡張オプションが内在する投資案の評価:BSOPMの適用
 3 二項過程モデルによる経営の柔軟性の評価
  (1)拡張オプションが内在する投資案の評価:二項過程モデルの
     適用
  (2)BSOPMと二項過程モデル
 4 内部資本市場の効率性
  (1)内部資本市場とその効率性
  (2)内部資本市場の非効率性
 5 資本配分プロセスに対する戦略論研究の示唆
  (1)漸進的な資本配分プロセス
  (2)資本配分プロセスに影響を及ぼす要因
  (3)資本配分プロセス研究からの示唆

第6章 資本構成問題?
 1 完全競争下における資本構成理論
 2 法人税を考慮に入れたMM命題
  (1)MMの修正命題
  (2)数値例にもとづくMMモデルのグラフ表示
  (3)MM命題の下での株価の変化
 3 資本コスト
  (1)資本コストの意義
  (2)調達源泉別資本コストの計算
 4 倒産コストと資本構成問題

第7章 資本構成問題?
 1 エージェンシー・コストとは
 2 資本構成に関わるエージェンシー問題
  (1)株主と負債権者の間の利害の対立
  (2)経営者と株主の間の利害の対立
 3 情報の非対称性と資本構成問題
  (1)仮設例
  (2)ペッキング・オーダー理論の含意
 4 経営戦略と資本構成問題
  (1)前節までのまとめ
  (2)資本構成問題に対する戦略的視点

第8章 配当政策
 1 企業成長との関連
 2 最適配当政策をめぐる論争
  (1)ゴードン・モデル
  (2)配当政策の無関連性−MMモデル
 3 仮設例による説明
 4 不完全性を考慮に入れた場合の配当政策論議
    〜低配当を支持する議論〜
  (1)所得税の影響
  (2)取引費用の影響
  (3)経営者と投資家の情報の非対称性
 5 高配当を支持する議論と顧客効果
  (1)配当および自社株買いのメリット
  (2)自社株買いが優位性を持つ場合
  (3)配当の顧客効果
 6 配当の安定性

第9章 企業価値評価〜バリュエーション〜
  1 企業価値評価の枠組み
  2 企業価値評価のプロセス
  3 企業価値評価の実際〜T社を例にして〜
  (1)見積財務諸表の作成
  (2)将来FCFの計算
  (3)資本コストの測定 ……ほか
 4 修正現在価値法にもとづく企業価値評価
  (1)修正現在価値法とは
  (2)修正現在価値法が推奨される状況
  (3)修正現在価値法による企業価値の算定例〜T社を例にして〜

第10章 デリバティブによるリスク・ヘッジ
 1 リスク・ヘッジの意義
 2 フォワードと先物
  (1)フォワード
  (2)先物
  (3)無裁定条件にもとづく先物価格の決定
 3 スワップ
  (1)スワップの仕組みと成立要件
  (2)フォワードとしてのスワップ
  (3)スワップの特殊性
 4 オプション
 5 デリバティブを用いたリスク・ヘッジ
  (1)仮設例
  (2)フォワード・先物によるヘッジ
  (3)オプションによるヘッジ ……ほか

第11章 オプションの評価事例と新株予約権
 1 金融オプションの価値評価
  (1)権利行使価格の設定
  (2)金融オプションの評価
  (3)オプションの価値評価
 2 ストック・オプション
  (1)ストック・オプションとは
  (2)ストック・オプションの評価
  (3)ストック・オプションにまつわる問題
 3 コール・オプションとしての新株予約権とCB
  (1)新株予約権
  (2)転換社債型新株予約権付社債
  (3)MSCBの登場

第12章 企業価値創造におけるリスク・マネジメント
 1 企業を取り巻くリスク
 2 企業価値とリスク・マネジメント
  (1)リスク・マネジメントがもたらす企業価値への影響
  (2)企業価値ベースのリスク分類とマネジメント
 3 戦略リスクへのアプローチ
  (1)投資方針と戦略的判断による負わざるリスクの選別
  (2)戦略リスクの評価
  (3)戦略リスクへの対応
 4 リスクにもとづく戦略財務マネジメントへ
  (1)資本構成への影響
  (2)投資評価への影響
  (3)企業価値創造におけるリスク・マネジメント

 参考文献

 索  引


著者プロフィール 鳥邊晋司

川上昌直

赤石篤紀


























著者紹介

鳥邊 晋司(とりべ しんじ)

川上 昌直(かわかみ まさなお)

赤石 篤紀(あかいし あつのり)