飛躍するチャイナ・イノベーション―中国ビジネス成功のアイデア10

藤村 幸義 編著
雷 海涛 編著

定価(紙 版):2,860円(税込)

発行日:2019/04/11
A5判 / 232頁
ISBN:978-4-502-29641-3

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本の紹介
目覚ましい経済成長を続ける中国で日本企業が成功するためのアイデアを探る。現時取材や成功・失敗の事例や企業トップ・若手ビジネスマンへのインタビューを多数掲載。

目次



飛躍するチャイナ・イノベーション
―中国ビジネス成功のアイデア10
目次

Ⅰ 変わる中国
1 沸騰する深圳:「チャイナ・イノベーション」の最前線を見る
 (1)深圳の発展段階
 (2)ベンチャー支援の仕組み
 (3)成長したベンチャー企業
 (4)深圳のこれからの課題
2 動き出した「一帯一路」:巨額の資金投入
 (1)資金の出所
 (2)チャンスとリスク

Ⅱ 変わらない日本
1 中国ビジネスの現場にも異変
 (1)現地と本社の間に気まずい雰囲気
 (2)抜け落ちた「グローバル」視点
2 日系企業名なぜ撤退したか
 (1)6社の撤退事例
 (2)撤退理由の分析
3 携帯電話に見る敗退の要因
4 進出日本企業はEV時代を乗り越えられるか
 (1)自動車産業を取り囲む環境
 (2)中国の取組み
 (3)外資自動車メーカーの動き
5 日本的経営の再考
 (1)現地の中国人人材をどのように活用するか
 (2)現地化を徹底するか,本社のコントロールを維持するか
 (3)意思決定と実行までの過程とスピード

Ⅲ 新局面の中国ビジネス:ヒントを探る
1 トップ経営者に聞く
 (1)川名浩一(日揮株式会社副会長)
 (2)大谷裕明(YKK株式会社代表取締役社長)
 (3)巌浩(EPSホールディングス代表取締役会長)
 (4)小澤秀樹(キヤノン株式会社副社長,
   キヤノン中国有限公司社長)
2 チャンスをつかんだ日本企業
 (1)東レ:「付加価値の高い汎用品」で差別化図る
 (2)資生堂:「消費者のレベルアップ」に着目
 (3)ダイキン:業務用エアコンにターゲットを絞り込む
 (4)森松工業:「事業は人なり」を実践
3 若手ビジネスマンに聞く
 (1)日中ビジネスの違い
 (2)日中がそれぞれ改めるべき点
 (3)日本の優位性は何か

Ⅳ 新局面の中国ビジネス:10のアイデア
1 現場をこの目で見て,「対中観」の再点検を
2 今こそ「米国追従」からの脱却を
3 社長が先頭に立ってリーダーシップを発揮
4 日本の若者よ,リスクを恐れず立ち上がれ
5 形式にこだわらない新たな日中交流ののパイプ
6 日本は「消費者ニーズ」にもっと敏感に
7 小粒でもピリリと辛い「日本のシリコンバレー」を作ろう
8 イノベーション都市・深圳で,現地発の商品を開発しよう
9 よりグローバルに「第三国ビジネス」を見つけ出そう
10 「一帯一路」にも協力のチャンスはある




著者プロフィール
藤村 幸義(ふじむら たかよし)
拓殖大学名誉教授

雷 海涛(らい かいとう)
桜美林大学教授

平沢 健一(ひらさわ けんいち)
G&Cビジネス代表

江越 眞(えごし まこと)
監査法人アヴァンティアシニアアドバイザー

菅野 真一郎(かんの しんいちろう)
東京国際大学客員教授

小山 雅久(こやま まさひさ)
三菱商事地域総括部グローバル調査チーム



著者紹介

藤村 幸義(ふじむら たかよし)

雷 海涛(らい かいとう)