企業内プロフェッショナルのためのM&Aの技術

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四方 藤治

定価(紙 版):3,080円(税込)

発行日:2013/02/22
A5判 / 276頁
ISBN:978-4-502-06640-5

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本の紹介
日産自動車で200以上の案件を経験した著者が、その経験から得たM&Aを成功させるための勘所を解説。「M&Aの現場」で実際に役に立つノウハウ、知識、考え方がわかる。

目次


企業内プロフェッショナルのための
M&Aの技術

目次

序 章 何のためにM&Aをするのか?
 1 M&Aの動機は,本当に「時間を買う」ため?
 2  M&A活動の最終目標は,組織デザインの再設計
 3  M&Aのガバナンスは,「長ロ ング アンド ワインディング ロード
    く曲がりくねった道」

第1章 M&A担当者の心得―その難しさと勘違い
 1 M&Aの3つの定義
  ⑴ 形式的定義「M&Aとは支配権の移動である」
  ⑵  機能的定義「M&Aとは組織デザインの再設計である」
  ⑶ 実践上の定義「M&Aとは総合格闘技である」
 2 事業法人におけるM&A
  ⑴ M&Aは高度な投資行動である
  ⑵ M&Aとガバナンスの接点
  ⑶ NPVによる事業リスク分析の意義 ……ほか
 3 避けられない利益相反関係
  ⑴ 利益相反関係と利害衝突からは逃げられない
  ⑵ 利害調整の原則―「アメとムチとモニター」
 4  「くっつけ過ぎると分け難い」統合シナジーと分離ディスシナジー
  ⑴ シナジーの意味
  ⑵ 分離ディスシナジー
  ⑶  事業の「モジュール化」,「クラウド化」とエージェンシー問題
 5 M&A活動のおもしろさ
  ⑴  高度な専門性,ダイナミズム,創造性,個別性とM&Aの
     コンピタンシー
  ⑵  会社組織のコア・コンピタンシーとしてのM&A
  ⑶ M&Aは企業価値を向上させる

第2章 効率的なM&Aのための実務プロセス
 1 M&Aプロセスの要点
  ⑴ 事業戦略とM&A戦略の出会い
  ⑵ 競争優位な組織デザインこそM&Aの第一歩
  ⑶ シナジーは幻想か? ……ほか
 2 実践的手法
  ⑴ M&A戦略はこうして作る
  ⑵ 事業4流分析「商流,物流,情報流,資金流」
  ⑶ 過去のM&A案件における課題と教訓
 3 実践からの教訓
  ⑴ M&A活動の多様な課題
  ⑵ 適切な実行体制
  ⑶ タンデム・アプローチは有効 ……ほか
 4 これからのM&Aが直面すること
  ⑴ 企業価値評価過程の開示
  ⑵ 環境問題
  ⑶ 競争法 ……ほか

第3章 企業価値とは何か?
 1 わかっているようで,わからない企業価値
  ⑴ 「企業の価値」とは
  ⑵ 株式価値や株式価格とは違う「企業価値」
  ⑶ 株式価値に含まれるもの ……ほか
 2 企業価値評価(ヴァリュエーション)の実際
  ⑴ ヴァリュエーションは非科学的なのに?
  ⑵ 代表的なヴァリュエーション手法の使い勝手
  ⑶ ヴァリュエーションではここに注意 ……ほか

第4章 コーポレート・ガバナンスとM&A
 1 コーポレート・ガバナンスとは何か?
  ⑴ コーポレート・ガバナンスの定義
  ⑵ コーポレート・ガバナンスの2つのアプローチ
  ⑶ 3つの問題領域;目的,方法,主権者
 2  なぜコーポレート・ガバナンスが問題となるのか
  ⑴ 「所有と経営の分離」
  ⑵ 「エージェンシー問題」
 3  コーポレート・ガバナンスを考えるときの,2工程3区分
  ⑴  意思決定の「内容」と意思決定の「過程」の2工程
  ⑵ 違法,不当,正当の3区分
 4 M&Aとコーポレート・ガバナンス
  ⑴  コーポレート・ガバナンス問題が避けられないM&A活動
  ⑵  M&Aにおけるコーポレート・ガバナンス問題の2つの形態

 終 章 M&Aは格闘技である

 索 引


著者プロフィール 四方 藤治(しほう とうじ)
日産自動車株式会社 前M&A支援部理事
1977年京都大学法学部卒業,2011年早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了。
1977年日産自動車(株)入社。
海外部,欧州部,財務部,部品部等を経て1991年より欧州(オランダ)の海外子会社で7年間勤務。
1998年本社帰任後,「日産リバイバルプラン(NRP)」や「日産180」計画などコーポレート・プロジェクト・メンバーの一員として,カルロス・ゴーン社長が推進した子会社・関連事業売却,AT(自動変速機)事業再編や中国・東風汽車集団との合弁会社設立交渉など様々な事業再編案件を担当。
CEOオフイスでのCFT活動事務局やLCV(小型商用車)事業部の立上げに参画後,2005年初のM&A活動専門部であるM&A支援部を設立し,事業買収・売却や組織再編の発掘・審査・提案・実行の責任部署として様々な案件を推進。
手がけた案件は累計200件を超える。
早稲田大学ファイナンス総合研究所招聘研究員,中央大学大学院国際会計研究科兼任講師。
元内閣府経済社会総合研究所M&A研究会委員。






















著者紹介

四方 藤治(しほう とうじ)

担当編集者コメント
企業がM&Aを行う動機には「時間を買うため」「シナジー効果を得るため」「事業リスクの分散」といったそれらしい言葉が並びます。しかしながら、実際に複数の企業を統合し、その関係を長期的に維持し、なおかつ企業価値を上げるというのは並大抵のことではありません。
本書は、日産自動車株式会社のM&A支援部長として200以上の案件に携わった著者が、その経験から得た「事業を成功させるためにこそ」必要なM&Aの視点や知恵を解説しています。
著者から
筆者はM&Aに関連する様々な学問を専門に研究する者ではなく、本書は実務家としての乏しい理解と知識の一端を披露しただけにすぎないかもしれません。
しかしながら、実際の実務経験から紡ぎだした雑多な知見や一方的意見・感想は、実際に実務に関わることになる同じ立場の方々にとって何がしかの実務上の参考になると思いますし、そうであれば望外の幸せです。