

- 本の紹介
- 消費税率の引上げを含む改正消費税法が8月22日に公布された。税率引上げ等に伴う経過措置、価格転嫁、システム改定などの実務問題をわかりやすく解説。改正全条文も掲載。
- 担当編集者コメント
- 消費税の税率アップは世間に知れ渡ったものの、その改正内容は、それ程詳細には決まっていないこともあり、全体像が見えづらいとの指摘があります。
そこで、改正法が公布された段階で、ある程度整理が必要と考えました。
詳細な規定は、施行日までに法令改正等で決まっていくのでしょうが、とりあえず、2012年10月現在の消費税情報をお伝えします。
- 著者から
- 消費税増税は長期化する日本のデフレ経済にどのような影響を与えるか心配されるが、そのほかにも、次のような問題点がある。
①価格転嫁がスムーズに行えるかが疑問であり、特に中小企業にとって重要。
②2段階の税率引上げなので経過措置が複雑になる。
③価格設定、システム対応、メンテナンスなど事務負担の増大。
④住宅ローン減税と自動車取得税等の廃止の問題。
⑤益税、租税回避策への対応。
⑥低所得者対策、逆進性対策への対応
本書は、このような消費税改正の様々な問題点を改正論議の資料も織り込みながら、わかりやすく解説し、その全体像を明らかするものである。