現代の企業と社会―働く前に知っておきたいこと

細川 孝 編著
齋藤 敦 編著
定価:3,190円(税込)

発行日:2021/06/14
A5判 / 264頁
ISBN:978-4-502-39311-2

送料について
本の紹介
「株式会社論」や「企業論」向けの教科書。「企業」「社会」「働く」の3つをキーワードに、企業の仕組みとそこで働く場合にどのような問題があるのかということを学ぶ。

目次



現代の企業と社会
働く前に知っておきたいこと
目次

はじめに
序章 経営学(部で)の学びについて考える
 1 大学で学ぶ
 2 経営学を学ぶ
 3 労働(職業生活)への移行を見据えて学ぶ
 4 本書の試み
【コラム】農業経営と農業ビジネス

[第Ⅰ部]企業の動向を知る
第1章 現代株式会社の現状と特質
 1 日本における株式会社の現状
 2 株式会社の起源・歴史普及・発展過程
 3 株式会社の制度的特徴
 4 会社機関
 5 大規模上場会社の実態
【コラム】 大塚家具の経営抗争 
―父娘による経営権争いとヤマダ電機による買収

第2章 コーポレート・ガバナンスの概念と制度内容
 1 コーポレート・ガバナンスの概念と議論
 2 ガバナンス・システム
 3 商法・会社法改正による会社機関の改革
 4 コーポレートガバナンス・コード
【コラム】株主代表訴訟 
―取締役5名に583億6千万円の賠償命令

第3章 企業倫理の理論と実践
 1 企業倫理の性格と内容
 2 企業活動における倫理
 3 企業活動に要求される原理
 4 非倫理行為に対して行われる内部告発
【コラム】取引先を切る権利

第4章 現代の多国籍企業
 1 多国籍企業の定義とその理論
 2 日本企業の国際展開
 3 グローバル企業化する多国籍企業
【コラム】多国籍企業の税逃れ
―節税か? 脱税か?

第5章 社会的課題の解決と企業
―社会的利益を生み出す仕組み:社会的企業
 1 はじめに ―現代社会の多様な「問題」とその解決主体
 2 社会的企業(Social Enterprise)とは何か
 3 ベネフィット・コーポレーションという形態
 4 おわりに ―社会的利益を追求する企業経営に向けて
【コラム】「自分の会社が無くなること」を目指す会社?!

[第Ⅱ部]社会の動向を知る
第6章 新自由主義のもとでの企業・経営と社会
 1 新自由主義の形成
 2 資本主義の発展と新自由主義
 3 20世紀末以降におけるグローバリゼーションと新自由主義
 4 新自由主義のもとでの日本企業
 5 問われる新自由主義
【コラム】「自助・共助・公助」という言葉と新自由主義

第7章 グローバリゼーションがもたらす諸問題
 1 グローバリゼーションの歴史
 2 現代のグローバリゼーションと経済格差
 3 国際機関と地域統合
 4 諸課題の解決に向けて
【コラム】グラミン銀行とソーシャル・ビジネス

第8章 日本企業における労働環境
 1 日本的雇用制度の特徴
 2 企業における労働の実態
 3 多様化する働き方
 4 経営学的視点から捉えたテレワーク(理論編)
【コラム】「やり過ごし」のできない人材は無能?

第9章 労働者の権利と労働組合の役割
 1 本章の意図
 2 労働者の権利の獲得
 3  新自由主義経済における労働者の「カネ」と「ヒト」に関する
   状況悪化
 4  新自由主義経済における労働者の「カネ」と「ヒト」に関する
   労働組合の必要性
 5 労働者の権利と労働組合の役割
【コラム】日本プロ野球選手会

第10章 社会的課題の解決と新しい働き方
―社会貢献を仕事にする仕組み:ソーシャルビジネス
 1 はじめに ―もう1つの「働き方改革」
 2 「社会貢献」に対する個人と企業の意識
 3 ネパール大地震と「Smile for Nepal」の活動
 4 おわりに ―社会貢献を仕事にする
◆索 引


著者プロフィール
<編著者紹介>
細川 孝(ほそかわ たかし)
龍谷大学経営学部教授。
立命館大学大学院経営学研究科博士前期課程修了,修士(経営学)。
主著:『 転換期の株式会社―拡大する影響力と改革課題』ミネルヴァ書房,2009年(共編著)。
『「無償教育の漸進的導入」と大学界改革』晃洋書房,2014年(編著)。
齋藤 敦(さいとう あつし)
徳島文理大学総合政策学部教授。
同志社大学大学院商学研究科博士後期課程満期退学,博士(商学)。
主著:『独英情報通信産業比較にみる政治と経済』晃洋書房,2008年。


著者紹介

細川 孝(ほそかわ たかし)
[プロフィール]
龍谷大学経営学部教授。
立命館大学大学院経営学研究科博士前期課程修了、修士(経営学)

[主な著作]
『転換期の株式会社-拡大する影響力と改革課題』ミネルヴァ書房、2009年(共編著)、『「無償教育の漸進的導入」と大学界改革』晃洋書房、2014年(編著)。

齋藤 敦(さいとう あつし)
[プロフィール]
徳島文理大学総合政策学部教授。
同志社大学大学院商学研究科博士後期課程満期退学、博士(商学)。

[主な著作]
『独英情報通信産業比較にみる政治と経済』晃洋書房、2008年。

担当編集者コメント
『経済』2022年1月号の書評欄(評者:國島 弘行 氏)に掲載されました。