ビジネス法務2024年8月号

定価(紙 版):1,800円(税込)

発行日:2024/06/21

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本の紹介
より詳しい内容を、本誌ウェブサイト(https://www.chuokeizai.co.jp/bjh/)にて紹介しています。

【特集1】
法務実務が「動いた」判例


日々,全世界の裁判所で数多くの判例が生まれています。それらのすべてを追いかけることは時間もかかり,難しいことと思われる一方,国内外で実務上「これだけは見逃せない」ものもいくつも出されています。
そこで,今月号では,百戦錬磨の執筆陣が「実務に大きな影響を及ぼし,また,今日にも影響を及ぼし続けている判例」,または,「将来において大きな影響を及ぼしうる判例」を選りすぐりました。あらためて,判例が実務に及ぼす影響について再確認してみましょう。

(執筆者)
三笘 裕/松本真輔/菊地 伸/太子堂厚子/早川 学/髙山崇彦/島田邦雄/井村 旭/若林弘樹/菊地 諒/中島 茂/結城大輔/武井一浩

【特集2】
「グリーンウォッシュ」リスクと対策


「グリーンウォッシュ」に対する規制強化や訴訟リスクの高まりが顕著です。COP27における演説でグテーレス国連事務総長は「We must have zero tolerance for net-zero greenwashing(私たちは,ネットゼログリーンウォッシングを決して許してはならない)」と断じましたが,それ以降企業によるグリーンウォッシュに対して世間の目は確実に厳しくなり,いまや企業経営上の重要なコンプライアンス問題にまで発展しています。
そこで,国内外においてその動向が注視されており,「知らない」では済まされないグリーンウォッシュの最前線に迫ります。

【座談会】
景品表示法の最新動向をふまえた実務対応と課題
――No.1表示・ステマ規制・AI時代の広告

景品表示法をめぐる実務が活発化しています。
2023年10月にいわゆるステマ規制が施行され,本年に入ってからは「No.1表示」の執行事例が相次ぎました。法改正による規制強化や当局の法執行の運用が厳格化するなか,事業者の対応が急務となり,また,昨今は生成AIによる偽情報・誤情報の影響も懸念されます。
本座談会では,広告規制をめぐる近時の実務論点と今後の法制度を検討します。

(登壇者)
染谷隆明(司会)/板倉陽一郎/大屋雄裕/若松 牧/渡辺京子

【新連載】
・事業展開×知財×法務

【Lawの論点】
飯田秀総「近時の公開買付け事例の分析――ニデックのTAKISAWA買収における論点」

【実務解説】
・解説 企業価値担保権制度の創設
 ――事業性融資の推進等に関する法律案
・広告主目線で考える
 広告出演契約のチェックポイント

【特別収録】
・ビジネス実務法務検定試験Ⓡ 1級/2級演習問題