夜11時からのビジネス会計トレーニング
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- 企業活動と会計数字の因果関係が理解できていないと、会計は理解できない。これだけは理解しておきたいというビジネス会計のエッセンスを、設例等を交えながら14夜で伝授。
目次
夜11時からのビジネス会計トレーニング
目次
はじめに 〜Midnightに数字と向き合う〜
第１夜 全体論～会計知識の使いどころを知る
１ 戦略策定に欠かせない会計知識
２ 数字は２つの観点で追う
３ 誰でもキャッシュ・フロー思考
４ 売上が増えると，どういった意味で嬉しいのか
第２夜 売上総利益，営業利益
～利益と顧客価値との関わりを考える
１ 売上総利益が示すもの
２ 株主が営業利益を重要視する理由とは
３ EBITDAって，なに？
４ 担う機能と儲け方の違いを考える
５ 食品業界のバリューチェーンを例に
第３夜 損益分岐点分析～知らなかった活用術を理解する
１ 損益分岐点の“正しい”活用方法
２ 損益分岐点の“意外な”活用方法
第４夜 経常利益～ビジネスを行う舞台は整っているか
１ 「営業外」という欄の経営上の意味
２ 企業活動のパフォーマンス評価にこの数字
３ グループ経営の状況はこんな数字に表れる
４ 借金の規模に見合う儲けが出ているかを考える
第５夜 最終利益～株主の目になって考えてみる
１ 最終利益は誰のもの？
２ 株主還元は十分かな？
３ 株主が評価する利益／しない利益
４ 株主からの人気投票？
第６夜 人と商いとおカネの効率
～あなたの会社のストックとフローは効率的か
１ ストックとフロー，それぞれの性格
２ 人の効率
３ 商いの効率
４ お金の効率
第７夜 固定資産～長期投資の活用度を評価しよう
１ 設備と権利と出資，それぞれの意味合い
２ 購入した資産がきちんと活用されているかを評価する
第８夜 長期性資産のわな～固定資産にまつわる３大ホラー話
１ 繰延税金資産の逆襲
２ 資産が暴落する日
３ 悪化が改善に見えてしまう怪
第９夜 会社の値段～株価の上下とのれんのインパクト
１ 会社の値段はどう決める？
２ 株価が上下するメカニズムと会社の値段
３ のれんのインパクト
４ 買収か？ 資本参加か？会計への影響から考える
第10夜 財務基盤～企業を永遠に存続させる安定性の要素
１ 経営の一番のミッションって？
２ 財務基盤はここでチェックする
３ 資金調達の選択肢と選び方
第11夜 キャッシュ・フロー
～経営の実情を教えるシンプルな羅針盤
１ キャッシュ・フロー計算書はなぜ必要か？
２ キャッシュ・フロー計算書のロジック
３ キャッシュ・フロー計算書の目の付けどころ
第12夜 IR（情報開示）～投資家と対話するお作法とは
１ 株価は経営の羅針盤なのだ
２ 事業計画とキャッシュ・フローは一卵性双生児
３ IRとは，お財布に訴えるプレゼンテーション
第13夜 有価証券報告書～企業実態をサクサク読み解く
１ 有価証券報告書は情報の宝庫！
２ ここには，こんなことが書いてある～その構成について～
第14夜 ビジネス会計の世界観
～数字がつながる経営を目指そう
１ キャッシュ・フロー経営の意味がわかった！
２ 時間をさかのぼる思考
著者プロフィール
玉木 昭宏（たまき あきひろ）
株式会社サイファ 代表取締役
米国公認会計士
1966年東京都生まれ。立教大学社会学部卒。
1994年，デンバー大学経営大学院にてMBA取得後，プライスウォーターハウス・ニューヨーク事務所に入所。日米大手企業の会計監査，コンサルティングに従事する。
その後，有限責任監査法人トーマツなどを経て，
2006年，株式会社サイファを設立。
大手企業の幹部候補者や管理職を対象に，事業戦略立案，財務分析などをテーマにした企業研修およびコーチングを行う。エイベックス･グループ･ホールディングス社外監査役，SBIホールディングス社外取締役，ドワンゴ社外監査役，立教大学大学院経済学研究科講師を兼任。