持分の会計―負債・持分の区分および資本取引・損益取引の区分

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池田 幸典
定価:5,280円(税込)

発行日:2016/09/28
A5判 / 388頁
ISBN:978-4-502-19471-9

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本の紹介
負債・持分の区分および資本取引・損益取引の区分をめぐる論点を整理し、これらをどう区分すべきか解決策を提示。会計利益計算の基礎概念を究明する渾身の1冊。

目次


持分の会計
─ 負債・持分の区分および資本取引・損益取引の区分 ─
目次

 はしがき
 初出文献一覧/略語一覧/現行会計基準等の表記方法について

 序 章 問題提起と本書の構成
  第1節 本章の目的
  第2節 本書の問題意識
  第3節 本書の目的と含意
  第4節 方法論と研究方法
  第5節 本書の構成

第Ⅰ部 負債・持分の区分および資本取引・損益取引の区分を
      めぐる論点整理 
          
 第1章 問題の背景と現状
  第1節 はじめに
  第2節 負債・持分の区分および資本取引・損益取引の区分の背景
  第3節 負債・持分の区分および資本取引・損益取引の区分に係る
       現状
  第4節 おわりに

 第2章 基準設定主体の動向
  第1節 はじめに
  第2節 分析の枠組み
  第3節 負債・持分の区分および資本取引・損益取引の区分を
       めぐる近年の日本の動向
  第4節 財務会計基準審議会(FASB)における負債・持分の区分
       および資本取引・損益取引の区分の動向
  第5節 国際会計基準審議会(IASB)における負債・持分の区分
       および資本取引・損益取引の区分の動向
  第6節 おわりに

 第3章 問題の全体像の概観
  第1節 はじめに
  第2節 負債・持分の定義およびその組み合わせ方の問題
  第3節 資本取引・損益取引の定義およびその組み合わせ方の
       問題
  第4節 おわりに

 第4章 具体的な項目をめぐる問題の詳細
  第1節 はじめに
  第2節 問題になる項目群と問題にならない項目群に係る
       論点整理の必要性
  第3節 現在問題にならない項目群に関する論点整理
  第4節 現在問題になる項目群に関する論点整理
  第5節 おわりに
  補 注 株主間の富の移転による利得・損失は損益計算書に
       計上しうるか

 第5章 検討課題の整理
  第1節 はじめに
  第2節 これまでの議論の欠陥
  第3節 解決すべき課題は何か
  第4節 おわりに─問題解決のための道筋─

第Ⅱ部 負債・持分および資本取引・損益取引の定義と区分の
      あり方をめぐる理論的検討
      
 第6章 負債および持分の概念規定のあり方をめぐる検討
  第1節 負債・持分の区分の会計問題における負債と持分の
       概念規定問題の位置づけ
  第2節 負債と持分の概念規定をめぐるこれまでの議論
  第3節 負債概念と持分概念の組み合わせのあり方
  第4節 負債および持分の概念規定のあり方をめぐる問題
  第5節 負債確定アプローチおよび持分確定アプローチの問題 
  第6節 問題はどうすれば解決するか
  第7節 持分概念と株式の分離と負債概念・持分概念をめぐる
       議論の単純化

 第7章 負債の定義の解釈および適用についての検討
  第1節 負債の定義の適用に関する疑問
  第2節 負債概念の展開
  第3節 自社株式の交付によって決済する義務に係る会計問題
       ─負債の定義の適用方法をめぐって─
  第4節 自社株式の交付によって決済する義務を負債とみなす要件
  第5節 結論と含意

 第8章 会計目的・会計主体・持分概念・資本取引の関係のあり方に
       関する検討
  第1節 はじめに─持分概念をめぐる問題点─
  第2節 会計目的と持分概念の関係に関する整理
  第3節 会計目的に関する検討
  第4節 受託責任会計における委託者は誰か
  第5節 委託者の請求権としての持分概念
  第6節 委託者との取引としての資本取引概念
  第7節 おわりに

 第9章 負債・持分および資本取引・損益取引はどのように区分
       すべきか
  第1節 はじめに─利益計算の体系構築にむけて─
  第2節 基礎概念の検討─会計目的と会計主体,負債・持分,
       および資本取引・損益取引─
  第3節 負債・持分の区分および資本取引・損益取引の区分の
       あり方
  第4節 定義の適用をめぐる問題
  第5節 定義の具体的適用の方法─具体的事例を素材として─
  第6節 おわりに

 第10章 その他の包括利益とリサイクリング
  第1節 区分問題としてのその他の包括利益問題
  第2節 包括利益をめぐる経緯─ FASB の場合─
  第3節 評価・換算差額はどこで認識するか
  第4節 リサイクリングの簿記的考察
       ─リサイクリングの本質とは何か─
  第5節 2つの利益概念の混在に対する解釈
  第6節 本章の結論と含意

 第11章 非支配株主持分をめぐる会計問題
  第1節 はじめに
  第2節 非支配株主持分の扱いをめぐるこれまでの議論
  第3節 連結財務諸表の作成目的と会計主体
  第4節 支配の意味
  第5節 非支配株主持分は負債か持分か
  第6節 おわりに

 終 章 本書の結論と今後の展望
  第1節 本書の結論
  第2節 本書の含意
  第3節 今後の展望
  第4節 残された課題

 参考文献

 索  引




著者プロフィール 池田 幸典 (IKEDA,Yukinori)
愛知大学経営学部教授
1974年 大阪市に生まれる。
1997年 京都大学経済学部卒業。
2002年 京都大学大学院経済学研究科博士後期課程修了,京都大学博士(経済学),
帝京大学経済学部専任講師,高崎経済大学経済学部専任講師,同助教授,同准教授,愛知大学経営学部准教授を経て
2014年 愛知大学経営学部教授,現在に至る。

〈主要著書〉
『国際財務報告の基礎概念』(共著,中央経済社,2014年)
『資本会計の課題』(共著,中央経済社,2008年)
『偶発事象会計の展開』(共著,創成社,2007年)




















著者紹介

池田 幸典(いけだゆきのり)

担当編集者コメント
資本取引・損益取引の区分は、古くからある議論です。一方で、著者が書いているように、会計の概念が資産・負債アプローチへ変わってくるまでは、負債・持分の区分についてはあまり論じられてきませんでした。しかしながら、昨今の金融市場の発達に伴って様々な金融商品が開発されており、これらの会計処理について対応が必要となってきました。
本書は、この古くて新しい論点を取り扱った力作です。理論を積み重ねて、1つひとつピースを埋めるように議論を進める真摯な姿勢が、編集作業をしながらひしひしと伝わってきました。
是非、ご一読頂ければと思います。