詳解排出権信託―制度設計と活用事例

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中央三井トラスト・ホールディングス

定価(紙 版):6,160円(税込)

発行日:2008/05/02
A5判 / 504頁
ISBN:978-4-502-39950-3

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本の紹介
複雑かつ煩雑な排出権取引に信託の機能を活用すると、譲渡・処分などが簡単にできるようになり個人の参加も可能となる。取引と市場の現状を踏まえ、このスキームを豊富なケースで詳説。

目次


詳解
排出権信託─
制度設計と活用事例
目次

 は じ め に

序 章 低炭素社会に向けて
 1  地球温暖化の現実
  ⑴ 始まった温暖化
  ⑵ 温暖化の将来予測
  ⑶ 急変する国際世論
 2  温暖化を巡る理念
  ⑴ 予防原則
  ⑵ 共通だが差異のある責任
  ⑶ 持続可能な発展
 3  動き始めた国際社会
  ⑴ 大幅削減の数値目標
  ⑵ 「バックキャスティング」の活用
 4  低炭素社会の本質
  ⑴ 「CO2本位制」の始まり
  ⑵ 外部コストの内部化
 5  低炭素社会への移行
  ⑴ 国家戦略の構築
  ⑵ 法的規制の導入
  ⑶ 社会規範の創出

第Ⅰ章 京都議定書と排出権取引の骨格
 1  京都議定書・第一約束期間への道
  ⑴ 京都議定書採択(1997年12月)まで
  ⑵ 京都議定書発効(2005年2月)まで
  ⑶ 第一約束期間開始(2008年1月)まで
 2  アローアンスベース取引とプロジェクトベース取引
  ⑴ アローアンスベース取引―キャップ&トレード・スキーム
  ⑵ プロジェクトベース取引―ベースライン&クレジット・スキーム
 3  京都メカニズムの概要
  ⑴ 京都メカニズムの全体像
  ⑵ 国際排出権取引(IET)
  ⑶ JIとERU ……ほか
 4  EU‒ETS について
  ⑴ EU‒ETS の仕組み
  ⑵ フェーズⅡに移行するEU‒ETS
 5  国内の温暖化対策について
  ⑴ 地球温暖化対策推進法
  ⑵ 京都議定書目標達成計画
  ⑶ 日本経団連の環境自主行動計画の概要 ……ほか

第Ⅱ章 世界の排出権市場の現状
 1  排出権取引市場の分類と各市場のリンケージ
  ⑴ 「マイナスCO2」の価格メカニズム
  ⑵ コンプライアンス市場とボランタリー市場
  ⑶ 価格と取引形態 ……ほか
 2  拡大する排出権取引市場
  ⑴ 世界的な取引量の拡大
  ⑵ EU‒ETS 市場について
  ⑶ CDM とJI の市場について ……ほか
 3  日本の排出権取引市場
  ⑴ CDM セカンダリー市場
  ⑵ 環境省の自主参加型国内排出量取引制度(再掲)
  ⑶ 今後の国内排出権取引市場

第Ⅲ章 CDM の仕組みと手続き
 1  CDM の基本的仕組みと意義
 2  CER 分配までのCDM の手続き
  ⑴ CDM プロジェクト遂行の基本的なプロセス
  ⑵ CDMプロジェクトの計画策定とPDD の作成
  ⑶ 関係締約国による承認 ……ほか
 3  各種CDM の仕組み
  ⑴ 小規模CDM(SSC)
  ⑵ 新規植林・再植林CDM
  ⑶ プログラムCDM  ……ほか
 4  CDM の主な担い手
  ⑴ COP/MOP
  ⑵ CDM 理事会(EB)
  ⑶ DNA(指定国家機関) ……ほか
 5  CDM プロジェクトにおける契約とリスク
  ⑴ CDMプロジェクトにおけるCER 取得のための契約
  ⑵ 海外プロジェクトとしてのCDM のリスク
  ⑶ CDM プロジェクト固有のリスク

第Ⅳ章 信託の仕組みとその新たなる展開
 1  信託の基本的仕組みと機能
  ⑴ 信託とは
  ⑵ 信託の特徴
  ⑶ 信託の機能 ……ほか
 2  信託の分類
  ⑴ 契約信託と遺言信託
  ⑵ 私益信託と公益信託
  ⑶ 自益信託と他益信託 ……ほか
 3  信託の歴史と現代の新しい展開
  ⑴ 信託の生成と発展―イギリス・アメリカの信託
  ⑵ 日本の信託の歴史
  ⑶ 新しい時代の信託

第Ⅴ章 排出権取引における信託活用(排出権信託)の
      ケーススタディ

 1  排出権取引における信託の活用について
  ⑴ 排出権取引における信託活用への道筋
  ⑵ 信託の基本的仕組み
  ⑶ 排出権取引における信託活用の範囲
 2  排出権取引における信託活用の基本機能
    ―ケーススタディ基本編
  ⑴ 信託を活用した排出権の小口譲渡(転換機能)
  ⑵ 担保としての信託受益権の活用(転換機能)
  ⑶ 信託銀行を活用した排出権取引の同時決済機能
 3  排出権取引における信託活用の応用型―ケーススタディ応用編
  ⑴ カストディ型・排出権信託
  ⑵ エスクロー型・排出権信託
  ⑶ カーボンファンド型・排出権信託(金外信託) ……ほか

第Ⅵ章 排出権取引に関連する法制度
 1  排出権に関する法制度の概要
  ⑴ 排出権とは何か
  ⑵ 排出権に関する法的枠組みの具体例
  ⑶ 京都議定書およびこれに関連する法的枠組みの概要
 2  排出権の法的性質
  ⑴ 従来の議論
  ⑵ 財産権性の有無
  ⑶ 排出権の具体的な法的性質
 3  割当量口座簿制度
  ⑴ 割当量口座簿に関する法規の構造
  ⑵ 割当量口座簿制度の概要
  ⑶ 割当量口座簿の具体的な運用
 4  排出権取引の法的問題点(その①:排出権の譲渡取引)
  ⑴ 排出権の譲渡
  ⑵ 排出権売買における同時履行性の確保
  ⑶ 排出権取引における善意者保護(善意取得)
 5  排出権取引の法的問題点(その②:担保設定)
 6  排出権取引の法的問題点(その③:信託)
  ⑴ 排出権の信託
  ⑵ 信託の公示
  ⑶ 信託を利用した排出権取引の具体例
 7  排出権取引の業法上の取扱い
  ⑴ 業法における基本的な位置づけ
  ⑵ 金融商品取引業者による排出権取引
  ⑶ 銀行による排出権取引 ……ほか
 8  今後の課題

第Ⅶ章 排出権取引に関連する会計・税務処理
 1  排出権取引に関連する会計処理
  ⑴ 「事業投資」としての排出権取得
  ⑵ 専ら第三者に販売する目的で排出クレジットを取得する場合の
     会計処理
  ⑶ 将来の自社使用を見込んで排出クレジットを取得する場合の
     会計処理
 2  排出権信託の会計処理
  ⑴ 信託の会計の枠組みと受託者会計
  ⑵ 受益者の会計と排出権信託の受益権の処理
  ⑶ 排出権信託・会計処理の実例
 3  排出権取引に関連する税務
  ⑴ 排出権取引への課税
  ⑵ 4ケースの課税ポイント
 4  排出権信託の税務
  ⑴ 平成19年度税制改正前の信託課税
  ⑵ 平成19年度税制改正後の信託課税
  ⑶ 金融商品取引法上での信託受益権の取扱い ……ほか

第Ⅷ章 排出権取引とシステム
 1  排出権取引関連業務とシステム
 2  国別登録簿システムとは
  ⑴ 登録簿システムの概要
  ⑵ 登録簿ネットワークに係るスケジュール
  ⑶ 登録簿ネットワークの国際間接続について ……ほか
 3  環境省自主参加型排出量取引制度におけるシステム整備
  ⑴ 制度概要
  ⑵ 本事業で使用されるシステムについて
  ⑶ まとめ

第Ⅸ章 CDM プロジェクトの技術的・事業的特性
 1  登録CDM の各種特徴と傾向
  ⑴ プロジェクト規模別にみたCDM の特徴
  ⑵ ホスト国別にみたCDM の傾向
  ⑶ 投資国別に見たCDM の傾向
 2  大規模CDM プロジェクトの技術的・事業的特性
  ⑴ 非エネルギー系の大規模CDM プロジェクト
  ⑵ エネルギー系の大規模CDM プロジェクト
  ⑶ 大規模CDM プロジェクトに関する今後の見通し
 3  中規模CDM プロジェクトの技術的・事業的特性
  ⑴ 再生可能エネルギーを活用した中規模CDM プロジェクト
  ⑵ 家畜排泄物の高度処理を行う中規模CDM プロジェクト
 4  小規模CDM プロジェクトの技術的・事業的特性
  ⑴ 省エネ小規模CDM プロジェクト

第Ⅹ章 排出権取得の実態について
 1  一次取得の実態について
  ⑴ 一次取得の特徴
  ⑵ 候補案件の発掘
  ⑶ 最近の傾向
 2  二次取得の実態について
  ⑴ 国際排出権取引
  ⑵ CDM/JI へのプロジェクト参加者追加型
  ⑶ 国内排出権取引 ……ほか
 3  CDM 化手続きの事例
  ⑴ PDD 作成
  ⑵ ホスト国承認
  ⑶ 投資国承認 ……ほか
 4  信託への期待
  ⑴ 中・小口需要家の期待
  ⑵ 排出権所有者(当初受益者)の期待

第Ⅺ章 地球温暖化と企業経営―環境配慮型社会への波
 1  地球環境問題における潮流の変化
  ⑴ IPCC 報告書
  ⑵ スターン報告
  ⑶ アメリカの政策変更の可能性
 2  地球温暖化問題と企業の社会的責任
  ⑴ 「社会的責任」の内容の変化
  ⑵ 情報開示と環境報告書における変化
  ⑶ 企業におけるリスク・マネジメントの重要性
 3  企業を取り巻く環境配慮への波(グリーンウェーブ)
  ⑴ NPO,NGO の働きかけ
  ⑵ グリーン調達とサプライチェーン・マネジメント
  ⑶ 環境問題に取り組む金融
 4  グリーンウェーブと環境配慮型ビジネス
  ⑴ カーボンニュートラルとカーボンオフセット
  ⑵ カーボンオフセット・プランの提供
  ⑶ グリーン商品とカーボン・フットプリント

終 章 カーボンオフセット社会の将来と排出権信託
      ―結びにかえて

  1  共益化社会とカーボンオフセット
  2  カーボンオフセットと排出権信託

 付 録
  1 気候変動に関する国際連合枠組条約の京都議定書(和訳)
  2 地球温暖化対策の推進に関する法律(抄録)
  3 割当量口座簿に係る各種申請書

 索 引
著者プロフィール <編者紹介>
中央三井トラスト・ホールディングス株式会社
本店所在地:東京都港区芝3丁目33番1号
グループ企業
中央三井トラスト・ホールディングス:銀行持株会社
中央三井信託銀行:個人・法人向け金融サービス
中央三井アセット信託銀行:機関投資家向けサービス
中央三井アセットマネジメント:個人・機関投資家向け金融サービス
中央三井キャピタル:法人向け金融サービス
主な沿革:
大正13年3月:三井信託株式会社設立。
信託業法に基づくわが国最初の信託会社として,設立。
昭和37年5月:中央信託銀行株式会社設立。
平成12年4月:中央信託銀行株式会社と三井信託銀行株式会社が合併,中央三井信託銀行株式会社となる。
平成14年2月:持株会社三井トラスト・ホールディングス株式会社設立。
平成19年10月:三井トラスト・ホールディングス株式会社の社名を中央三井トラスト・ホールディングス株式会社に改称。

























著者紹介

中央三井トラスト・ホールディングス(ちゅうおうみついとらすとほーるでぃんぐす)