病院の財務実態―多角経営時代の医療法人

荒井 耕
定価:5,940円(税込)

発行日:2020/12/14
A5判 / 392頁
ISBN:978-4-502-36761-8

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本の紹介
多角経営時代を踏まえて、病院経営における医療法人の経営類型別財務実態を分析。また企業でいうと本社・本部にあたる政府にとっての管理会計制度のあり方について提言する。

目次



病院の財務実態:多角経営時代の医療法人
目次

まえがき
序章 事業報告書等データベースの概要
―本研究の基盤―

第1章  経営類型の現状―経営類型への着目と定義―
1.経営類型の定義と構成割合
 1.1 定義と構成割合の現状
 1.2 構成割合の経年的推移
2.経営類型以外の法人属性の構成割合
 2.1 設立年代
 2.2 資産額規模
 2.3 収益額規模
 2.4 その他の属性
3.各経営類型の法人属性特性
 3.1 本来業務多角化類型系の各種経営類型
 3.2 病院診療領域類型系の各種経営類型
 3.3 本来業務多角化病院診療領域類型

第2章 病院経営医療法人全体での財務実態
1.採算性
 1.1 分析対象指標
 1.2 全体での実態
2.財務健全性
 2.1 分析対象指標
 2.2 全体での実態
3.資産の利用効率性と収益性
 3.1 分析対象指標
 3.2 全体での実態
4.全体としての財務実態の総括

第3章 経営類型別の採算性
1.主要経営類型
 1.1 本来業務多角化類型別:本来業務多角化の影響
 1.2 病院診療領域類型別:診療領域選択の影響
2.本来業務多角化類型別の各種経営方針類型
 2.1 拠点展開類型別:多拠点化の影響
 2.2 地域対応類型別:広域対応化の影響
 2.3 附帯業務多角化類型別:附帯業務多角化の影響
3.病院診療領域類型別の各種経営方針類型
 3.1 拠点展開類型別:多拠点化の影響
 3.2 地域対応類型別:広域対応化の影響
 3.3 附帯業務多角化類型別:附帯業務多角化の影響
4.本来業務多角化病院診療領域類型

第4章 経営類型別の財務健全性
1.主要経営類型
 1.1 本来業務多角化類型別:本来業務多角化の影響
 1.2 病院診療領域類型別:診療領域選択の影響
2.本来業務多角化類型別の各種経営方針類型
 2.1 拠点展開類型別:多拠点化の影響
 2.2 地域対応類型別:広域対応化の影響
 2.3 附帯業務多角化類型別:附帯業務多角化の影響
3.病院診療領域類型別の各種経営方針類型
 3.1 拠点展開類型別:多拠点化の影響
 3.2 地域対応類型別:広域対応化の影響
 3.3 附帯業務多角化類型別:附帯業務多角化の影響
4.本来業務多角化病院診療領域類型

第5章 経営類型別の資産利用効率性収益性
1.主要経営類型
 1.1 本来業務多角化類型別:本来業務多角化の影響
 1.2 病院診療領域類型別:診療領域選択の影響
2.本来業務多角化類型別の各種経営方針類型
 2.1 拠点展開類型別:多拠点化の影響
 2.2 地域対応類型別:広域対応化の影響
 2.3 附帯業務多角化類型別:附帯業務多角化の影響
3.病院診療領域類型別の各種経営方針類型
 3.1 拠点展開類型別:多拠点化の影響
 3.2 地域対応類型別:広域対応化の影響
 3.3 附帯業務多角化類型別:附帯業務多角化の影響
4.本来業務多角化病院診療領域類型

第6章 経営方針による財務への影響
1.影響の判断基準
2.本来業務多角化の影響
 2.1 全  体
 2.2 拠点展開類型別
 2.3 地域対応類型別
 2.4 附帯業務多角化類型別
 2.5 診療領域類型別
3.診療領域選択の影響
 3.1 全  体
 3.2 拠点展開類型別
 3.3 地域対応類型別
 3.4 附帯業務多角化類型別
 3.5 本来業務多角化類型別
4.病院多拠点化の影響
5.広域対応化の影響
6.附帯業務多角化の影響
7.本分析の限界点留意点

第7章 経営類型別財務実態の経年変化分析
1.経年変化の激しさの判断基準
2.採 算 性
 2.1 本来業務多角化類型の各種経営方針類型
 2.2 病院診療領域類型の各種経営方針類型
 2.3 本来業務多角化類型別の各種診療領域類型
3.健 全 性
 3.1 本来業務多角化類型の各種経営方針類型
 3.2 病院診療領域類型の各種経営方針類型
 3.3 本来業務多角化類型別の各種診療領域類型
4.資産効率性収益性
 4.1 本来業務多角化類型の各種経営方針類型
 4.2 病院診療領域類型の各種経営方針類型
 4.3 本来業務多角化類型別の各種診療領域類型

第8章 経営類型別の法人属性別財務実態
1.設立年代別
 1.1 資産及び収益額規模
 1.2 採 算 性
 1.3 財務健全性
 1.4 資産利用効率性収益性
2.資産額規模別
 2.1 採 算 性
 2.2 財務健全性
 2.3 資産利用効率性収益性
3.収益額規模別
 3.1 採 算 性
 3.2 財務健全性
 3.3 資産利用効率性収益性

第9章 財務実態への経営類型の影響力
―経営類型の財務説明力の検証―
1.分析方法と基本統計量
2.採算性への影響力
 2.1 事業利益率
 2.2 事業赤字か否か
 2.3 経常事業利益率差
3.財務健全性への影響力
 3.1 自己資本比率
 3.2 債務超過か否か
4.資産利用効率性収益性への影響力
 4.1 総資産回転率
 4.2 総資産事業利益率
5.経営類型による財務実態への影響の総括

補 論 病床機能報告との連動による財務実態分析の拡張
1.病床機能報告との連動
2.在宅療養支援に関する経営方針と財務実態
3.救急対応に関する経営方針と財務実態
4.高額医療機器投資に関する経営方針と財務実態
5.退院調整部門整備に関する経営方針と財務実態
あとがき
参考文献
索  引



著者プロフィール
《著者紹介》
荒井 耕(あらい こう)
一橋大学大学院経営管理研究科教授
1994年 一橋大学商学部卒業
2001年  富士総合研究所勤務を経て,一橋大学大学院商学研究科博士課程修了 博士(商学)取得
大阪市立大学大学院経営学研究科専任講師,助教授,准教授を経て
2008年 一橋大学大学院商学研究科准教授
2012年 一橋大学大学院商学研究科教授,現在に至る
中央社会保険医療協議会公益委員(2015年〜)
専門分野:管理会計,原価計算,医療管理会計,公会計

[主要著書・論文]
『医療バランスト・スコアカード:英米の展開と日本の挑戦』中央経済社,2005年5月(日本原価計算研究学会 学会賞受賞).
『医療原価計算:先駆的な英米医療界からの示唆』中央経済社,2007年2月(日本会計研究学会太田・黒澤賞受賞).
『病院原価計算:医療制度適応への経営改革』
中央経済社,2009年1月(日本管理会計学会・文献賞受賞).
『医療サービス価値企画:診療プロトコル開発による費用対成果の追求』中央経済社,2011年7月.
『病院管理会計:持続的経営による地域医療への貢献』中央経済社,2013年11月(日本公認会計士協会学術賞−MCS賞受賞).
『病院管理会計の効果検証:質が高く効率的な医療の実現に向けて』中央経済社,2019年9月.
『診療所の財務実態:多角化・多拠点化の財務的効果』中央経済社,2020年1月.
Reforming Hospital Costing Practices in Japan: An Implentation Study, Financial Accountability &Management, Vol. 22, No 4, November 2006


著者紹介

荒井 耕(あらい こう)