公正価値会計の実務―米国FAS157の総合解説とIFRSアドプション対応

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金子 康則
定価:4,400円(税込)

発行日:2009/04/22
A5判 / 408頁
ISBN:978-4-502-29550-8

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本の紹介
金融危機を誘発したといわれる米国財務会計基準書157号「公正価値測定」各項の解説から開示例、実務上の問題点まで論じる。金融危機後の時価会計をめぐる議論やIFRSへの影響まで詳解。

目次


公正価値会計の実務
目次

 はじめに

第1章 FAS157の公表とその後の公正価値会計に関する
     主要な議論

 1 FAS157の公表
 2 サブプライムローン問題と公正価値会計
 3 公正価値会計に関する主要な議論内容
   (FAS157公表から2008年8月まで)
  (1) CAQの白書
  (2) 金融安定化フォーラム(FSF)の要求
  (3) Fair Value Roundtableでの議論 ……ほか
 4 公正価値会計に関する主要な議論内容(2008年9月以降)
  (1) SECのCFO宛レター
  (2) SECとFASBのプレスリリース
  (3) IASBの対応 ……ほか

第2章 公正価値会計の理論的背景
 1 公正価値と時価の定義
  (1) 公正価値の要件
  (2) 公正価値とFair market value(公正市場価値)の相違
 2 取得原価主義会計 vs. 公正価値会計の図式
  (1) 測定時点の違い
  (2) 取得原価主義会計が公正価値会計と整合的とする説の論拠
  (3) 金融商品と非金融商品の違い
 3 FAS157以前の米国における公正価値の議論
  (1) FASB概念基準書第7号
  (2) 米国における金融商品に関する公正価値会計の適用
 4 公正価値オプション(Fair Value Option; FVO)
  (1) 公正価値オプション
  (2) 自社負債の時価評価と自社の信用リスクの考慮
  (3) 貸出金についてのFVO適用
 5 米国における非金融商品に関する公正価値会計の適用

第3章 FAS157の解説
 1 FAS157の特徴
 2 キーワード:新規導入された重要なコンセプト
 3 FAS157の構造
 4 FAS157適用フローチャート
 5 FAS157 項目別解説
  (1) 項目1:FAS157の目的
  (2) 項目2:適用範囲
  (3) 項目3:公正価値の定義および出口価格
  (4) 項目4:評価・会計単位
  (5) 項目5:主要な市場(または最も有利な市場) ……ほか

第4章 FAS157に基づく開示例
 1 FAS157の開示要請事項
 2 FAS157に基づく開示例
 3 SECの開示ルール
 4 主要金融機関の信用リスク関連開示

第5章 公正価値測定とその開示に関する実務上の問題点
 1 会計基準の解釈に伴う問題点
  (1) 市場参加者の仮定
  (2) 秩序ある取引,投げ売り取引・強制取引
  (3) Day one gain/lossについて
 2 レベル2からレベル3への格下げ(またはその逆の格上げ)の判断
 3 非流動的な市場に直面したもとでの情報の入手可能性
 4 非流動的な市場に直面したもとでの実務の不統―
 5 IASBの専門家諮問グループ「活発でなくなった市場における
   金融商品の公正価値測定と開示」の公表
  (1) 公正価値測定の目的
  (2) 商品の理解
  (3) 市場の情報の評価 ……ほか
 6 企業価値評価における評価専門家の利用
  (1) バリュエーション・スペシャリスト(評価専門家)の利用
  (2) 評価専門家の要件
  (3) 米国における評価専門家資格
 7 公正価値評価方法に関する基準
  (1) FASBのValuation Resource Group(VRG)
  (2) 評価問題審議部会(Appraisal Issues Task Force;AITF)
  (3) Appraisal Foundationのベストプラクティス・ワーキンググループ
                                     ……ほか

第6章 IFRSとのコンバージェンス
 1 IFRSとU.S.GAAPの公正価値測定に関するコンバージェンス
 2 IFRSとU.S.GAAPの開示に関するコンバージェンス
 3 日本基準の立場
 4 公正価値に関するFAS157・IAS39と日本基準の主要な差異
 5 IASBのディスカッションペーパー「金融商品会計報告
    の複雑性緩和」
  (1) 公正価値以外の測定方法はあるのか?
  (2) なぜ,同じ金融商品について別の会計処理が認められる余地
      があるのか?
  (3) IASBの12の質問 ……ほか
 6 金融危機に対応した金融資産の減損に関する議論とその見直し
  (1) 東京におけるIASB/FASB「グローバル金融危機に対応した
      ラウンドテーブル」
  (2) IFRSにおける金融資産の減損
  (3) 発生損失モデル ……ほか

第7章 日本における今後の公正価値会計導入への備え
 1 公正価値測定に関する意識改革を含めた社内体制(意識改革の
    必要性)
 2 公正価値に関する会計監査
 3 FAS157のレベル3開示に関する誤解
 4 誤解の原因は何だったのか
 5 公正価値の階層について(レベル2と3の区分は
    必要であったのか?)
 6 規制当局の要請:金融機関の金融商品公正価値測定実務に
    関する監督指針
  (1) 原 則 1
  (2) 原 則 4
 7 結びに代えて

 添付資料
  1 SECプレスリリース(ワシントン 9/30/2008)2008-234の主たる
     内容
  2 上級監督者グループ,Leading-practice Disclosures for
     Selected Exposuresの概要
  3 FASBによるFAS157の背景説明(Understanding the Issues May
     2008 “Some Facts about Fair Value”の概要)
  4 公開草案FSP FAS157-e“市場が不活発であるか,取引が
     投げ売りでないかの決定”

 索  引



著者プロフィール 金子 康則(かねこ やすのり)
公認会計士・米国公認会計士(ニューハンプシャー州)
1995年 横浜市立大学商学部卒業,公認会計士2次試験合格,青山監査法人Price Waterhouse(現あらた監査法人)東京事務所入所。
1999年 公認会計士登録。
2003〜2005年 PricewaterhouseCoopers LLP, London, Banking and Capital Market勤務。
2007年 モルガン・スタンレー証券株式会社入社,会計方針部門を担当,現在に至る。



























著者紹介

金子 康則(かねこ やすのり)