企業社会責任の研究

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鈴木 幸毅 編著
百田 義治 編著

定価(紙 版):3,520円(税込)

発行日:2008/03/26
A5判 / 210頁
ISBN:978-4-502-39910-7

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本の紹介
企業倫理、企業統治、労働、環境、企業体制など現代CSRの主要な問題領域を歴史的視点を基礎に理論的・実証的に分析。現代経営学の重要課題とされるCSRの核心を解明。

目次


企業社会責任の研究
目次

 はじめに

第?編 企業倫理・企業社会責任
 第1章 日本における企業倫理の源流
  1 江戸時代のビジネス環境
  2 江戸時代の企業倫理
  3 江戸時代の企業倫理の限界
  4 結  論

 第2章 企業社会責任と企業統治
  1 「企業社会責任」「企業統治」の意味と生成背景
  2 株主価値重視型企業統治の現実的帰結
  3 株主価値重視型企業統治と企業社会責任

第?編 企業社会責任とコーポレート・ガバナンス
 第3章 コーポレート・ガバナンス改革の位相
  1 コーポレート・ガバナンスの基本性格と分析の基礎概念
  2 「株式所有と会社支配」の構造変化
  3 会社統治または戦略的管理への制約構造
  4 コーポレート・ガバナンス改革の基本方向

 第4章 コーポレート・ガバナンス制度のダイナミズム
       ―ガバナンス・システムの再構築に向けて―
  1 コーポレート・ガバナンスをめぐる問題状況
  2 多様な企業観の存在と比較
  コーポレート・ガバナンス
  3 経営者行動に対するモニタリング
  4 結語:エピローグ

第?編 企業社会責任と労働
 第5章 経営労働と企業社会責任
  1 はじめに
  2 世界の動向
  3 わが国の動向
  4 最近の事例
  5 むすび

 第6章 企業労働のなかの「自発」と「強制」
  1 はじめに
  2 内部労働市場とその日本的特質
  3 能力主義管理下での自発と強制
  4 日本=組織志向型社会の労働市場
  5 むすびにかえて

 第7章 ワーク・ライフ・バランスと「社会化した人材マネジメント」
  1 課題設定と分析視点
  2 人材マネジメントの基本パラダイム
  3 労働過程の社会化と新しい人間モデル
  4 人材マネジメントの社会化の必然性
  5 協働意欲とワーク・ライフ・バランス
  6 企業社会の新しい地平

第?編 企業社会責任と環境
 第8章 サスティナブル・マーケティングと企業責任
 ―「生産と販売」のグリーン化への社会的責任を負うマーケティング―
  1 サスティナビリティと企業活動
  2 マーケティングの発展と環境サスティナビリティ志向
  3 企業の自己責任とマーケティング
  4 サスティナブル・マーケティングの課題

 第9章 「環境経営」と企業責任
  1 環境経営と環境管理
  2 二つの責任概念と責任範囲の拡大
  3 内部化と内発化
  4 地球環境問題と企業の環境責任

第?編 大企業体制と企業社会責任
 第10章 大企業体制の成立と企業社会責任
        ―1920年代までのアメリカを中心として―
  1 課題設定・問題意識
  2 第1次大戦前アメリカにおけるCSR・企業倫理
  3 1920年代アメリカにおけるCSR・企業倫理
 
 第11章 フォーディズムと企業の社会的責任論
  1 はじめに
  2 企業目的と社会的責任および経営者倫理
  3 フォーディズムと社会的責任論
  4 フォード社会的責任論の歴史的意義

第?編 グローバリゼーションと企業社会責任
 第12章 グローバルビジネス論再考―分析視角と課題―
  1 企業の社会的責任(CSR)の対象と範囲
  2 グローバリゼーション下の「公正な競争」のあり方とCSR
  3 共生型ビジネスモデル論
  4 むすびにかえて

 第13章 ドイツの資本市場の変化と共同決定
        ―フェーバ社とシーメンス社のケースを中心として―
  1 ドイツの資本市場の圧力と「株主価値重視」経営
  2 フェーバ社とシーメンス社の株主構造の変化と資本市場の圧力
  3 「株主価値経営」の推進と大規模な事業再編
  4 フェーバ社とシーメンス社の共同決定とリストラクチャリング
  5 「株主価値重視経営」と労使共同決定

 索 引

著者プロフィール <編著者紹介>
鈴木幸毅

百田義治



























著者紹介

鈴木 幸毅(すずき こうき)

百田 義治(ひゃくた よしはる)