コーポレート・ガバナンスの展望

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神田 秀樹
小野 傑
石田 晋也

定価(紙 版):3,520円(税込)

発行日:2011/06/30
A5判 / 312頁
ISBN:978-4-502-04440-3

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本の紹介
東大大学院が各界の論客を招聘した連続講義の書籍化。国際ビジネスの世界で異端視される日本企業の特殊性を浮き彫りにし、信頼されるガバナンス構築のため克服すべき問題の本質を明らかにする。

目次


コーポレート・ガバナンスの展望
目次

 はしがき─神田 秀樹 

第1章 上場会社に求められるコーポレート・ガバナンスの向上
      ─静 正

 1.東証がガバナンス向上に取り組む背景
 2.コーポレート・ガバナンスとは何か
 3.東証によるガバナンス向上に対する取組み
 4.上場会社のコーポレート・ガバナンス原則
 5.コーポレート・ガバナンス報告書から見えてくる特徴
 6.企業行動規範の制定
 7.上場審査や支配株主との取引の開示
 8.投資家向け意見募集
 9.ダイリューション問題への取組み
 10.独立役員の導入
 11.二つのポイント
 12.質疑応答

第2章 資本市場とコーポレート・ガバナンス─大楠 泰治
 1.はじめに
 2.「会社は誰のものか?」─神学論争
 3.OECDのコーポレート・ガバナンス原則
 4.資本市場とコーポレート・ガバナンス
 5.M&Aとコーポレート・ガバナンス
 6.M&Aからの視点における留意点
 7.敵対的M&A─究極のコーポレート・ガバナンス問題
 8.質疑応答

第3章 会社法制における親子関係見直しの論点─奈須野 太
 1.はじめに
 2.議論の経緯
 3.「公開会社法」構想
 4.親会社株主の保護
 5.株主権の縮減─論点1
 6.多重代表訴訟─論点2
 7.子会社株主・債権者の保護について
 8.「退出権」の検討
 9.質疑応答

第4章 コーポレート・ガバナンス論の系譜─花崎 正晴
 1.近代経済における所有と経営の分離
 2.コーポレート・ガバナンスの出発点─エージェンシー問題への対応
 3.コーポレート・ガバナンス論の発展
 4.コーポレート・ガバナンス論の新潮流
 5.コーポレート・ガバナンスの展望
 6.質疑応答

第5章 「親子上場」問題について─太田 洋
 1.持株会社の形態
 2.「親子上場」問題の所在
 3.諸外国の状況
 4.親子上場の解消方法
 5.会社法制見直しに関する議論
 6.質疑応答

第6章 コーポレート・ガバナンス─会計不正を許さぬ仕組み
      ─友永 道子

 1.会計不正はどうすれば防げるか
 2.監査の有効性を高める方策
 3.会社側のガバナンス
 4.日本公認会計士協会による提言
 5.各界の意見
 6.国際的な同等性評価の問題について
 7.法制審議会・会社法制部会における議論
 8.論点の整理
 9.質疑応答

第7章 金融・資本市場の発展に向けたガバナンスの役割
      ─杉浦 秀徳

 1.はじめに
 2.コーポレート・ガバナンスの意味と目的
 3.日本企業が指摘される問題点
 4.2010年以降の動きと今後に向けて
 5.日本株投資家の日本企業への見方
 6.日本企業のコーポレート・ガバナンスへの取組み
 7.本章のポイント
 8.質疑応答

第8章 金融システムとコーポレート・ガバナンスの改革
      ─池田 唯一

 1.議論の背景
 2.金融審議会スタディ・グループ報告のポイント
 3.取締役会のあり方
 4.株主によるガバナンスと債権者によるガバナンスの比較
 5.若干の感想と今後の取組み
 6.質疑応答

第9章 経済理論から見たコーポレート・ガバナンス─柳川 範之
 1.プリンシパル・エージェントモデル
 2.再交渉と事後的交渉力
 3.権限移譲の問題
 4.少数株主保護の問題
 5.誰がプリンシパルか
 6.質疑応答

 あとがき─石田 晋也


著者プロフィール <編者紹介>
神田秀樹

小野  傑

石田晋也





















著者紹介

神田 秀樹(かんだ ひでき)

小野 傑(おの まさる)

石田 晋也(いしだ しんや)